林公代のレビュー一覧
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ネタバレ鯖街道を宇宙へ。これは大きな夢の物語。
水産高校で長年取り組まれていた缶詰作り。その衛生基準を世界標準にすることから始まった。統廃合を乗り越えて、とうとうサバ缶は宇宙へ行く。しかしそこはゴールではなかった。代々研究を受け継ぐ生徒たち。教育とは何かを考え抜いた教師たち。地元のために奔走した大人たち。誰もが本気を出したから、宇宙食が完成し、またレベルアップを目指す。
反対もあったし、失敗もあったし、ピンチもあった。時間もかかった。探究とはそういうものだ。けれどここまで本気で探究するには、生徒も先生も興味を持って始めないといけない。それっぽいテーマでは続けられない。しかも長い時間とたくさんの困難 -
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ネタバレ空間識失調
宇宙では筋肉が重力を感じないので自分の手足の位置がわからない。
耳石の縦方向センサーも働かない。視覚の横方向も基準がない。
指先
音は伝わらないが振動が伝わる。
温度は伝わらないがグローブのシリコンの硬さで温度変化が伝わる。
ISSのトラスを触り水平がわかる。
Memorial Trees
NASAジョンソン宇宙センター 事故死した人の木。
スペースシャトル 135回の飛行、2回の事故で14人が命を落とす。
60年間で 570人が宇宙へ行っている。
ISS
45分ごとに昼と夜 3か月ごとの補給 高度400km
片道6時間でISSへ。以前はソユーズで片道2日 -
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宇宙から見ると、地上の「あたりまえ」が通用しなくなる。ぼくたちが、学校や住んでいる町で通用する常識や人間関係、それを守って生活する方が楽かもしれないけれど、ときには、ぼくを苦しめることもある。
そんなとき、外の世界に目を向けることで、救われることは、きっとある。それまでわからなかったすばらしさやかけがえのなさを、実感できたりする。
その外の世界の先にあるのが「宇宙」だ。
野口聡一さんの宇宙生活十五日間の体験。
宇宙での食事、遊び、電子ピアノ、死の世界に包まれた「生」など、心ゆさぶられることばかりだった。
なぜ宇宙に行くのか?
コロンビア号の事故のあと、その意味を真剣に考え、自分と向き合ったから -
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の野口聡一さんが子供を対象に宇宙飛行士の仕事や意義、宇宙で感じたことなどを説明した本。
子供の時の経験が今の自分にどう生かされているかについても書かれているので、子供にもわかりやすいのではないかと思った。
新しくて全然知らない集団に一人で入って徐々に適応してその集団の中で自分のポジションを獲得するコツは、まずはよく見ること。そしてみんなが何に興味を持っているかのか、どんなやり方でやっているのか、集団の「暗黙知」を観察する。その次は、自分からアクションを起こしてグループに溶け込んでいくこと。それをしないと「傍観者」でおわる。
宇宙飛行士に必要な3つのこと
冷静であること
目の前の