あらすじ
「またおなかの調子が悪い」は治せる病気です! おなかの不調に慣れてしまっているすべての人のための、専門医が教える治療法大全!
ふだんから、「おなかの存在」を意識していませんか?
しくしく痛む、もたれる、はっている、キュルキュル鳴る…。
「おなかの存在」を意識する必要がなくなれば、生活の質は一気に上がります。
あらゆる胃腸のトラブルへの対処法を、専門医がわかりやすく徹底的に解説。
これさえ読めば、あなたも胃腸の悩みいらず!
もくじ
Part1 じつは治せる “おなかの弱い人の胃腸トラブル”
Part2 すぐ胃もたれ、食べられない 機能性ディスペプシア
Part3 さしこむ腹痛、急な下痢 過敏性腸症候群
Part4 胸焼け&吐き気、喉に違和感 逆流性食道炎
Part5 加齢による 胃腸トラブル
Part6 3つのルールを習慣化 胃腸快調食生活をはじめる
【本文内 FODMAPに関する補足】
豆乳は、乳製品の中では、低乳糖(低ラクトース)であるため、乳糖不耐症だけならば飲用しても大丈夫です。
ただ、豆乳には種類があり、中にはオリゴ糖をたくさん含むものとそうでないものがあります。
豆乳には「大豆から作られた」ものと「大豆抽出物から作られた」ものがあります。
「大豆から作られた」豆乳には、ガラクトオリゴ糖(GOS)が豊富に含まれるため
過敏性腸症候群の人は避けるべきでしょう。
これは大豆にガラクトオリゴ糖(GOS)が豊富に含まれますので当然のことと言えます。
一方、「大豆抽出物から作られた」豆乳には、FODMAPの成分である、
ガラクトオリゴ糖(GOS)、フルクタン、ポリオール、ラクトースも含まれていません。
つまり、豆乳は、大豆から作られたものではなく、大豆抽出物から作られたものを選ぶことが重要なのです。
すべての豆乳が高FODMAP食ではないので、乳製品が飲みたい人には救いです。
「豆乳(大豆から作ったもの)」は避け(高FODMAP食)、「豆乳(大豆抽出物から作ったもの)」は
食べても大丈夫(低FODMAP食)と覚えておいてください。
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Posted by ブクログ
胃腸の具合がよくない人が、知識を付けるために読む本。
A5サイズで2色刷り。イラストや図説も多く読みやすい。
全6章からなり、詳細は以下のとおり。
Part1:じつは治せる “おなかの弱い人の胃腸トラブル”
Part2:すぐ胃もたれ、食べられない 機能性ディスペプシア
Part3:さしこむ腹痛、急な下痢 過敏性腸症候群
Part4:胸焼け&吐き気、喉に違和感 逆流性食道炎
Part5:加齢による 胃腸トラブル
Part6:3つのルールを習慣化 胃腸快調食生活をはじめる
著者の江田氏は、胃腸の本をたくさん書いている。私は何冊か読んでいるが、本書は2016年発行のため、まだSIBO(小腸内細菌増殖症)についての記述はない。
腸の研究は発展が著しい分野なので、新しい本のほうがいい。最新の研究結果が反映されている可能性が高いからだ。
江田氏の本では、2020年発行の『腸のトリセツ』は、SIBOに関する内容が多い。現時点では、2024年発行の『おなかの不調 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決』がおすすめである。