八重野統摩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八重野統摩さん続けて2冊目。『ペンギンは空を見上げる』と同様、読みやすさと読後の爽やかな余韻があとを引く秀作でした。
読みやすさの具体は、思春期女子の内面描写の巧みさ、先の読めない謎の誘拐事件設定で、これらに引っ張られ、エピローグまで一気に駆け抜けます。
爽やかな余韻の具体は書けませんが、ミステリーの形式を借りながら、主軸は優れた人間ドラマである点が読み手に刺さるのだと思います。
両親による虐待・ネグレクトで過酷な環境下にあり、身の危険さえ感じる中2少女・沙耶が、児童相談所職員の男・渡辺に誘拐され監禁されます。しかし、渡辺が提供する監禁生活は、優しさにあふれ穏やかで、衣食とも豊かで -
Posted by ブクログ
ネタバレ良すぎる( ; ; )
ミステリーなのに大泣きした。
ミステリーで感動することってあるんだ、、本当に素晴らしく心温まる結末だった。
なんでこんなにいい人が沙耶ちゃんを誘拐したのか、最後エピローグでちゃんと回収してくれたのも助かった。
超スッキリした気持ちで読み終えることができた!
最後に沙耶ちゃんが言っていたけど、もし取り違えていなければ郁ちゃんは助かってなくて。
そして渡辺さん(ではないけれど)が誘拐しなかったら沙耶ちゃんは両親を殺そうとしていて…。
全てが重なって、彼女たちが救われたんだと思うと本当に泣ける。
最後の言葉に、渡辺さんも救われたんだろうな。
出所してから、また2人が一緒 -
Posted by ブクログ
プロローグ
私はあの日に生まれてきた
あの日、星が見えたかどうかは分かる術もないが
ハッキリと言えることがある
もう一人生まれてきたということだ
あの日、あの時、あの場所で…
本章
『同じ星の下に』★5
ブク友さん、こぞって高評価の一作
相変わらず、あらすじは省くが
良かった!
ありきたりの誘拐ものを、ハートルフウォーミングに仕上げた感動のミステリー小説だ
渡辺さんと沙耶ちゃんの関係が堪らない
なんて温かい作品なんだろう
無名の良作に拍手と賛辞を送りたい
そう思った!
エピローグ
小学校6年生の時に、同じクラスに私と同じ誕生日の子が私含めて3人もいた
亜紀ちゃん、葉月ち -
Posted by ブクログ
ネタバレ12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか?
誘拐された少女が誘拐犯とともに暮らす数日間の話。
実家で虐待されていた生活とは違い、やっと人間らしい時間を初めて過ごす主人公。誘拐犯が悪い人間ではないことに -
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両親から虐待受けていた中二の沙耶は 自分を押し殺し
日々、一人で耐えていた。。
両親が自分を殺そうとしている事を知り、自ら児相に電話をする。
そして下校途中、児相の職員と名乗る人物に
車に乗るよう促され、助かった!と思ったのもつかの間。。
渡辺と名乗るその男は、沙耶を誘拐し身代金を要求するという。
厳しく監禁されながらも、
徐々に渡辺さんは沙耶にとてもやさしくなっていく
おいしい食事や看病など
虐待だけで生きてきた沙耶は、今まで経験したことのない、
心温まる日々を過ごしていた。
当たり前の普通の温もりがこんなにも温かいという事をかみしめながら…
誘拐したにもかかわらずなぜこんなにも優し -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本がブクロクの「話題」上位に入っていたのがきっかけで読んでみようかなと思った。
タイトルから連想すると、温かいストーリーかと思っていたが、思った以上に感動させられてしまった!
最近ブクロクの皆さんの紹介もあって、素敵な本に出逢い、「思った以上」の作品を読むことが出来て、My reading lifeが充実しています(◍•ᴗ•◍)✧*。
本作は、両親からの虐待にあっている中2の少女が、児童相談所に電話したことから展開していく。
少女が学校の帰り際に誘拐されたことで、少女は今まで味わったことのない経験を誘拐犯宅で経験する。
足枷を嵌められて逃げられないけれど、毒親たちと -
Posted by ブクログ
誘拐されて、犯人に思い入れするストックホルム症候群的なやつかな?と思って読み始めたが、予想を大幅に裏切る結末で、凄く良かったとしか言いようがない。
とりあえず刑期を無事に終えて良かった。
中学生の有乃紗耶は、児相の職員渡辺を名乗る人に誘拐された。片足に足枷をつけられているが、大事に扱われている。トイレもお風呂も問題なし。晩御飯や朝ごはんもなかなか豪勢だ。
北海道警察に身代金要求の投函物が届く。2000万円。沙耶は家では虐待を受けていた。DNA鑑定で父が血が繋がっていないことも知っていた。熱が出たが、渡辺さんは雑炊を作ってくれた。ポカリとかも用意してくれる。
警察の捜査で沙耶の部屋に手斧が -
Posted by ブクログ
ネタバレ皆さんの評価が高かったので手にとった作品。
いや〜、予想以上に面白かったです。まったく想像していなかった結末でした。
テンポもいいし、ミステリー要素もあり、私好みの作品。
虐待の相談を児相にしたことがきっかけで誘拐されてしまう主人公沙耶。
誘拐犯を本当の父親ではないかと怪しむ沙耶だったが、この展開はまったくの予想外。
すべてがエピローグに詰まっている。
逮捕され収監されていた5年の間にすべてを知った沙耶とその周りの人たち。
その事実を知ったときの苦悩と葛藤は計り知れないものだったと想像します。
そしてそれを受け入れるだけの時間が5年間にはあったということでしょう。
特に沙耶の両親はその事