林公代のレビュー一覧
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ネタバレ本作は、福井の高校生が作ったさば缶が宇宙食になるまでの物語である。
「宇宙食、作れるんちゃう?」
この言葉ですべてが始まった。
この14年間にわたるサクセスストーリーは、本当に周囲の人たちの支えによって成り立った。
小坂先生の熱意が周りに伝播していったように思える。
気になったことは、どんどん調べて探究する探究活動の面白さがわかる◎
私も、気になったことはどんどん突き詰めていきたい!と抑えられないほどの探究心が湧いてくる1冊。
実際、さば缶が食べられた時の興奮はまだ残り続けている。
その時は、感動で涙が出てきた。
4月からドラマ化される本作!
ドラマも今から楽しみ!
絶対観てほしい -
Posted by ブクログ
前々から読みたいと思っていた本。4月からこの話がドラマになるらしいと聞きつけ、この機会に読みました。もっと早く読めばよかった!
同じ教職、しかも実は水産に携わる生徒を育てる学校に現在勤めているので、共感しながら、かつ感嘆しながら読みました。
夢を持ってやってきた水産高校。
最も古い歴史を持ちながら、教育困難校になってしまった小浜水産高校への赴任からお話は始まります。
まず、新任の先生が生徒たちと気持ちをかよわせるのも難しいという状況が、個人的に共感ポイントでした。自分もむちゃくちゃな高校に行ったことあったなぁ…。
しかし、小坂先生はそこから徐々に生徒たちを変えていくのです。教育者として手本と -
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福井の高校生たちが作ったサバ缶が宇宙食になるまでの軌跡。
冒頭から涙腺緩みっぱなしであった。
生徒たちは、一気に宇宙食を作り上げたわけではない。まずは宇宙食に関わる認証資格の取得から始まる。いや最初は新人先生がとある高校に赴任するところから始めると、十数年の年月をかけて、奇跡のようなリレーで代々の生徒に宇宙食づくりが受け継がれていく。その過程の、登場する生徒たちの節目節目の気づきと達成の喜び、生徒たちを見守り支える周囲の大人たちの想いに、いちいち涙腺が刺激された。
この学校がある福井の街にも感銘を受けた。学校の統廃合や、生徒の活動を支えるための議論や会合が熱く繰り返されていて、地域を支える熱い -
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本書は、高校生が作った「さばの缶づめ」が宇宙に届くまでの14年間を追ったノンフィクションで、2025年5月放送のNHK新プロジェクトX「廃校寸前からの逆転劇 高校生と熱血先生の宇宙食開発」の原作本(2022年1月初版)です。
コロナ禍真っ只中の2020年11月27日、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在する野口聡一宇宙飛行士が、YouTubeで宇宙食の食リポを配信しました。紹介されたのは、福井県立若狭高校が開発した「サバ醤油味付け缶詰」。宇宙食としての認証は審査が厳しいゆえ、名だたる大企業が名を連ねる中、高校生の認証は世界初の偉業でした。
高校生たちがいかにして認証を受けるに至ったの -
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内容の骨子はタイトルの通りですが、そこから想像されるそうな、頑張ったら報われる的な感動青春モノというだけではありませんし、カリスマ先生によるプロジェクトXという訳でもありません。
(もちろん生徒、先生の努力の継続に大感動するのですが、それは言うまでもないので)
様々な世代、様々な立場の人々の群像劇でもあるし、まさに今の時代の教育論でもあると感じました。
子供の探究活動のモチベーションアップや読書感想文のネタにもよさそうだし(先生に喜ばれそうなテーマだしね)
大人が読んでも気づきの多い一冊でした。
文章は案外あっさりしていて、
一人一人の登場人物をもっと深ぼったり、エピソードを感動的な演 -
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12年にも渡る宇宙食開発の過程を綴ったノンフィクション。
地元産のサバを使い、生徒たち自らが開発した缶詰を“宇宙食”として宇宙へ届けるという試み。
生徒が次々と卒業していく中でバトンを繋いできたことも、数々の困難を乗り越えてきたのも本当にすごい!!!
よくぞここまで……。
宇宙食認定食品のなかで、企業ではなく高校生が製造しているものは世界唯一とのこと!
生徒、教師、地域の人たち、JAXA職員…関わってきた人たちすべての思いの結晶。
熱い!!
鳥肌が立ちます。
本書を読んで初めて知った、食品の安全性を確保するための衛生管理手法
「HACCP(Hazard Analysis and Crit -
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教育困難校だった小浜水産高校が、1人の熱い先生=小坂先生が赴任してきたこと、元々職業訓練の一貫で有していたサバ缶加工施設があったこと、地元の海をきれいにしたいと思い、地域を巻き込んだ活動をするような生徒たちがいたことなど、色々なタイミングも合って学校が変わり始める。
宇宙食がいかに厳しい条件の下で作られるか、認められるまでの年月の長さにも驚くが、それを乗り越え、発想から、高校生が作ったサバ缶が宇宙に届くまで、14代もの生徒が(途中で中断していた時期もあるが)たすきを繋いで、夢を実現させた生徒たち、それを応援した大人たちに頭が下がる。
途中で学校統合もあり、教育のあり方を当事者の学校だけに止 -
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NY在住のミュージシャン・矢野顕子さんが、宇宙飛行士・野口総一さんに宇宙のことをたずねる対談本です。矢野顕子さんは宇宙に行きたくて行きたくて、宇宙飛行士になるために必須の「水泳」を、それまでは金づちだったのにがんばられて習得されたそうです。宇宙に関する知識・情報集めや勉強も盛んで、だからこそ、野口総一さんに対する質問が初歩的だったり表面的だったりせず、そればかりか質問自体からも教えられるものがあるレベルにありながら、そんな低くないレベルの質問に答えてくれる野口さんの発言も真正面から真摯なものなので、お互いのやりとりに読ませるものがあるのでした(たぶんに、お二人から様々な方向へ飛び交う言葉を、う
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教育って、すごい。
教えるだけじゃなくて、育てていく。
それは、生徒だけじゃなくて先生も、学校も、地域も。
実現した夢はドラマみたいなのに、それぞれの日常には、きっとドラマみたいなことは起こっていなくて、ただ、一人一人が自分が良いと思うことをして、せっせと自分の手の回せる範囲で頑張ってきた。
そうして繋げて、繋いできたことをもっと先へ繋ぎたくなって、ふと振り返ったら、実現していた。
こんなにも多くの人が同じ方向を見ていた。
そんな感じなのかなって。
そこがまたとてもリアルで、ホントにすごいと思うし、結果として「誰にでもできることじゃないよね!」ってなるんだと思う。 -
Posted by ブクログ
野口聡一さんがめちゃくちゃ聡明でめちゃくちゃ人格者で、めちゃくちゃ宇宙も地球も人間も愛してるんだなと感じた1冊。
宇宙は命の存在をゆるさないからこそ人間の命や生命活動は美しく、その人間が生きて創っていく地球は美しい。
地球にも人間にも絶望することばっかりだったけど。。。宇宙からみたら国と国に国境なんてなくって、海に森に大地に命が生きているこの星はすごいところなんだなと、私が人間として地球に今生きていることが少しだけ誇らしくなりました。
忙殺の12月すぎて心死にかけてたけど、宇宙からみたらそんな私の悩みも考えてることもちっぽけだなあと思ってにこにこできた!
お正月ゆっくりできた時に読めてよかっ