草野來のレビュー一覧
-
-
購入済み
素晴らしい！
この時代を背景に、良く纏められた内容！この時代の男達の傲慢な思想に振り回された女の環境を良く表現してあり、その中に抗えない男女の情を編み込んだ素晴らしい作品です。
-
ネタバレ 購入済み大好きな作家さんです
うまくいってよかったです。（そうなるとは思っていましたが 笑）身も心も結ばれた2人にこの先何が起きるのか。。楽しみにしています。
まさか終わりじゃないですよね？？ -
-
ネタバレ 購入済み新ジャンル堪能〜〜
作者さん買いです！
今作もすごく堪能しました。
アルファとかオメガとか、よくわからなくても楽しめます！
それぞれに何かしらのコンプレックスに悩みつつ、時に受け入れていく様子なんかも味わえます。
ヒーローの深い優しさは大好きですね。
個人的には、ヒロインと叔母の自立シーンがじんわりきてグッときました。 -
-
購入済み面白かった
初めての作家さんだったけど、好みのお話でした。
高校生のお話なんだけど、ある事情で年齢が上のヒロインだから、少し大人な落ち着きがありながら、まだピュアな恋愛もあり、すごく楽しめました。
少し文学的で切なくて好みだったから、この作家さんの他の作品を読んでみたくなりました。 -
ネタバレ 購入済み古いけど、新しいんじゃ？
今更ながら読んでみて、古さを感じなかった。否、返って新鮮な感じです。この作者さんは日常を切り取るのが上手で、大好きです。
獣医師がヒーローに恋愛指南を動物の行動学で読み解くとは流石です。そうか！と納得させられること多々あり。結局、人間は他の動物と違って、本能だけではないから、複雑になるのだなぁ、ふむふむ。恋愛下手な人の一助の功になる本かも。
さらに、画作を変えて、おまけ話足して、再度出版なんてのもいいのでは！？
公園でワラビーを散歩させる場面がトキメキますので、是非！ -
-
-
購入済み作者さん買い
好きな作家さんなので、作者買いしました。歳の差のカップルですが、違和感なくよめました。どこか頼りなさげなヒロインと、大人の傲慢さを持ったヒーローの凸凹なアンバランスさが魅力的でした。
-
ネタバレ 購入済み
胸がギュッとなった
続巻ありがとうございます！って思ったのは私だけではないでしょう。
今回もひづるちゃんの肚がすわった場面はかっこよかったです。
あのふたりのその後だから、やっと落ち着て、、、と思いきや、リアルな任侠の世界を身近に感じられるスピード感、思わず胸がギュッとなる場面にも釘付けでした。
個人的にほ、朱鷺がひづるちゃんに嫉妬から手酷い扱いをしたときの、気持ちの回収ができなかったのが心残りです。ただただ切なくやるせなかったです。朱鷺の気持ちもわかりすぎるほど伝わってましたけどね。
また、目白サンのスピンオフとか読んでみたいなぁ。 -
-
購入済み
もどかしくて愛おしい
作者さん買いです。
こざるちゃんと戌井さんのもどかしく、切なく、かわいくて愛おしいお話でした。
やっぱり好きです、この作家さん。
いろんな感情がこみあげてきますが、ゆるやかで、優しい雰囲気が大好きです。
最初にそれぞれの苗字にこれは！と嬉しくなっちゃいました。
こざるちゃんの研究対象である源氏物語も関わってきます。
読んだことない私でもとても惹かれてしまい、とりあえず漫画でも読んでみたい！という気持ちになりました。
間にいるワンコのルルちゃんがいい味だしてます。
ひたりました〜
-
Posted by ブクログ
もう映画じゃん…。面白かった…読む映画じゃん…。ヤクザ文化の描写が綿密ですごい。綿密なのでヒーローの暴力もガチの暴力として描かれていて、初っ端でそれを受けるヒロインがリアルで痛々しい。ここらへんは恐々としながら読んでました。男が男を殴るように男は女を強姦する。それは愛なんて一切なく、嫌悪と侮蔑と相手を痛めつけ踏み躙るためだけの行為で、こんなガチな強姦からまじでロマンス始まんの！？って気になって読んだらもう夢中になったよね。
だって主役二人のもさることながら主役以外の人間関係の厚みがすごい。ティーンズラブって、わりとヒーローとヒロイン二人の世界で完結してる感強いじゃないですか、それも好きなんだ -
ネタバレ 購入済み
情感たっぷりな表現力が見もの
草野さんの作品は題名や題材から、ちょっと暴力的なのかと思わされるですけど、人間の根っこの部分が優しい人達に出会えるので、何というか嬉しくなるんです。
今回は題名のサディスティクが何を指すのか分からないんですけども、強いて言えば、社長の越前基が少し口が悪い時があるかな、というくらいで。それは主人公のあぐりも売り言葉に買い言葉で感情の赴くままに酷い言葉で言い返しては後悔しているので、お互い様かと。
舞台は決してハイソな世界ではなく、一般的な人達の日常を切りとったストーリーなのに小道具がトランペット、バナナ、楽団や社長のステッキ、引き摺る脚等々絶妙で、ぐいぐい読めます。読後、ちょっと現実 -
-
購入済み
お薦めです
料亭のお嬢様とやくざ、という設定や子供を挟んで、関係が進展していくストーリー展開も面白かったし、作者さんの技量か、最後まで夢中になって読みました。
特にやくざものが好きという訳ではありませんが 、この作品は、その特徴をうまく使って構成されていると思います。 -
ネタバレ 購入済み
待望の続編
前巻は面白かったのですがまさか続編が出るとは夢にも思わず、迷いなく購入しました。大満足です。ＴＬ小説と言うよりもエロがある文学小説に近いです。残念と言うほどではないですが、もう少し深堀してほしかったことでひづるの元婚約者との絡みを掘り下げてほしかったです。前半はそこそこ重要だったのに後半から空気になっていたので。
-
購入済み深い
作者さん買いして、久々に読み返した後です。
時代背景が大正末期、当時の色々な思想もさることなごら、とても興味深いお話です。
いつも思うのですが、その時その時のテーマをじっくり調べられてるようで、今までそんなに興味がなかった当時の思想やら、日本初の地下鉄導入の背景が少し垣間見れて面白いです。
親子のような、兄妹のような、どっちつかずのふたりだけど、お互いが大切で特別な存在。お互いが意識していく過程もまた見どころですね。
辛く厳しい場面もありますが、だからこそ自然な流れに引き込まれました。
