ジョン・ディクスン・カーのレビュー一覧

  • ビロードの悪魔

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    悪魔と契約して タイムスリップして ミステリ を解く、みたいな設定は面白いし ダルタニアンの冒険 みたいな、チャンバラと女と政治 等を絡めた冒険活劇 みたいなのは面白かった
    ワクワクするような感じだし 助手がなんと!みたいな設定もいいんじゃないでしょうか
    ただし 最後、 あらそういう解決になるのっていう感じです。悪魔との契約についても、、、、なるほど派とオイオイ派が分かれそうですね。
    おまけの4かな
    楽しいのは楽しい。ミステリーとしてはてなで冒険 としては good っていうところじゃないでしょうか。毒を何やかんやするくだりのところは かなりいいと思いました。あと、タイトルも、読み終わりで

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    2025年07月31日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ネタバレ

    密室のレジェンド、カーの代表作ひとつ。
    『白い僧院の殺人』の伏線回収の手腕に度肝を抜かれたので未読だった名作に手を伸ばす。

    過去の事件への言及なんかがそこここにあり、シリーズものの途中であることを伺わせるが、まあ普通に単体として楽しめる。
    ただ、フェル博士のクセ強ぶりが前置きなしに出てくるので博士慣れしてない自分は何だこいつ、、と思ってしまった。
    終始はぁはぁぜぃぜぃしていたり、ことあるごとに、はぅっ!とかへっ、へっ、へっ!とか言っちゃったりして正直キモいw(でも嫌いになれない)

    それはさて置き、この全体の雰囲気が意外だった。
    もっと何か王道本格探偵物っぽい想像をしていたのだが、殊の外オカ

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    2025年06月07日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    ネタバレ

    一冊目が合わなかったので違う作品にチャレンジ。こちらも有名な作品とのこと。個人的にこっちのほうがまだ読みやすかった!人名多いし愛称まで含まれるのでかなり混乱しちゃうけど。ミステリなのかと思いきやホラーというかオカルトで、でもちゃんとミステリ部分もある。ラストとかびっくりした。想像よりも面白くてホント良かった。

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    2025年04月28日
  • ビロードの悪魔

    A

    購入済み

    面白かった

    面白かった。
    海外の歴史ものとして
    よくわからないところもあるけれど
    素直に冒険活劇として楽しむのがよいと思います。

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    2025年03月13日
  • 囁く影

    A

    購入済み

    面白かった

    犯人は消去法でなんとなく予想はできるが、
    動機と手段はまったくわからなかった。
    嘘をついてなくても事実とは限らない証言やらなにやら。
    つくづく自分には人を見る目がないなと思いました。

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    2025年01月28日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    そうか、犯人はそこかぁ、あぁトリックはそうなっていたのかぁ、ふむふむふむ..........え?
    という感じでした。

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    2024年12月12日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ディクスン・カー2冊目。

    こちらも難しいのかと思いきや、とても読みやすかった。
    勝手に1人で『十角館の殺人』登場人物フェアをやってるので、海外古典ミステリーにだいぶ慣れてきたのか?はたまた新訳版のおかげなのか?

    はい、間違いなく新訳版のおかげです(^.^)
    全体的に古典ミステリーの仄暗い雰囲気を感じつつ、新訳版のおかげで普通に読めるなんて本当にありがたい。

    冒頭から「人は棺から抜けだすことができる。自分もやったことがある。」と話す謎の男が出てきて、すぐに惹き込まれる。

    三つの棺の謎や、密室の部屋から消えた謎の男が知りたくて一気に読んでしまった。

    予想外の真相で、さすが不朽の名作。

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    2024年10月03日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ネタバレ

    エドガー・アラン・ポーの早すぎた埋葬モチーフを本歌取りしたらしい、墓場から土をかき分けて這い出す手、という雰囲気満点のつかみが気になりすぎて、真相がわかるまで一気に読んでしまった(これ、真相あてられる人いますかね?MIT白熱教室で複雑な数式を用いて再現実験してもらいたいような…)。東欧出身の三兄弟が絡む骨肉の争い、という点でエラリー・クイーンの某国名シリーズに通じるものがあり、どちらも「仲が悪すぎじゃない...?お母さん泣くよね」と突っ込みを入れたい。ただし本格推理のため(だけ)にホラー並みの血みどろ惨劇が淡泊に展開されてまったく怖さを感じないとぼけた味わいの某作に対し、本作は主人公のろくでな

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    2024年02月20日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    ネタバレ

    冒頭から奇妙な符合がたて続き、それら全てが主人公の妻が犯人であることを示唆しており肝をひやす、というところまではよくできたミステリにおける、一種の定型だが、それだけではなくその奇妙な符合は全て彼の妻がすでに処刑された魔女であることを暗示しているように思われる、となっていて読者の心を掴む。
    中盤では推理合戦が繰り広げられ、その過程でタイトルを意識したような、法廷尋問のようなくだりもあって、遊び心がある。
    クライマックスで、探偵が謎解きし全てが実現可能なトリックとして解き明かされなーんだと思うのも束の間、最終的な結論としては、やはり魔女だったのか…?と思わせるようなものになっている。そんなことあり

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    2023年10月11日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    図があるにもかかわらず物の位置関係をきちんと把握できない自分の空間把握能力のなさのせいでこのお話のトリックを100%理解できず…お話自体は非常に面白いです!

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    2023年06月27日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    ネタバレ

    カーの不気味な雰囲気が存分に楽しめる作品だった。
    推理小説かと思いきや、ホラー小説かな、これは。分類し難いところが既に洒落ている。


    クロスが探偵役で登場したところから解決編がなかなか圧巻で、マリー視点のラスト素晴らしいの一言。
    クロスの前世の魔女仲間がマリーで、現世でマリーに見つけてもらうために自身の顔写真を本に載せていたのはわかるけど、スティーブンズとゴーダンが結びついたのは偶然??ここがわからなかった。

    仮面舞踏会や墓荒らしなどの場面はあるものの、全体的に重々しい、暗い雰囲気の作品だった。

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    2022年11月27日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    カーの小説はどれも読み難いのが難点(私にとっては)だったけど、これは読みやすくて助かった。
    冒頭からオカルト風味満載な雰囲気の中、ちゃんと合理的に解決できて安心した…けれども、終わり方がなんとも…
    続けてM・R・ジェイムズが読みたくなったw

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    2022年08月16日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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     とてもとてもJ.D.カーらしい、凝りに凝ったオカルトミステリ。

     殺害現場からの犯人の消失、と霊廟からの死体の消失、というふたつの密室を軸に、犯人含めた登場人物たちの思惑が絡み合った推理合戦から、異様な雰囲気を増していく中盤がキャッチーで読み進めやすい分、真打ち登場とばかりに躍り出る探偵役のオーラが凄い。キワモノ。
     謎解き自体は正統なミステリで、これまで醸成されていた不気味な雰囲気が祓われるように晴れてーーいったと思ったら。そこからの揺り返しが凄い。

     真実は何処、というか、真実の軽さよ…


     ☆3.5

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    2022年06月29日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    終盤まではオカルトが絡んだ推理小説で、おもしろいが特段目を引くものでもなかった。

    しかし最終盤、最後の最後でこの本が名作と評されているわけが分かった。
    この結末を忘れることはできないだろう。

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    2022年03月21日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    火刑法廷は17世紀フランスで行われた裁判。登場するマリー・ドブレーは実在の毒殺魔と同名。デスパード家当主急死の謎を解くミステリー。最後の数ページでミステリーから怪奇に変わる。面白い。

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    2025年05月22日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    魔女やら幽霊やら、オカルト色満載の舞台で繰り広げられる密室殺人。結末で明かされる事実は、それまでの文章を細かくよく読んでいけば確かにそうだなと思えるもので、決して後出しの情報で進んでいくわけではない。(事件のトリックに関連しない部分で後出しの部分はあるが)

    最終章をどのように読めばいいのか。超常現象の見せかけを打ち砕いてきたそれまでの章からは考えられない不思議な最終章。

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    2020年06月21日
  • ビロードの悪魔

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    カーの歴史ミステリーの代表作。悪魔と契約を交わして、過去の事件を調べるフェントン教授の活躍。ロマン、冒険活劇あり、ミステリー要素ありの娯楽小説。そもそも厚い文庫の上、字が小さいのでかなり長い作品のはずだが、入院中の多大な時間対策としても非常に楽しい時間を過ごせた一作。
    やっぱりカーは面白い(カーはフェンシングが得意だったそうだ)。

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    2019年04月30日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    珍しく外国の小説を読んだ。ネットのお勧め小説だったかと思うが、期待を裏切らず面白い小説でした。
    時代背景の違いや価値観の違いによる、洋書特有の違和感はあり感情移入は難しかったが、わかりやすいキャラクターやストーリーでその場の雰囲気が想像でき、オチには見事に騙されてしまいました。ミスリードに対する種明かしも納得のいくものでした。
    また、エピローグで煙に巻くような後味の悪い終わり方をするので、それが苦手な方は注意してください。
    あらすじとしては以下の通り。
    主人公は編集者で仕事として、過去の犯罪を扱うノンフィクションの小説を渡される。そこには彼の妻とそっくりの、斬首刑となった犯罪者の写真が掲載され

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    2019年04月08日
  • コナン・ドイル

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    息子エイドリアンが、ヘスキス・ピアソンの伝記(『コナン・ドイル : シャーロック・ホームズの代理人』)がきにいらなかったためにカーにすべての未公開文書を見せて書かせたという伝記。ジョセフ・ベルがシャーロック・ホームズのモデルかもしれないとしつつも、一番ホームズに反映されているのはドイル自身なのだとしているあたりに、遺族から依頼されて書かれた伝記というところがにじんでいる。

    とはいえ、捕鯨船に乗りこんで航海したり、ホームズで成功をおさめたのちにボーア戦争に軍医として従軍し、腸チフスでバタバタと人々が倒れる修羅場のなかで医療班を統率したりと、そのすさまじいまでのダイナミックさには圧倒されるものが

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    2019年07月17日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    凄かったけど凄すぎて腑に落ちてない所や理解が追っついてない所がちょいちょい有るので、1から全部読み返したい。素直になるほど!!ってなれなかった。腑に落とさせてみせる(?)ぞ

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    2019年01月27日