府川由美恵のレビュー一覧

  • 脳が読みたくなるストーリーの書き方

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    神経学や心理学の知識を交えながら脳が何故物語を読みたがるのかという説明から始まり、
    具体的にどのように作品作りに取り組めばよいのかノウハウが書かれています。
    具体的な作例を挙げながら解説してくれるので分かりやすかったです。
    何よりこの著書自体が読み進めたくなる構成をしており、説得力がありました。

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    2025年11月09日
  • ウェイワードの魔女たち

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    外文はまだ初心者なので、たいてい誰かの感想や書評を見て読む本を選ぶのだけど、こちらは久々のジャケ読み。なんとなく惹かれて読み始めたら、3人のウェイワードの女性たちが歩んできた(歩んでいる)人生が気になりすぎて、一気に読んでしまった。

    女性同士の連帯の物語が、日本でも海外でもヒットしているのを見ると、世界と繋がっている気持ちになる。1人じゃないと信じられる。そう思わせてくれる物語がたくさんあることが嬉しい。

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    2025年09月13日
  • ウェイワードの魔女たち

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    魔女として世間から排除されたり、親や彼氏から虐げられた女性が潜在能力を使って生き物を操る物語が大好きなので、楽しく読むことが出来ました。男性の事を悪く書いている事が多いですが、後半部分にそうじゃない男性もいる事を書いてくださっている事が素敵な作品でした。来年に作者の新刊が出るそうなので、楽しみです。

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    2024年12月24日
  • ウェイワードの魔女たち

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    あらゆる世代の女子達への応援歌。
    世の中の因習や抑圧に負けず、本当の自分らしさを失わず、強く生きてこそ人生。

    それにしても、
    抗う手段を奪われて、それでもどうしようもなく許せない相手には思い知らせることができるって、
    それだけで無敵。

    何気なく生きている私たちにも先祖がいて
    何年も、何百年も脈々とと続いている〈何かの思い〉があるのかもしれない。と考えると不思議。

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    2024年09月14日
  • 面白い物語の法則〈下〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    下巻はウラジーミル・プロップのおとぎ話の構成や理論などについて語っている。
    ウラジーミル・プロップの著作は日本では代表作である『昔話の形態学』を含め、ほぼ絶版になっていて手に入りにくい(『昔話の形態学』は何度か再販されているが、その度にすぐ絶版になる)
    なので、手に入りやすい読みやすいかたちで学べるのはかなり助かる。

    この本だけで映画の構成や、創作に対する知識を賄えるわけではないが、手に取りやすいこの本から手を出していくのが良いかも。

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    2023年10月10日
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    脚本術の中でも『SAVE THE CAT』や『ハリウッドリライティングバイブル』『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』に並んで名著と数えられる1冊。

    『物語の法則』というタイトルで以前出版されており、そちらも手に入りやすい本ではある。自分は知らずに買って、「あれ? これ読んだことあるぞ」となったので、既に持っている読者は注意が必要。
    だが改めて読んでもやはり勉強になることは多い。
    特にヒーローズジャーニーについて簡単に学べるのは大きいかも。他の著作だともうちょっと込み入った話になってくるので。

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    2023年10月10日
  • 探偵コナン・ドイル

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    コナン・ドイルが探偵役で
    ベル博士と一緒にジャック・ザ・リッパーを
    追う話
    まさか黒幕があの人だとは思わなかった!
    黒幕が分かった状態でもう一度読みたいと思った。
    シャーロック・ホームズとは違う感じで
    面白かった!

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    2020年11月12日
  • 探偵コナン・ドイル

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    史実をないまぜながらの展開に読む手が止まらなかった。時はビクトリア朝時代。クラシカルな雰囲気を醸し出しているので連続猟奇殺人のグロさもそこまで気にならなかった。ミステリーそのものはそんなに凝ってはいないが、ドイル、ベル教授、マーガレットの生き生きした描写に満足。次作も待ちどおしい。

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    2020年05月23日
  • 探偵コナン・ドイル

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    1888年に発生し、ロンドンを震撼させた切り裂きジャックによる連続殺人事件。その史実をベースとして、作家コナンドイルが事件に挑むというフィクションです。読んでいくうちに、フィクションとは分かっていても、本当にこんなことがあったのか?と錯覚してしまうくらいに物語の舞台に引き込まれていきました。
    ハヤカワポケミスはハードルが高いなぁと苦手意識があった私ですが、この本は時間を忘れさせてくれるくらいに面白く読ませてもらえました。

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    2020年03月24日
  • 脳が読みたくなるストーリーの書き方

    購入済み

    わかりやすく、面白い。

    小説の中では全て登場人物たちの感情が先にあり、その結果、行動や出来事があるということが、とてもわかりやすく解説されていて参考になった。読者は『なぜ?』『なにが起きた』のかを知りたいわけで、このことから、時系列を事細かに追って書く必要は無い、ということに気づいた。
    それと、途中で映画『羅生門』を引き合いに出していた部分があるのだが、内容が芥川の『藪の中』のようだったため、疑問に思って調べたら、初めて黒澤明監督の『羅生門』は『藪の中』と『羅生門』をかけ合わせた内容であることを知った。
    また、感情が存在しなければ全てが中立となり、取捨選択が出来ない、というのは興味深かった。

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    2019年07月26日
  • サンクトペテルブルクから来た指揮者

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    本作は、禍々しい事件に巻き込まれて行くトムや、捜査に勤しむスクロフ検事やマルキン警視の活躍を愉しむ、不穏な事態の謎を明かすエンターテイメントというのが基軸だ…が、「過去」を追いやろうとしているトムが自身の現在の人生に向き合って行くようになる物語でもあり、現在となっては“歴史”な雰囲気にもなっている時代、「ワンスアポンアタイム…」(一昔前)のモスクワを「かなりリアル」に描く作品でもある…大変に興味深い!
    テンポ好く物語が進み、読み易い…

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    2018年12月04日
  • 上海ファクター

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    この本を読み始めてから007を観直したくなり 他のスパイ映画に手を出してみたいと思った
    翻訳小説を読むのが初めてで読み始めは抵抗があったものの簡潔な文章に次第に魅力を感じた
    長い間主人公("おれ")のスパイであることへの葛藤やスパイを辞めれば訪れるであろう"普通の"生活への憧れや一種の侮蔑が語られ そういった中で仕事を進めていく
    だが最終章一歩手前からそれまでジワジワだったのが一気に核心に迫り、黒幕が薄々予想できそうになっての ある種潔い終わりで非常に没頭して読めたし楽しかった
    ワインを飲んで浮いた頭で最後をぐわーっと読んだのは少々もったいなかったかもし

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    2015年01月13日
  • ダークエルフ物語8 アイスウィンド・サーガ〈5 冥界の門〉

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    久しぶりにダークエルフ、ドリッズトに会えて嬉しい。冒険を重ねるたびに仲間との絆が深まるのも嬉しいことだが、ドリッズトの内面が向上していくのを感じ、ますますファンになった。ドワーフのブルーノー、やっぱりそう簡単には死なない!それにしても、物語の伏線の張り方には感心させられた。

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    2010年05月28日
  • ダークエルフ物語8 アイスウィンド・サーガ〈5 冥界の門〉

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    『アイスウィンド・サーガ ―暗黒竜の冥宮』 からの続編

    前作で、ブルーノーの故郷ミスリルホールを探し出したドリッズト一行。
    しかしミスリルホールは邪悪なドワーフ種族デュエルガーとブラックドラゴンの住処となっていた。
    からくもミスリルホールから脱出を果たした一行であったが、戦いのなかでブルーノーはブラックドラゴンとともに燃え落ち、ハーフリングのレギスは盗賊ギルドの暗殺者アルテミス・エントレリに連れ去られてしまう。
    レギスを助け出すため、バーバリアンのウルフガーとドロウのドリッズトは、ブルーノーを失った悲しみにくれながらエントレリのあとを追いかけるのだった。

    ドリッズトとエントレリ、好対照な二

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    2009年12月03日
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    ●2025年10月3日、池袋ジュンク堂本店にあった。
    9階からまわり始めたとき、すぐに見つけた本。

    ジュンク堂スタート。

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    2025年10月03日
  • 面白い物語の法則〈下〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    ロシアのプロップがおとぎ話の構造を分析したツールの紹介や、物語の細部を豊かにする環境的事実のツールを紹介。最後のチェックリストのところに予算の話が出て来て、確かにと思う。どんなに素晴らしい物語でも作る費用と想定される収益が見合わないと作れないしな。物語作家もそう言うそう言う観点を最終的に持たないと辛いよな。しかしロシア人もそうだが、こう言う構造的な理解や分析を示して一般化するのは欧米人は上手だよなと思う。ロシアを欧米に入れていいのかと言うのもあるが。ロシアは文学の巨大国家だし、蓄積もあるのかな。物語りを良くするために適切な問いを投げかけて行くのが大事だと言うようなくだりもなるほどと思った。こう

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    2023年02月17日
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    神話の法則を書いた映画会社等でシナリオ分析をしている著者とパートナーとの物語を書くための様々なツールを紹介してくれる本。映画会社にはたくさんのシナリオが持ち込まれるし、それを評価しないといけないのでシノプシスとログラインを作る。そうした要約を考え抜く事は映画のシナリオ作成以外にもあらゆる資料の作成に役立つ。映画のシナリオは書かないが、ここにあるテクニックというか、頭の整理の方法は色んな方面に役立つと感じた。しかし色んな分野で色んなプロフェッショナルが突き詰めて物事を考え分析の骨組みを作っていくという、当たり前の事が良く分かって面白い。

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    2023年02月05日
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    面白い映画の構造を体系的に知ることができる。実際の映画も例として取り上げてられているため、わかりやすい。
    映画を観る際、そして自分が物語を紡ぐ際も、頭の片隅に置いておきたい内容ばかりだった。

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    2022年12月27日
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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     2022年2月刊(2013年9月に邦訳が出版された『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』を改題・一部再編集の上、二分冊化)。ハリウッドで、映画会社に持ち込まれた映画脚本の査読、映画のストーリー開発、映画脚本の執筆などを手がけてきた二人が、面白いストーリーとは何か? を解き明かしていく一冊。この筆者たちの本は初読み。
     現在、某創作講座を受講中なので、参考になると思い、取り寄せ。全12章からなり、「テーマの大切さ」「登場人物に持たせるべき、"求めるものリスト"」「観客との契約」「ドラマに両極の対立を持ち込め」「英雄の内面的な旅路について」「キャラクターが

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    2022年05月17日
  • 面白い物語の法則〈下〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術

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    上巻に続き、読みました。下巻はこの本で言うところの、「環境的事実」について。舞台設定についての分類がなされてます。
    あえてこの本の難点を言いますと(いや、気にならない程度なのですが。。)翻訳の言葉が、ハリウッドやエンタメぽくなく、頭にスっと入ってこない、腹落ちしない気がします。。
    上巻に、映画の配役には「相互アクション」が大事、みたいな章があるのですが、おそらく(原文を見たわけではありません。。。)「インタラクション(interaction)」でいいのでは??? この「環境的事実」と言う言葉も、なんなんすかね。。原文がわからないのですが、もうちょいわかりやすい言葉にした方がいいんではないか。。

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    2022年04月09日