松智洋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
家族での旅行が、気が付けば異世界に漂流。
そこにいたのは、一人の女の子。
まったく言葉は通じないわ、お荷物状態だわ、な一家。
すぐにどうにかなりますけど、何か出来る事がある、と
焦るのは憶えがあります。
うっかりそこに固執するのも…自信の拠り所が欲しいから。
とはいえ、そのために周りが見えなくなると困りものです。
家族全員に、先住民たる女の子が一人。
言葉が通じなくても…な状態ですが、後半では
またそこに仲間が増えたり。
誰もいない場所は寂しいですが、平和でもあります。
争う相手がいませんから。
そういう意味では、あちらで何があっても
何の問題もない、と言えます。
一体彼らは還る事ができ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
今回の絵師は、『ぱにぽに』の氷川へきるです。
巧たちは3年生となり、千世は迷い猫同好会の新入部員獲得のための計画を練ります。ところが、生徒会長の武襲大厳寺龍子(ぶしゅうだいげんじ・りゅうこ)に活動を妨害されてしまいます。怒り心頭の千世は、柴田を生徒会長に立候補させることにします。
一方、ストレイキャッツでは、またしても乙女姉さんが家を出てしまいます。ここでも千世は、ストレイキャッツのために春のセールを企画し、成功させます。
こうして、いつになくハイ・テンションで活動をこなす千世ですが、巧たちは、そんな彼女の様子にどこかしら危ういものを感じ始めます。そして、やがてその理由が明らかになります -
Posted by ブクログ
前半は、巧たちが修学旅行で京都に出かける話。後半は、乙女姉さんの婚約者と名乗る音楽プロデューサー須藤エイジが鈴音町にやってきたことがきっかけで、迷い猫同好会のメンバーたちの心が揺さぶられる話。このエピソードを通して、十和野心が自分の想いを巧に伝えようと、前に進むことになります。
前半のハイ・テンション・ラブコメは、さすがの安定感。ただもう少し千世の気持ちを大切に描いてほしかったという気がします。最後のややシリアスめいた展開は、かなり雑に片づけられていたので、少し残念です。
後半は、巧と心の気持がていねいに描かれていて、好印象でした。エイジが乙女に指摘されて秘書のジェシカの気持ちに気づくとこ -
Posted by ブクログ
クリスマス直前、ストレイ・キャッツはケーキの準備に追われています。そんなときにも乙女姉さんは通常運転で、とつぜん姿を消したかと思うと、金髪美幼女と見せかけてじつは少年のクリス・ロンドをつれて帰ってきます。迷い猫同好会のメンバーたちはクリスの尋ね人を探し歩きつつ、文乃、千世、希の3人はたがいに神経戦を繰り広げながら巧へのクリスマス・プレゼントの用意しなければならず、さらに芹沢教会でおこなわれるクリスマス・イベントの準備も重なって、大忙し。というか、ちょっとストーリーがゴタゴタしすぎのように感じました。
とにかく「いい話」です。おなかいっぱい、胃もたれしそうなくらい。
「家族」という重いテーマ -
Posted by ブクログ
ロボットになりたい少女と人間になりたいロボットが織り成す、日常系学園ハートフルラブコメ。
「迷い猫」や「パパ聞き」の作者、松智弘さんの作品ってことで日常は楽しく、最後はキレイに決めると思っていたんだが…意外と淡々と進んだ印象。
裏表紙に書いてあった設定が中盤でやっと出てきたりとなんかちぐはぐな印象を受けました。
いっぱい書いたけど、削って行くうちに失って、色気(?)を出すためにプールシーンを入れたらまた削ってまた失くしたような…。
ロボットものってロボに心とか人格を求めることが多いけど、もっと大逆転な展開がないと結末は似通ってきちゃうんだよね。 -