松智洋のレビュー一覧
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「パパのいうことを聞きなさい! 」のタイトルから、主人公:瀬川雄太の年齢は結構高めかな?と思いきや、なんと大学1年生。
父親として若すぎるとは言い切れませんが、3児の父親としては無理があるでしょう。普通は。
彼の姉が、小鳥遊の旦那さん共々飛行機事故で行方不明。
残された3人の娘たちは、親族の協議で別々に引き取られる形で話し合いが進みます。
それを良しとしない雄太は、三姉妹をつれて自分が住むアパートに連れ帰り、ここに奇妙な同居生活が始まります。
小鳥遊三姉妹は、空:14歳・美羽:10歳・ひな:3歳児ですので、「パパ」の呼称はいささか早い気がしますね。
実際、美羽ちゃんは「おじさん」と割り切 -
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前巻での夏帆さんの真意が分かるお話。なので、セットで読むことをオススメする。というより、そうしないと話が繋がらない。
また委員長・鳴子叶絵の男前振りが発揮された話でもある。
3学期の間だけという短い期間に入部した夏帆さんと珠緒先輩。
彼女たちの卒業式を無事に終え、ドイツへ留学するという夏帆さんの「思い出」作りのため、卒業旅行を企画する迷い猫同好会。
しかし、これら迷い猫同好会へ入部から始まる一連の出来事が、夏帆さんが仕組んだ思惑であることに、誰も気づけない。
が、ただ一人、文乃だけが気づいた。バレンタインでの夏帆との一件を巧から聞くことで。
文乃の性格を利用し、言葉上手に巧を誘導し、巧も -
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今回は希メインのお話。「家族」について考えさせられた1冊でもあります。
1巻でストレイキャッツに拾われてきた迷い猫・霧谷希。
実のところ、彼女の過去は先の2冊では不明のままでした。
今回はその辺りも判明するだけでなく、希が文乃と千世に爆弾を投下する、ひとつのターニングポイントともいえる。
折りしも梅ノ森学園は体育祭を迎える時期。
が、どこをどうトチ狂ったか、巧を巡る二人三脚が、あっと言う間に千世率いるブルマ派と、文乃率いるスパッツ派に分かれての学園騒動に発展。なんともノリの良い学園です♪
流されまくりの巧はともかく、どちらかに決められないのが、もう一人。霧谷希だった。
事は彼女の過去、家 -
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ちっこい唯我独尊の暴君お嬢様、梅ノ森千世がメインのお話。
巧たちと遊ぶために千世が作ったサークル。でも、ストレイキャッツを切り盛りしなければならない巧たちにとっては、それどころではないと、ついついおざなりにしてしまう
千世がサークルを作った本当の意味を理解できないままに。
そこに、千世の友人(?)たる竹馬園夏帆が良案を持ってくるのだが、千世の思いと巧たちストレイキャッツの面々の思いとはすれ違うばかりで・・・
結局、千世も迷い猫だったんですね。
彼女の「お手」がどういう意味だったのか、彼女が理不尽な暴君で見られていたことさえも。
全ては寂しさから来た迷い猫。ストレイキャッツに魅かれてきた迷 -
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好ペースの2冊目。同著者の「迷い猫」に比べると、異様にペースが速かったのは絵師さんとの都合らしい。
小鳥遊家での共同生活が始まり1ヶ月弱、今回はどちらかというと祐太中心ではなく、空ちゃんと小鳥遊家周辺のお話。
祐太たち多摩文学院大学・ロ研の面子も学園祭も控えているので、万事が三姉妹中心ではありませんが、空ちゃんの学校生活・近所付合いから新キャラが多数出演。
その中でも折込ピンナップには、何気に思い込んだら一直線のお二人、前島大機君と北原栞嬢が描かれています。
まぁ、この二人が絡んでこその今作ではあるので当然のことです。
さて今回、祐太も知らなかった祐理さんの過去がひとつわかります。
それ -
- カート
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試し読み
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「感動」のベクトルと「バカ」の両方のベクトルで、だんだんクオリティが上がってきているような気がします。
女子生徒の体操着をブルマにするかスパッツにするかで、学園中を巻き込んだ大騒動になります。この「バカ」の方向への振り切れっぷりが気持ちいいです。とくに家康がいい仕事をしています。
そんな中で、仲間とともにいるための場所を守るために、希が孤軍奮闘します。個人的には、この場面が本巻のヤマ場だと感じました。その裏で希の過去が明らかになるストーリーが展開されるのですが、こちらはわりとあっさり片づけられていて、重苦しくなりすぎていないのも好印象です。 -
- カート
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試し読み
ネタバレ 購入済み久しぶりに泣きました
久しぶりに泣きました、
家族、仲間、
改めて大切にしたいと思いました
読んでください
できれば一巻から、
心が、優しくなれます -
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Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
美羽と莱香さんがモデルに!?
今巻は美羽とサーシャさんがメイン。
相変わらずの小鳥遊家の信頼関係が素晴らしい。
取り戻しつつある「普通」が壊れるのを恐れて祐太が美羽にモデルを辞めるように言っても、文句を言うのではなく理由を聞く美羽。謝らなくていいんです、と。叔父さんはいつだって私たちのことを考えてくれいることを知っていますから、と。
もうね。美羽ちゃん良い子すぎるよ!空ちゃんもひなもだけど出来すぎだよ!そりゃあ祐太もこの子達のことばかり考えるのも納得だ。
この作品のテーマである、家族や親子の「絆」にはやっぱりジーンとくるね。自分、こういう話に弱いです(ノД;)
ただ毎 -
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