國分功一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
民主主義について哲学者が書いた本。東京都小平市に住んでいる著者が、偶然に参加した道路計画見直しの住民運動を通して、理解したことや感じたことを説明している。ニュースでも話題になったが、50年以上に前に作られた道路計画を見直してほしいという住民の声が届かず、署名活動の結果、住民投票が実施されたが、投票率が50%以下だったために開票されなかった後味の悪い一件である。問題の根幹は、主権者である市民は、選挙によって代表を議会に送り出しているが、実際には行政が様々な物事を決定しており、主権者はそこに全く関われないことにあるとしている。その問題を解決するための提言もある。また、最近の住民運動の進め方にも感心