田辺希久子のレビュー一覧
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1980年から2010年代の第三のグローバル化を中心に分析し、各段階のグローバル化の違いを明らかにし、現在進む第四のグローバル化を見通す。
◯第一のグローバル化
・蒸気船と電信
◯第二のグローバル化
・戦後の貿易障壁の撤廃、GATT、ECSC
・コンテナ革命
・工業製品輸出入の主流化
◯第三のグローバル化
・1970年代の金融グローバル化と金融危機
・貿易連携協定の拡大
・補助金、税制優遇のよる船舶乱造、輸送コスト低下
・補助金による輸出入増、日韓中の台頭
・世界中もっとも安価で品質の良い原料、部品、組立てによる製造業の変質。サプライチェーンからバリューチェーンへ
・企業が創出する付加価 -
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ネタバレ物流革命が今日のグローバル化を進化させた。
第1のグローバル化は19世紀のヨーロッパ主導で始まった。世界の貿易取引の内、40%近くがヨーロッパを主体とする取引であった。しかしながら、グローバル化が各国に与える影響は限定的であった。
第2のグローバル化は第二次世界大戦後、製造先進国であった日欧米間での取引が主体であった。発展途上国は、先進国に対して原燃料を供給する形で参加した。
第3のグローバル化は、関税引き下げ、輸送手段の信頼性向上・低価格化、及び通信費の低下で進化した。ECは1969年に関税を撤廃し、コンテナ輸送は1956年に実用化された。関税引き下げは、1992年NAFTA、2000年以 -
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信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール
著:ジョエル・ピーターソン, デイビッド・A・カプラン他
「信頼の原則」は仕事にも人間関係にも効く。
信頼は能力であって、心構えやスキルの総体であるから、それを得るために犠牲をいとわぬ人なら、誰でも習得も維持もできる。信頼には「人格・能力・権限」という3つの条件がある。
「信頼の原則」を理解し、応用することで、私たちは信頼できる人間、信頼できるリーダー、そして他者を信頼することのできる人間になることが可能になる。
本書は以下の10のルールにより成っている。
①誠実さを身につける
②すべての人を尊敬する
③権限を委譲する
④目標を具体的に示す
⑤ -
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チームメンバーに対するマネジメントの方法が、わかりやすくストーリーに沿って語られています。
“1分間”というのは、その手法の実践に要する時間を指していて、部下との目標設定や褒めること、軌道修正の指示などを1分間でするよう求めています。
1分にこだわる必要性は必ずしもないかと思いますが、短時間で実践できることが明らかにされています。
“新”や“1分間”というワードからくるうさんくさいイメージがなんとももったいないですね。薄い本だということもあって、最近に刊行されたキャッチーだけど内容のない本、という印象を与えかねません。もちろんそんなことはなくて、長い間読み継がれてきた古典ともいえる名著の加 -
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ベストセラー作家のケン・ブランチャード博士と、「チーズはどこへ消えた?」の著者、スペンサー・ジョンソン氏によるベストセラー本。
マネージャーがとるべき秘策として、1分間目標、1分間称賛、1分間修正の3つを提言する。マネージャーの最終目的は、部下自身が自分のマネージャーとなり、そのことに喜びを覚えて、マネージャーがいなくても成功できるようにすることと説く。
終盤に「新1分間マネージャーのゲームプラン」としてマネージャーがとるべき上記の秘策が簡潔にまとめられている。本書のエッセンスを忘れかけたときに見返して、日常のマネジメントに役立てることができそう。
リーダーと、若い利き手の対話形式で書かれて