フジモトマサルのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
いい意味で適当
質問に答えていくスタイルなのだよ。
だがね、君。
言葉で説明すれば簡単なことも、実際にやってみるとなると、そう時間が掛かるのだ。
読む側からしたらね、ちょっとした時間に読める量であってもだね。
そう、原稿全ての量はだね、失われた時を求めての倍はあるだろうかね。
そんな量だから試し読みの量だけでも十分に楽しめるのだよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学校将棋部の中学校将棋部の男子3人組、修学旅行先の京都から抜け出し、大阪に引っ越していった同級生の元部員に会いに行く冒険譚。
1980年代の大阪や中学生の風情が懐かしく、越谷オサムお得意の読みやすくリズムを刻んだ文章でスイスイグイグイ読ませる。こりゃいいジュブナイルだなぁ、最近流行りの「エモい」ってヤツやなぁ…と思っていたら。
最終章で、一クセ入れるところがさすが。このクセでジュブナイルどころか、中年、それも50代泣かせの青春小説に仕立て上げている。一つだけ哀しい出来事があり、読み方によっては、余計と思えるのだが、この余計が「オールOKハッピーエンド」だけじゃない苦みと深さを付け加え -
Posted by ブクログ
「にょっ記」シリーズのことはネットサーフィン中にどなたかのブログで知りました。とても面白そうだったので日本の家族に頼んで探してもらった。1作目の「にょっ記」、2作目の「にょにょっ記」は本屋さんの店頭に無かったとのことで、シリーズ最終作のこの「にょにょにょっ記」を送ってもらいました。
なんともシュールな短文日記。ふふふと笑いながら「そうだよねぇ、そう思うよねぇ」と呟きそうになる。著者の穂村弘さんの書く文章大好きです。にょっ記もにょにょっ記も来年の 帰省時に絶対に手にいれたい。気合を入れなくても読めるひょうひょうとした本は心を軽くさせてくれる。
そして挿絵もこの本の魅力。イラストレーターのフジ