あらすじ
1619年、アルサは魔女裁判にかけられていた。
1942年、ヴァイオレットは、望まぬ妊娠と婚約に人生を奪われていた。
2019年、ケイトは恋人のDVから逃れ、大伯母の遺した屋敷に隠れていた。
身体を、運命を、自由を、取り戻せ。
「魔女」と呼ばれた一族の女たち。暴力と不条理からの解放を求めた彼女たちの戦い。時代の異なる三人の女性の視点で描かれた絆の物語。
英国で25万部超の鮮烈なデビュー長篇。
(原題 Weyward)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
外文はまだ初心者なので、たいてい誰かの感想や書評を見て読む本を選ぶのだけど、こちらは久々のジャケ読み。なんとなく惹かれて読み始めたら、3人のウェイワードの女性たちが歩んできた(歩んでいる)人生が気になりすぎて、一気に読んでしまった。
女性同士の連帯の物語が、日本でも海外でもヒットしているのを見ると、世界と繋がっている気持ちになる。1人じゃないと信じられる。そう思わせてくれる物語がたくさんあることが嬉しい。
Posted by ブクログ
魔女として世間から排除されたり、親や彼氏から虐げられた女性が潜在能力を使って生き物を操る物語が大好きなので、楽しく読むことが出来ました。男性の事を悪く書いている事が多いですが、後半部分にそうじゃない男性もいる事を書いてくださっている事が素敵な作品でした。来年に作者の新刊が出るそうなので、楽しみです。
Posted by ブクログ
あらゆる世代の女子達への応援歌。
世の中の因習や抑圧に負けず、本当の自分らしさを失わず、強く生きてこそ人生。
それにしても、
抗う手段を奪われて、それでもどうしようもなく許せない相手には思い知らせることができるって、
それだけで無敵。
何気なく生きている私たちにも先祖がいて
何年も、何百年も脈々とと続いている〈何かの思い〉があるのかもしれない。と考えると不思議。