ジャック・ロンドンのレビュー一覧

  • 白い牙

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    ネタバレ

    冒頭の雪山シーン(2名が犬ぞりで棺桶?を運ぶ)ですぐに引き込まれた。勿論、目の前数十センチしか見えない雪道を、いつ目的地に辿り着くか分からない苛立ちの中で歩いた経験はないが、自然に状況を想像することができた。
    物語の大部分は元オオカミのホワイト・ファング視点で展開していき、その成長/適応を追体験することができる。オオカミとしての本能に根付く行動を行い、自然や人間からのFBを受けることで、犬?として適応していく過程は、大きな驚きはないものの、普遍性を持つテーマ/物語展開であると思う。テーマの普遍性故に何を学び取るか?は難しいが、1つ選ぶのであれば、それは「自身の本能/核はやはり変わらない」という

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    2025年01月19日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    海外文学ブックガイドを見てこの本を読みました!読みやすくておもしろかったです!寒い地域を書いた作品が得意なのか…私まで凍傷になるんじゃないかと思う描写で読みいってしまいました。
    この本!シリーズが沢山あることにびっくり!
    次はディケンズショートセレクション読んでみたいです。


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    2022年11月07日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    ジャック・ロンドンはじめて読んだが、
    その多岐にわたるジャンルにびっくり。

    アラスカ原住民や北朝鮮、カリフォルニアの広大な森なんかも登場する。
    特に「たき火」の雪の寒さに凍てつく様子がとにかくリアルで、自分の指先や足先の感覚もなくなってるんじゃないか?なんて思うほどだった。
    恐ろしいほどの寒さ、死が近づいている瞬間。
    とにかく怖かったけど、命を感じた。

    「命の掟」も短いながら読み応え十分。

    他の作品も読んでみよう。

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    2022年03月27日
  • 白い牙

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    (01)
    野生と人間との間にはいつも葛藤があって,それがこじれたり決裂したりすれば,殺し合いにもなる.人間が狼を見続けてきたように,狼もまた人間を見続けてきた.人が狼に畏敬の念を抱く可能性があるとすれば,狼もまた,人を神のように感じとる可能性も同時にありうる.
    しかし,本書は人間が書いたものであって,狼や犬が書いたものではない.よって,狼の眼を通して,異種の人間と神と同族の狼や犬を見て,その体験を綴った小説といえる.そこに描かれているのは,狼でありつつ,狼的な人間や,人間のうちにある野生であり,神は,人間でありつつ,人間のうちにある神とその世界(*02)でもある.
    白い牙,ことホワイト・ファン

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    2019年12月01日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    恥ずかしながら「野生の呼び声」も読んだことのない私が初めて読んだジャック・ロンドン。その短編集はさながら「荒野のO.ヘンリー」。若い頃から職を転々として流転の人生を送った人らしく、アラスカの先住民、金鉱掘りの男たち、変わったところでは朝鮮の役人など、これまであまり読んだことのないような人たちが登場する。いずれも「生きるための知恵、生き延びるための知恵」に満ちた珠玉の作品集。

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    2017年06月07日
  • 野性の呼び声

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    再読本。
    前半部の苦労するバックも好きだったが、今再読すると後半部の活躍するバックの方が興奮できる内容だった。
    成長を喜べるということで、自分もこのバックが大好きなんだなとこの歳で実感した。
    しかし、昔の新潮文庫は字が小さいなー。

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    2011年12月21日
  • 白い牙

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    犬(オオカミではあるが)の習性をよく描写していて、非常に面白い。動物から見た人間の不思議な点や残酷な点なども興味深い。

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    2011年10月25日
  • 白い牙

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    主人公はホワイト・ファング(白い牙)と呼ばれる狼。舞台は、ゴールドラッシュに沸く北米の原野です。
    厳しい自然界の掟を学んだホワイト・ファングは、人間と共に暮らすことになっても、生き延びるために野性の本性を研ぎ澄まし、本能の命ずるまま行動し、自分以外のすべてのものに激しく牙をむきます。彼は強く、狡賢く、凶暴で、情け容赦のない・・・・そして孤独な灰色狼です。けれど、ホワイト・ファングの血の四分の一は、犬のものでした。すぐれた順応性も併せ持っています。
    この小説は凡そ100年前に書かれたものだそうですが、動物行動学者も顔負けの洞察力にはびっくりです。作者ジャック・ロンドンの生涯も、ホワイト・ファング

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    2011年09月28日
  • 白い牙

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    入院中に読みました。
    動物文学っていうのでしょうか、動物が主役で、ほどほどに擬人化された感じの物語。こういうの昔大好きでした。なぜか最近は遠ざかっていたれど、やっぱり好きです。

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    2010年11月06日
  • 白い牙

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    オオカミの目から見た世界や他の生き物との関わりが、躍動感あふれて描かれていて面白かった。
    怒りと憎しみに凝り固まって成長したオオカミ(四分の一はイヌ)が、人間の愛情に一歩ずつ目覚めていく過程が清々しい。そこに到るまでの虐げられた期間が苦しかったからこその開放感を味わえた。

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    2010年10月11日
  • 野性の呼び声

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    2009/05/06

    映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の
    クリストファー・マッカンドレスという学生が
    愛読していたジャック・ロンドンの代表作。

    主人と平和に暮らしていたイヌのバックが、
    突然使用人に売り飛ばされ、
    アラスカの地を橇犬として最も激烈な試練を乗り越えた結果、
    徐々に野性の血へと目覚めていく。

    「そこには、生命がそれ以上高まり得ない
    生の頂点をしめす忘我の境があった。」

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    2009年10月04日
  • 白い牙

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     『野性の呼び声』が面白かったので、下高井戸の駅の本屋で平積みされていた本書も読むことにした。
     『野性の呼び声』は飼犬が野性に呼ばれる話だが、『白い牙』はその逆で狼が人間のもとに下る物語である。
     主人公が狼なので、三人称とはいえ一貫して狼の視点で書かれた小説である。狼がうろうろするだけの話をよくもこんなに面白く熱く語れるものだとジャック・ロンドンの筆力に大変感心した。
     『野性の呼び声』に比べるとやや劣ると感じたのは、私が既に文明のなかにあって、呼ばれるとしたら野性からであり、呼び起こされるとしたら本能であるからだと思う。忠誠を尽くしたい人間や自分の力を捧げたい仕事を心のどこかで求めている

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    2025年06月18日
  • ザ・ロード ――アメリカ放浪記

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    Jロンドンは札付きのな不良である。この本は面白いんだけど、列車にただ乗りして、その時の列車の車掌たちとのやり合い、騙し合いの描写がやたら多くて、この本の6割くらいがそんな感じだ。だから読んでいてちょっと飽きてしまうし、この本がそれほど有名ではない理由かと思った。

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    2024年12月02日
  • ザ・ロード ――アメリカ放浪記

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    なんで今頃ジャック・ロンドン?とは思う。「白い牙」「野生の呼び声」は自分にとって永遠のバイブルだ。彼の人生が波乱にとんだものだというのはWiki情報で聞き齧っていたが、ザ・ロードを読み終えたら、永遠の放浪者だったのかと。大陸横断列車でのホーボー生活。ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」を思い出す。解説で、ケルアックに影響を与えたのがこの一冊だと知り、納得をした。冒険と放浪と、見果てぬ知らぬ土地。ロマンを感じる。

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    2024年11月17日
  • ザ・ロード ――アメリカ放浪記

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    冒険と旅とワクワクするようなエピソードが満載かと思いましたが、ホーボーの生活のリアルなレポートみたいな感じでした。

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    2024年08月15日
  • ザ・ロード ――アメリカ放浪記

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    ・ジャック・ロンドン「ザ・ロード アメリカ放浪記」(ちくま文庫)を読んだ。私はジャック・ロンドンを「野性の呼び声」と「白い牙」 でしか知らない。日本で有名な作品である。動物文学作家だと思つてゐた。しかしさうではないらしい。海外文学に対する無知である。作家といふもの、そんな単純なものではない。 ジャック・ロンドンは40年の生涯の「20年間に53冊の著書と200以上の短編小説を発表した。」(Wiki)さうである。結構な量である。この「ザ・ロード」もその1つ、かなり読まれたらしい。「ホーボーとしての経験が書かれたこの本は、その冒険物語があまりに魅力にあふれていたので、当時、彼の真似をしてホーボーにな

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    2024年07月13日
  • マーティン・イーデン

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    「白い牙」ほか2冊を読んでいる筆者。自伝ともいわれる当作品、彼の人格と対峙するのが息苦しくなるほどの内容がある。
    訳が素晴らしく、読み易いが、内容が刻苦凄烈な為、読み続けるのはせいぜい30ページというとっかかり。500ページ余の本だから、これじゃ、余りにも遅読。
    返却の日に頑張って読み切った。

    最後は「人は死すれば自然に還る」ごとくあっけなかったが、そこまでに至る80ページは文字通り、血反吐を履いて呻吟が聞こえてくるような歩みの生き方に感じられた。
    本人自身、尿毒症とモルヒネ多量の長期間過剰摂取による死去とあるように この子の作品が等身大であることが認識できる。

    最後に心を通わせあったプリ

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    2023年06月28日
  • 白い牙

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    小学生で読んだ本。最後の方で内容を思い出した。犬との混血のオオカミの一生。生まれて以来の厳しい環境とオオカミの本能がキャラクターを築いていった。一部の人より厚い義。飼い主に左右される運命。人に関わる動物の悲哀。2020.9.6

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    2020年09月06日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    短編集。
    初めて読む著者で、作風も全く分からなかったが、意外と楽しめた。
    表題作が○○○○ものとして良い出来。
    「キーシュの物語」「マーカス・オブライエンの行方」も好き。

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    2019年06月06日
  • 白い牙

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    white fang

    生きる力強さ、過酷さ、美しを狼を通して感じることができた。
    初めて神の優しさに触れる場面は鳥肌ものだった。

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    2018年09月29日