江田証のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私自身、腸に炎症を起こし、しばらく休養をせざるを得なかった。これをきっかけに医療に関する書籍を購入している。その中の一つが本書。
本書は腸の働きを学べる基礎的な知識(1/4)から、腸が不調な場合の自覚症状を確認できる章(1/4)、日常的に腸にとって良い食事、健康法、運動などを知ることができる章(2/4)で構成されている。
本書は、普通に生活ができている人向けの書籍で、少し調子が悪いなぁと感じている人が読むと良い。私のように、病床に臥してしまうほどの症状になり、その病気のメカニズムを知りたいという人には物足りない。
とはいえ、健康的な日常生活を送る上での良い習慣を学べるという点では、購入してよかった。 -
Posted by ブクログ
便秘気味である。発酵食品を多く取ることで、完全便秘から気味にはなった。けれども、この本を読むことで不安が増した。長生きできないかもしれない。気をつけたい。以下、忘備録として気になった所をメモする。
・小腸から大腸へ入る入り口(回盲口)って、大腸の途中に穴が開いていて、とっても小さい!
・大腸の上部は少し前にたれさがっているし、曲がり角の部分は構造・機能上の関係で便がたまりやすい。
・胆汁はアルカリ性なので胃酸を中和することができ、主に脂肪の分解を助ける。「天然の便秘薬」とも呼ばれる。膵液には消化酵素があり、ブドウ糖・アミノ酸などに分解される。
・消化物と消化液で1日9Lがノルマ、そのうち7Lが小腸で吸収される。
・腸には免疫細胞全体の約6割が集中!玄関口で先ず敵を堰き止める。腸壁のパイエル板は、免疫細胞が外敵を覚える新兵訓練所。免疫細胞は、危険を察知すると、メッセージ物質を放出、それを受け取った腸壁細胞が抗菌作用のある物資を分泌して、病原菌を撃退する。(うーむ確かにドラマになりそう)
・興奮物質のドーパミンやノルアドレナリンを抑える幸せホルモン「セトロニン」の9割は腸で作られる。腸内環境の安定は、精神の安定につながる。
・胃がんの原因の99%はピロリ菌だった。(←こんな言い切っていいのか?でも、除去してよかった。幼児期、家に井戸があったから、きっとあの井戸が原因だ)
・腸内環境は60歳で急激に衰える。
・腸が老化すると、腸粘膜が壊れてスカスカになり、病原菌などをスルーしてしまう「リーガット症候群」になり、肝臓癌の原因になったり、免疫細胞が自分の身体を攻撃する自己免疫疾患を招く危険もある。この症状の改善には、青魚のオメガ3や、抗酸化作用のある食黄色野菜をとる。
・リーガット症候群の80%はSIBO(小腸内細胞増殖症)を併発。加齢による機能低下や回盲口が緩むことで起こる。オナラや腹の張り、便秘や下痢が長引くようなら疑った方が良い。
・うつ病と腸内環境は「迷走神経」を通じて密接に関連している。特に、大腸の中に「シヌクレイン」というタンパク質ができ、それが過剰に発生して脳の中に蓄積するとパーキンソン病や認知症(レビー小体型)を招くことが明らかになっている。
・空腹時になるお腹の中では、MMC(伝播性消化管収縮運動)により、腸内掃除(殺菌作用のある消化液が悪玉菌を処理)をしている。
・病院に行くタイミング。血便が出たら直ぐ。親兄弟に大腸がんが居たら要注意。便秘で残便感があれば直腸がんを疑う。下痢は1か月続くようなら。腹痛(間欠痛含む)も1か月続くようなら。
・SIBOになったら、FODMAP(発酵性のオリゴ糖、二糖類、単糖類、andポリオール)をとると、腸内蠕動運動過剰により下痢や腹痛を起こし、大量ガスを発生。更に腸内悪化。FODMAPは、豆類のガラクトオリゴ糖、小麦・玉ねぎのフルクタン、牛乳・ヨーグルト などの乳糖、果物・はちみつなどの果糖、マッシュルーム・人工甘味料などのポリオールである。治療法は低FODMAP食事法。
・便秘にはミネラルが多い硬水(外国産ミネラルウォーター)を飲む。身体への浸透圧が高いため腸内に水分を保持しやすい。
・6時間座ったままだと大腸がんリスクが増える。1時間に一回は立ち上がろう。
・腸活運動をたくさん紹介。時々見たい。
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Posted by ブクログ
胃腸の具合がよくない人が、知識を付けるために読む本。
A5サイズで2色刷り。イラストや図説も多く読みやすい。
全6章からなり、詳細は以下のとおり。
Part1:じつは治せる “おなかの弱い人の胃腸トラブル”
Part2:すぐ胃もたれ、食べられない 機能性ディスペプシア
Part3:さしこむ腹痛、急な下痢 過敏性腸症候群
Part4:胸焼け&吐き気、喉に違和感 逆流性食道炎
Part5:加齢による 胃腸トラブル
Part6:3つのルールを習慣化 胃腸快調食生活をはじめる
著者の江田氏は、胃腸の本をたくさん書いている。私は何冊か読んでいるが、本書は2016年発行のため、まだSIBO(小腸内細菌増殖症)についての記述はない。
腸の研究は発展が著しい分野なので、新しい本のほうがいい。最新の研究結果が反映されている可能性が高いからだ。
江田氏の本では、2020年発行の『腸のトリセツ』は、SIBOに関する内容が多い。現時点では、2024年発行の『おなかの不調 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決』がおすすめである。