國分功一郎のレビュー一覧

  • 社会の抜け道

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    読みやすいけど、これを出発点に考えを深める可能性がありそうな一冊。ショッピングモール、保育園、など題材は身近。だからなんだ、といいたくなるような個人の感想的な部分もあるけど、それすら裏付け部分に厚みがあるために興味ひかれた。

    興味深かったのは、社会的な運動をする際、それ自体を楽しむのか、変革を目的として啓蒙をするのかという二つのタイプについての話。前者は波及力は少ない代わりに永続的、後者は無理が生じて破綻しやすい。。など。

    確かに、周りをかえよう!という運動ってどこかしんどい。多分本人も、まわりも。割合の問題と思うけど、自分はこれが楽しい!という割合が高いほど長続きしやすいだろな。

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    2014年09月07日
  • 社会の抜け道

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    思ってたより面白かった。随分前にぱらぱら冒頭を読んでいたときは、ざっくばらんであると同時に雑多な会話の集積という印象だった。けれど、今回ふと通読してみると、なかなかどうして面白い。視点が共有されていると同時に違うことで、話が面白く転がっている。
    気になるのが、國分さんの加筆・修正部分。取ってつけたような感じだし、とっちらかった印象は加筆のせいでもあるはず。
    とはいえ、「消費と浪費」、「暇と退屈」の話を引き継いでいるものとして、『暇と退屈の倫理学』の修正点も聞けたのが収穫。

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    2014年05月20日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    ネタバレ

     著者がニュース番組に出演したとき紹介のテロップで紹介されていた本。内容はまったく調べないまま買った。
     小平市都道328号線の建設問題から民主主義を考える。328号線は住民側からすると建設に合理性がない。また住民の憩いの場である雑木林が切り倒されてしまう。住民投票を実施して建設を中止させようとしたが行政側に阻止されてしまう。
     この国は民主主義の国のはずなのに、なぜ住民の意思が反映されないのか。著者はそれは議会制民主主義の限界にあるのだと考える。ルソーが提唱した民主主義は主権を立法権に規定している、現代の日本にもそれが受け継がれている。国民は立法権に関与出来る。
     しかし立法が決めたことを実

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    2014年03月25日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    小平市の住民投票の新聞記事は興味を持って読んでいましたが、投票率50%に達しないため開票を行わない結果を残念に思いました。この前提があると、投票しない行い自体にも賛成反対以外の第三の意味合い、成立させない、住民投票の結果を共有しないという選択肢が出来てしまい、投票そのものが無駄になってしまって良くないと思いました。

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    2014年02月13日
  • 社会の抜け道

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    國分&古市の軽い対談集。古市さんがいつもの調子で國分さんの発言をうまく引き出している。軽いけど、それなりに考えさせられる点もある。

    IKEAとコストコでは、消費社会を否定するのではなく、新たな意味を消費者側が付加していく(ゲームセンターが高齢者のたまり場となっている例)ことで、望ましい方向に少しずつ変えていけるのではないか。それをこの本では「社会の抜け道」と言っている。

    今の社会システムにはいろいろとマイナス面もあるけど、それをひっくり返すのではなく、少しずつ上書きしていくことで、少しずつシステムを変えていくべきだし、現実的にはそれしかできない、という主張はもっとも。

    革命一発で社会を変

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    2014年01月17日
  • 社会の抜け道

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    この窮屈な、閉塞感一杯の社会の抜け道は、やっぱり、一見か弱くも実は逞しく強かな、現場の人々によって見つけられて(作られて)いくのだなぁと。興味深い対談でした。

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    2014年01月16日
  • 社会の抜け道

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    予想していたとおり居酒屋トーク的にスタートしていく。いろんな本が紹介されているので、わあ読むものがまた増えたなあ、と喜びながら。しかし、本は過去のことが記録されているもので、世の中のオンタイムからは遅れてしまうのだ、キャッチアップできないのだ、とも…まあいいや。
    消費派と半消費派的立場からショッピングモールをあれこれ。新しい公共の場であるとも、疎外感や帰るときの虚無感など。
    本書は外国の例も出しながら、あくまでも日本の「社会」を論じていて、そしてあくまでも社会の全体像ではない、と言っている。ただそこに示されている抜け穴、水漏れ穴は僕にはわりと好意的に映る。人生は、つまらないと隷属する。不満があ

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    2014年01月08日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    民主主義について哲学者が書いた本。東京都小平市に住んでいる著者が、偶然に参加した道路計画見直しの住民運動を通して、理解したことや感じたことを説明している。ニュースでも話題になったが、50年以上に前に作られた道路計画を見直してほしいという住民の声が届かず、署名活動の結果、住民投票が実施されたが、投票率が50%以下だったために開票されなかった後味の悪い一件である。問題の根幹は、主権者である市民は、選挙によって代表を議会に送り出しているが、実際には行政が様々な物事を決定しており、主権者はそこに全く関われないことにあるとしている。その問題を解決するための提言もある。また、最近の住民運動の進め方にも感心

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    2013年10月29日
  • 社会の抜け道

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    ネタバレ

    國分氏のやや難解な説明を古市氏が噛み砕いて説明していく流れ。
    フーコーの下りが出てくる前半部分はやや難解。
    幼稚園・保育園の下りからぐっと読み易くなる。

    古市氏の脱力感はここでも健在。

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    2013年10月20日