物流の世界史―――グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?

物流の世界史―――グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?

ビジネス・実用
2,640円 (税込)

13pt

モノの時代から、アイデアやサービスの時代へ。
人々の生活や働き方、企業の投資や生産体制は
どう変わるのか?
<ロングセラー『コンテナ物語』著者がひもとく世界経済200年史>

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

物流の世界史―――グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか? のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物流におけるグローバル化の歴史について4段階に分けて書かれた本。ヨーロッパ植民地帝国を核とした第一のグローバル化、戦間期の停滞、戦後GATTを中心とした西側諸国による第二のグローバル化、そして80年代後半以降長距離サプライチェーンを伴った第三のグローバル化が始まった。更に本書ではグローバルサプライチェーンの良い面だけでなくリスク面にも触れられている。中東戦争、台湾有事などの地政学リスクにより再編を求められているグローバルサプライチェーンについて考えるためにも読むべき本。

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    ー 第四のグローバル化の経済的輪郭はすでに明らかになっているが、その政治的輪郭は不明瞭なままである。最も深刻な問題は1世紀近くにわたってグローバル化を推進し、国際関係を形づくってきたさまざまな取り決めが、今後どう変わっていくかということだろう。これらの取り決めも、決して完全なものではなかった。コロナウイルスは、各国が病気に関する情報を共有し、渡航者の健康状態を監視する体制がいかに脆弱であったかを明らかにした。

    だが軍事同盟である北大西洋条約機構から政治同盟であるアフリカ統一機構、さらには貿易ルールを策定する世界貿易機関(WTO) に至るまで、何十年にもわたる外交成果も過少評価すべきではない。さまざまな欠陥があったとはいえ、これらの機構は世界中の武力紛争の頻度を減らし、その拡大を防ぎ、何十億もの人々の生活水準に著しい向上をもたらした。

    2010年代に起きたグローバル化に対する政治的攻撃の最大の目的は、国際協力を妨害することにあった。こうした攻撃によって、リージョナル化がグローバル化に取って代わることも予想される。 研究者のなかには、米中の動きが重なって「世界が従来型のブロック政治ブロック経済へと引き戻されるかもしれない」と指摘する声もある。しかしそれも確実ではない。いま私たちの前に立ちふさがっているさまざまな障害は、リージョナル化をも阻むものだからである。 ー

    非常に示唆に富んだ作品であるが、“第四のグローバル化”がどのようなものになっていくのか、最後の部分の考察がやや物足りない。物流の世界史という観点では、グローバル化がどのように進んできたのかがよく分かる作品だった。
    個人的には『コンテナ物語』の方が面白かったかな。

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    これは面白いし興味深い。
    本書でいう物流とはモノだけではなく、ITサービスやエンジニアリングなど無形のサービスも含めた価値の物流という感じ。

    極度な国際サプライチェーンは新型コロナによってその脆弱性があらわになった。シェアリング文化の浸透や全世界で進行する高齢化も、モノへの依存度を下げサービスや経験へのシフトを助長している。

    高い関税や製造サプライチェーンの国内回帰の影響などから、一つの製品をつくりあげるのに何度も国際輸送を経て材料や部品を組み立てていくようなモノの物流は衰退する流れなのかなと感じた。

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    比較優位説に基づいた国際分業を補強する国際物流を通じて発展してきたグローバル経済において、その付加価値の主体がどのようにして「モノ」から「情報」に移っていったかがまとめられた良い本である。昨今、物流に従事するドライバーなどの待遇が問題にされているが、この本に示唆されてあるように、主役が「情報」に移ったことも1つの原因なのかもしれない。

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    物流だけに捉われず昨今の経済についても学ぶことのできる一冊だと思います。
    タイトルの通りこれまでの物流の流れや成長について学ぶことができます。その成長の中には社会や経済が密接に関係しており、初心者でも体系的に学ぶことのできる内容でした。

    0
    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

    1980年から2010年代の第三のグローバル化を中心に分析し、各段階のグローバル化の違いを明らかにし、現在進む第四のグローバル化を見通す。

    ◯第一のグローバル化
    ・蒸気船と電信

    ◯第二のグローバル化
    ・戦後の貿易障壁の撤廃、GATT、ECSC
    ・コンテナ革命
    ・工業製品輸出入の主流化

    ◯第三のグローバル化
    ・1970年代の金融グローバル化と金融危機
    ・貿易連携協定の拡大
    ・補助金、税制優遇のよる船舶乱造、輸送コスト低下
    ・補助金による輸出入増、日韓中の台頭
    ・世界中もっとも安価で品質の良い原料、部品、組立てによる製造業の変質。サプライチェーンからバリューチェーンへ
    ・企業が創出する付加価値と国家の貿易収支が一致しなくなる
    ・輸出入量の増加、輸送船大型化の競争激化により、リスク拡大、サプライチェーン柔軟化のための潜在コスト増加
    ・補助金による国内産業強化と競争力低下・依存体制
    ・貿易自由化による雇用喪失・格差助長と保護政策による長期的非効率化
    ・過度なメガシップ化による効率・信頼性の低下

    ◯第四のグローバル化
    ・インターネットによるサービスのグローバル化

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    自由貿易は規模の大きい先進国に利益を与えるが、「世界経済の周辺部」に置かれた国々に損失を与える。

    「輸入代替工業化」=一次産品は工業品に比べて技術発展により価格が下落することから、同じ量の工業品を輸入するのに原材料の輸出をどんどん増やさなければならなくなる。
    だから自由貿易を歓迎しないで、消費財の輸入を抑え、機械や工場設備を導入するべき。
    消費財は国内産業を高関税で保護し、逆に富裕国に輸出すればいい。
    しかし成功例は韓国と台湾、中国のみ。

    長距離バリューチェーンは高くつき、リスクが大きく、信頼性が低く、必要性も低いという認識によってグローバル化には終止符が打たれつつある。

    工場生産や対外投資におけるグローバル化は後退しているが、サービスやアイディアの流通という点では急速に進化している。

    0
    2022年11月09日

    Posted by ブクログ

    面白く読めたが、物流の世界史と言うよりも、コンテナの世界史という感じ。
    期間も範囲も少なくです。タイトルからしたら物足りないかな?

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、物流や貿易、グローバル化の「世界史」を説明した本。産業革命後の時代から現在に至るまで、貿易の形態や盛衰についてファクトベースて説明されている。

    グローバル化は4段階に分けることができ、大戦前約40年間の第一のグローバル化と戦後約40年間の第二のグローバル化では、貿易や投資は国単位で計算されていた。1980年代後半からの第三のグローバル化では、「国」という区切りが薄れ、国際バリューチェーンによる貿易となった。第三のグローバル化が大量生産による有形物の貿易、「モノ」の時代であったのに対し、サービス産業・情報産業を中心とした「第四のグローバル化」が始まっている。第四のグローバル化では、国ごとに成功を判断することは不可能であり、急速に変化する世界経済のなかで国民の生活水準が上がったかどうかが勝者の判断軸となる。

    0
    2022年06月30日

    Posted by ブクログ

    グローバルサプライチェーンをより効率化するという進め方は、実質的に10年も前に転機となりローカライズ生産に転換していた。円安の恩恵が無くなった理由は、製造業のウエイトがそもそも大きく低下していた。など、改めて認識しました。また、ゴミの輸出が、物流費用の低下により可能となり、SDGsを推進してるねという欺瞞に満ちた説明に何の疑問も持っていなかった自分に気づきました。

    0
    2022年03月28日

物流の世界史―――グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか? の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す