八重野統摩のレビュー一覧

  • 同じ星の下に

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    いい終わり方だった。
    文章も読みやすく一気に読めた。
    強いと言い切る人は傲慢か無知か。心に残るフレーズだった。

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    2025年01月19日
  • 同じ星の下に

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    中学2年の少女の誘拐から始まるミステリー
    始まりは穏やかに、それが怒りに変わってゆく
    文体は優しいが結構重い物語
    途中までは想像できなかった結末は救われる気分

    「同じ星の下に生まれようとも、この世界は、悲しいくらいに不平等だ。」

    是非読んでみて下さい

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    2024年11月28日
  • 同じ星の下に

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    読みやすく、新たな事実の明かされ方もテンポが良く一気に読めた。
    まぁ、そんな偶然あるかねぇと思うところもあるし、クライマックスは思惑通り行きすぎな気もするが主人公二人は賢いので、あるか。

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    2024年10月09日
  • 同じ星の下に

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    初めて読む作家さん。
    読みやすく、また面白かったです。

    誘拐犯の正体と目的がなかなか見えてこなかったので、最後に全てが分かった時に「なるほど!」となりました。
    何とも切ない誘拐です。
    「存在の全てを」も切なかったけど誘拐犯が人質に抱く感情が全く異なり、新しい誘拐ミステリーとして楽しめました。

    子どもの気持ちを描くのが上手でした。他の作品も是非読んでみたいです。

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    2024年07月28日
  • ペンギンは空を見上げる

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    とても良かった。

    ハルくんは、鬱屈した心を抱えながらも
    自分に出来る中で精一杯がんばっていて
    本当に引き込まれました。
    これから大人になっていくハルくんの道が
    明るい光に照らされているといいなと思う。

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    2024年05月27日
  • ナイフを胸に抱きしめて

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    家族を捨てて若い女と再婚した父親の不倫相手が、小学校で自分が担任をしているクラスの子の母親として参観日に再会するんですよ。
    もう悲劇しかみえない。

    タイトルの「ナイフ」が何を指しているのか、そしてそれを「胸に抱きしめて」誰にも渡さない覚悟を決める。
    まあまあそうだろうなと思うどんでん返しだけれど、その後のエピローグにグッときました。

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    2024年01月27日
  • ペンギンは空を見上げる

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    最後まで読み題名に納得しました。
    会話のシーンで本人のところは回想風に書かれていて不思議に感じていましたがそこも納得。
    障がいのため目標とする夢は実現できないけれど、支える側になり努力していこうとするハル。
    障がいを乗り越えることは大変だと思うけれど、良き理解者に囲まれて前に進んでいけるのだな~と陰ながら応援したくなりました。

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    2023年12月20日
  • ナイフを胸に抱きしめて

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    カリスマレビュアーさんが
    ナイフを胸に抱きしめて…と先日連呼してまして。
    泣けるミステリーだから泣きましょう!
    と言うことで早速借りました♪

    殺人があり、事件の捜査あり、どんでん返しがありのしっかりしたミステリーでした。

    ただ事件の真相よりも彼氏である同僚の先生が担任の1人の生徒にする話がとても良かった。
    人に酷いことをされた時、許せないとダメなのか?

    ラノベ風の表紙に騙されてはいけません!
    なかなか深いです…はっきりと答えがでない問題でグルグルと考えさせられました。

    読み終えてなるほど!でした︎‼︎
    ナイフを胸に抱きしめて
    ナイフを胸に抱きしめて
    たしかに‼︎
    タイトルの通り‼︎

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    2023年06月13日
  • ペンギンは空を見上げる

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    坪田譲治文学賞を受賞との帯に、これは間違いないだろうと選択。
    NASAで宇宙関連の仕事に就きたいと、日々努力をしている小学6年生のハル君のクラスに転校してきた、ちょっと難しい性格をしたハーフの女の子イリス。イリスに振り回されるうちに、彼らの周りに暗黙のうちに存在していた問題が顕在化し、そしてそれを克服して成長していくという、どストレートなボーイミーツガールのジュブナイル小説。
    難しいこと一切ないので、2時間くらいで読み切れる。
    タイトルの割に、ペンギンなんて全然出てこないんだけど、でも読み終わったあとには心の底から納得する。
    読み終わった後にこのタイトルを改めてみると、もともととても爽やかな読

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    2023年04月18日
  • ナイフを胸に抱きしめて

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    柳川和奈は妹の莉緒と二人暮らしだが、それぞれ小学校の教師と受験生.和奈は西井こずえの保護者が千賀子であることを最新知って動揺している.彼女は姉妹の父を奪った女だからだ.千賀子が飛び降りて死んだことから話が展開する.和奈は当日同僚の村山恭平と食事をしており、莉緒は予備校で勉強中だった.工藤と高峰が捜査を担当したが、自殺教唆と推測され証拠は皆無だった.しかし、和奈の自首、高峰の違法捜査など意外なトピックが出てきて、急展開するストーリーが楽しめた.

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    2023年03月02日
  • ナイフを胸に抱きしめて

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    人間に憎しみという感情が存在しなければ、どれだけ生きやすくなるだろう。

    主人公は小学校教諭の柳川和奈。
    二年生のクラス担任を受け持っている。

    ある日の授業参観で目にした母親はかつて自分達家族から父親を奪った女性だった。

    嫌な記憶に蓋をするように生きて来た和奈にとって最悪の偶然。
    再び蘇る憎しみの感情。

    法律で裁く事が出来ない行為だからこそ、どこにも持って行き場のない和奈のやり切れない思いに共感する。

    だが憎悪を復讐に変えた所で、復讐も憎しみも連鎖し続けるだけだ。

    ラスト二頁で明かされるタイトルの意味に胸が締め付けられる。

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    2023年02月18日
  • ペンギンは空を見上げる

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    プロローグ/海の向こうから/言葉の壁/エピローグ

    小学六年生 彼の名はハルくん。NASAのエンジニアを目指すという彼の今の目標は風船ロケットを飛ばして宇宙の写真を撮ること。大人の手を借りずに(なるべく かな?)
    やってきた転校生青い目の彼女はグイグイ迫ってくる。
    彼の本当の願いは…… そして彼の真実は……
    胸がいっぱいになってしまいました。
    応援しているよ、行く道を見つけるのをあきらめないで、くじけないで どうか どうか

    祈っています

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    2022年11月29日
  • ナイフを胸に抱きしめて

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    本のタイトル『ナイフを胸に抱きしめて』の本当の意味がラストで分かった。
    誰かに向けてではなく、誰かに向けてしまうことのないように。
    恨んだり憎んだりする気持ちにどう決着つけたらよいのか、それに対する答えのひとつを教えてもらった。
    自分にとってどんなに憎い人であっても、別の人にとってはとても大切な人かもしれない。

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    2022年11月26日
  • ペンギンは空を見上げる

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    小学六年生のの佐倉ハルはNASAのエンジニアになりたい夢がある。でもクラスでは孤立してほとんど交流を持たない。そんななかアメリカからの転校生の鳴沢イリスが来たことから少しずつハルにも変化が起こる。生意気でどこか冷めた目線を持ってるハルが宇宙に関しては真っ直ぐな視線を向ける。夢を思う自由さと自分ではどうすることもできない理不尽さ。喜びとか怒りとか悲しさとかたくさん経てきたハルだからこそのラストがとてもいい。

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    2022年11月16日
  • ペンギンは空を見上げる

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    一応ミステリー枠にしたけど、ジュブナイルであり、ボーイミーツガールであり、子供たちの精神的な成長の物語でもあります。子供なりに、いや子供だからこそ鬱屈した何かを抱えていて、それをどうしていいのかわからずにもがいてる。その苦しさと解放の物語でもあります。

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    2022年10月21日
  • 終わりの志穂さんは優しすぎるから

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    「表紙のイラストが綺麗すぎるから」
    とくだらないことを言ってしまいたくなるほど好みの絵柄。
    加えて、作者は私と同じ札幌出身。
    そしてあらすじを読めば、どうやら夏っぽい感じだ。
    私は四季の中で夏が一番好きで、ちょうど、夏を感じ取れるような作品を読みたいところだった。

    読み終えての感想としては、もう少し夏っぽさを求めていたところではあるが、この作品はこの作品としておもしろかった。
    「どんでん返し」とか「あなたも騙される!」みたいなミステリ作品の結末はすぐ気づくくせに、こういう単純(?)なものにはすぐ引っかかる。
    伏線もうまいように思えるし、結構振り回してもらえた。
    トリックはとある有名な映画を思

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    2020年10月07日
  • 犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~

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    親の借金のために海に沈められそうになっていた六彦(主人公)。
    すんでのところで殺人者ばかりが集う書店を経営する女性・夏目に買われて働くことになります。
    そのころからシャーロック・ホームズを名乗る者の連続殺人事件が発生しその真相に六彦が近づいて行く話。

    面白かったし結構一気に読めました。
    でも犯人の最後があまりにあっけないというか・・・。
    もっとモリアーティ教授みたいにしつこくのらりくらりしてほしかったなぁ。
    元々そういう風にしつこく話を続ける気がなかったのかもしれませんが。

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    2018年01月17日
  • 犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~

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    親の借金のため殺されそうになった所を
    ぎりぎりの所で助けられた主人公。
    そして連れてこられたのは、犯罪者御用達の本屋。

    連れてこられて働いている期間が1カ月。
    そうとは思えないのは、場所が場所だからなのか
    出てくる人達の濃さのせいなのか。
    ものすごいぼったくり本屋ですがw

    短編のように終了していくので、客の志望動機を
    推理していくだけなのかと思いきや…。
    そこのためにやっていたのか、という具合。
    淡々と、場所が場所なだけにゆるりと進んでいく日々。
    あっさりとした終わりではありましたが
    何だかこう…しょんぼりしてしまいます。

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    2014年11月12日
  • 還りの会で言ってやる

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    主人公(男子高校生)の語り(?)口で話が展開される青春ミステリィ。
    文体は少ししつこい感じだが、登場人物はキャラが立っていてかなり好感。
    最後まで謎な大学生2人は、高校生から見た大学生の『大人』感があって、懐かしさを感じた。
    物語の主題は、イジメだった。しかし、いじめがどうというより、あくまで物語の一要素と感じる位押し付けがましい訴えはなく、素直に読めた。
    全体的にはやっぱり文体(主人公の語り)が何となく読み辛さを出しているように思うけどストーリーとキャラクターで◎

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    2014年06月19日
  • 犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~

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    ネタバレ

    父親が多額の借金を残して亡くなった。
    神田六彦はその肩代わりとして殺されかけるが、突如として現れた夏目と名乗る女によって、彼女の経営する店で働くことを条件に命を救われる。
    しかし、そうして足を踏み入れたアレクサンドリアは、殺し屋を始めとする反社会的な人間だけが利用する言わば犯罪者書館。
    常識も法律も通用しないその点では、シャーロック・ホームズを名乗る殺人鬼によって、次々と常連達が消され始めていた。

    日常ミステリーと言って良いのかちょっと分からないですが殺し屋たちが出てくる割には、アレクサンドリアで起こるちょっとした謎解きは日常的かな?と思いました。
    でも文章はすごく読みやすくてさらさら読めち

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    2014年05月06日