八重野統摩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初読みの作者さん。フォローしている方のレビューに惹かれて買ってみた。
中学校から下校中に誘拐された有乃沙耶と彼女の行方を追う刑事・進藤、それぞれの語りで進むお話。
囚われた沙耶が送る奇妙な軟禁生活の描写からは誘拐犯・渡辺の正体と企ては杳として知れず、その謎に惹かれサラサラと読み進むことができる。
一方、捜査の線上で明らかになる沙耶の両親の愛情薄い所業には呆れるばかり。沙耶が心を無にする件りは胸が痛む。進藤と相棒の相良、捜査の途上で二人が見せる、見知らぬ沙耶への眼差しの温かさが救い。
渡辺の正体と企てはようやくエピローグで明かされて、なるほど、そういうことね、という軽い驚きだったが、最後の1 -
Posted by ブクログ
坪田譲治文学賞を受賞との帯に、これは間違いないだろうと選択。
NASAで宇宙関連の仕事に就きたいと、日々努力をしている小学6年生のハル君のクラスに転校してきた、ちょっと難しい性格をしたハーフの女の子イリス。イリスに振り回されるうちに、彼らの周りに暗黙のうちに存在していた問題が顕在化し、そしてそれを克服して成長していくという、どストレートなボーイミーツガールのジュブナイル小説。
難しいこと一切ないので、2時間くらいで読み切れる。
タイトルの割に、ペンギンなんて全然出てこないんだけど、でも読み終わったあとには心の底から納得する。
読み終わった後にこのタイトルを改めてみると、もともととても爽やかな読 -
Posted by ブクログ
「表紙のイラストが綺麗すぎるから」
とくだらないことを言ってしまいたくなるほど好みの絵柄。
加えて、作者は私と同じ札幌出身。
そしてあらすじを読めば、どうやら夏っぽい感じだ。
私は四季の中で夏が一番好きで、ちょうど、夏を感じ取れるような作品を読みたいところだった。
読み終えての感想としては、もう少し夏っぽさを求めていたところではあるが、この作品はこの作品としておもしろかった。
「どんでん返し」とか「あなたも騙される!」みたいなミステリ作品の結末はすぐ気づくくせに、こういう単純(?)なものにはすぐ引っかかる。
伏線もうまいように思えるし、結構振り回してもらえた。
トリックはとある有名な映画を思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ父親が多額の借金を残して亡くなった。
神田六彦はその肩代わりとして殺されかけるが、突如として現れた夏目と名乗る女によって、彼女の経営する店で働くことを条件に命を救われる。
しかし、そうして足を踏み入れたアレクサンドリアは、殺し屋を始めとする反社会的な人間だけが利用する言わば犯罪者書館。
常識も法律も通用しないその点では、シャーロック・ホームズを名乗る殺人鬼によって、次々と常連達が消され始めていた。
日常ミステリーと言って良いのかちょっと分からないですが殺し屋たちが出てくる割には、アレクサンドリアで起こるちょっとした謎解きは日常的かな?と思いました。
でも文章はすごく読みやすくてさらさら読めち