水野仁輔のレビュー一覧
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これは素晴らしい本だ!
淡々と作る市販のカレールウを使ったおうちカレーを進化させる素晴らしさ!
ぜひ、カレー好き男子に読んでもらいたい。
そして実践してもらいたい!
休日のお父さんが作るおひるごはんのカレーライス。
妻はもちろん子どもたちもお父さんを見直すことでしょう!
自宅に彼女を呼んで作るちょっと手間をかけたカレーライス。だけど、市販のルウだから嫌みにもならずかつ尊敬のまなざしゲット!
そんな素敵レシピ本である!
「インド料理屋さんの骨つきチキンカレー」を早速作ってみたが、これがいつものジャワカレー+ゴールデンカレーかと思うくらい新たな味になった。
素晴しいぜ! -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、「日本のカレーライスがなぜインドと大きく違うのか?」という疑問を持った作者が、そのルーツである「黒船カレー(ブリティッシュカレー)」を探す調査の記録です。
作者はまず、イギリスから伝わったと考え、家族旅行や仕事の合間を縫って日本の10以上の港町を調査しますが、手がかりは得られません。
次に、仕事を3か月休み、イギリス本土に渡ります。そこで、イギリスのカレーがインドとは異なり、「カレー粉」と小麦粉、だしを使う独自のものだと発見しますが、求めていた「黒船カレー」は見つかりません。
帰国後、調査の「失敗」に気づきます。一度「まずい」と断念した古いレシピが、実は「赤い鶏(fowl)」を「赤い -
Posted by ブクログ
プロのこだわりを聞いてまとめています。
同じテーマに向き合っているのだけれど、こだわりの観点がまあ、、、違う。
そこがいいんでしょうね。
本場のカレーもちゃんと味わったうえで自分なりに再構築、完成。自分のストーリーにしているあたり、聞いていてきっと楽しかったのだろうな。
愛を感じました。
海外で日本料理がもてはやされていて、カリフォルニアロール(たとえばね)が食べられている、など聞くけれども、それも一概に否定されるべきものではなくて、現地に新しいものとして根付きつつある、ということですね。アフリカ諸国のお寿司はあまりに違いすぎて驚きでしたが、これも本来の日本の寿司を押し付けていいものか。。。 -
Posted by ブクログ
筆者があまりにカレーにのめり込みすぎていて面白さを感じてしまう。そもそも職業(?)カレースターとはなんだ。文章中も、”カレーライスがなぜおいしいかを論じるのは、少し滑稽な気がする。リンゴがなぜ木から落ちるのかと同じくらい自明なことだ。”とか”カレーのオープンソース化”(カレーのレシピの共有化)とか笑ってしまう。
内容はカレーのタイトルの通りカレーのルーツが主。日本のカレーの今後の進化にも期待しているようだ。カレー◯◯とかカレー風味の◯◯とか、カレーは本当に無限の可能性を秘めている。なお、私がはじめて知ったことは、カレー粉自身には味はないということ。