塩野誠のレビュー一覧
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企業法務に携わるにあたり、各事業フェーズで適用され得る法令・考慮されるべき法的留意点を解説する。本著の特長は、企業の事業・施策を類型化した上で、その各テーマに法的解説を加えていること。これは、普段から関連部より相談を受けたり、日々検討を必要とする法務担当者からすると、正にタイトル通り「逆引き」ができてとても使い勝手がいい。同種の検討にあたり、本著を見れば基本的な検討ポイントを抜け漏れなく押さえることができるからだ。加えて、各解説、の詳細や情報源については、適時リファレンスが入っているので、特定の観点で勉強が必要な場合もそのリファレンスを見て適切な本にたどり着くことができる。各テーマごとにお薦め
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Posted by ブクログ
様々なキャリアをつみグローバルに活躍してきたしてきた人の働き方、そもそも働くとは何なのかが書いてある指南書。
漠然とした大学生のイメージに対して例えや平易な文章を使って答えている。理想と現実われわれがイメージしていることが、おおよそ見当違いなことがわかり手に取って良かった。
以下備忘録
キャリアを考えるとは、人生の各段階でいつ、どんな仕事をしてどれだけ稼ぐのかを考えるということ。
フルタイムで働ける時間は案外短い。体力的にも、家族の介護、家庭を持つなどによって。
活躍している若手経営者ヤビジネスマンはたくさんの失敗経験と、1つくらいの小さな成功体験の両方を持っている。自分一人でも主 -
Posted by ブクログ
これは間違いなくいい本!
特に起業を考えていたり、会社内で新規事業に取り組みたいと考えている人にはぜひ読んでほしい。
新規事業の計画の立て方を、シンプルに分かりやすく伝えてくれる。
普通は取り扱われないような、大企業などで新規事業を立ち上げる場合のアドバイスなど、非常に役立ち、かつ共感できる部分が多かった。
軽妙かつシニカルな文体で構成されていて、非常に読みやすいが、内容は濃い。
「あなたのビジネスは、誰の?何を?解決していますか?」
本書で何度も繰り返される言葉だが、ビジネスを考えていく上では、結局これに尽きるのだと思う。
※これが大きければ大きなビジネスになりうるのだろうし、規模が -
Posted by ブクログ
タイトルにあるような「力学」についての考察があるかというと疑問だが、平たく言って最近のグローバルアジェンダの多くはテクノロジーおよびテクノロジー企業と国家との葛藤をめぐる話だということが改めて整理されている。
具体的には、テクノロジー企業はどうやって大きくかなったか→それがどうやって敵国へのサイバー攻撃に使われているか→そして自国民のプライバシー管理に使われているか→そしてテクノロジー企業自体が、納税やさらには(仮想)通貨発行を通じてどのように国家に挑戦している(ようにみえる)か。
どれも、この領域に一定の関心のある読者にとっては特段目新しい情報はないかもしれないが、ではこのように網羅的に整