府川由美恵のレビュー一覧
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2003年、ソ連崩壊後のかつてない経済成長に沸くロシア。故郷スウェーデンを離れてモスクワの投資銀行に勤めるトムは、大手石油企業の買収プロジェクトに携わるチャンスを得る。しかしトムが株売却の斡旋をした大富豪が何者かに惨殺され、さらには小口株主だったトムの親友の弁護士が爆弾テロで命を落とす。立て続けに起...続きを読むPosted by ブクログ
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脳科学者によれば、すでに過剰負荷に耐えている脳が、貴重な時間と空気を費やしてまで人間を物語に没頭させるのは、物語がなくては困ったことになるからだ。物語があれば実際に起きたことでなくても、重大な経験をシュミレーションすることができる。これは石器時代においては生死にも関わる問題で、経験が教えてくれるのを...続きを読むPosted by ブクログ
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あー、こういう形で、おさまるところにおさまるのか。という感じ。
ウルフガーが、死んだ瞬間から、俄然輝きだした気がします……お話の構成的に。でも恋愛まわりは、ちょっと盛り上がりに欠けたかなー。恋に生きる系のキャラがいないので、そっち方向の関係性が展開する要素がないんだよねぇ。
せめてキャッティ・...続きを読むPosted by ブクログ -
2ちゃんねるや日本独特のオタク文化が紹介されているのが興味深く、出版された本のあとがきとして書かれた物語の核心となる部分が読ませる。ただし、想像もつかないような陰謀や大規模な犯罪へと発展するかと思いきや、やはりそこへ行ってしまうのかと、やや肩透かしを食った思いがする結末。Posted by ブクログ
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メンゾベランザンの家系争いとかルロス神とかいった話は、正直うんざりな部分もあるのだが(明らかな悪の世界の話はおぞましい)、ドリッズトとグエンワイバーは今回もカッコ良かった。戦闘シーンは指輪物語を彷彿とさせる。Posted by ブクログ
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ダークエルフのドリッズトがだんだん人間らしく(?)なって来た。あくまでもクールなドリッズトが好きだったので、いいような悪いような複雑な気持ち。しかし、あの人はなぜ生きていたのか…それに関しては一言も触れられていないので謎。Posted by ブクログ
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前作『ダークエルフ物語 ドロウの遺産』で還らぬ人となったバーバリアンのウルフガー。その死をもたらしたのが自分を追ってきたドロウの仕業であると知ったドリッズトはこれ以上愛すべき仲間達を失わないため一人アンダーダークへ旅立つことを決意する。
またそれを知ったキャッティ・ブリーはドリッズトの後を追い、ドワ...続きを読むPosted by ブクログ -
時系列としては『アイスウィンド・サーガ 冥界の門』の続きに当たる
前作で救出されたレギスは盗賊ギルドのギルドマスターの座を占め、ブルーノーはミスリルホールの奪還を果たして王となり、ウルフガーとキャッティ・ブリーの結婚の宴も間近に控えるなど、エントレリへの妄執も乗り越えたドリッズトにはかつてないほど...続きを読むPosted by ブクログ -
アイスウィンド・サーガ第二作目
前作で、テンタウンズをそしてアイスウィンドデイルを守る事に成功したドリッズト達は今回、ドワーフであるブルーノーのかつての故郷ミスリルホールを探すための旅に出る。
だが、そこには彼らの後を追う者の姿があった。
暗殺者のアルテミス・エントレリは仲間の一人ハーフリングのレギ...続きを読むPosted by ブクログ