八重野統摩のレビュー一覧
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同じ星の下に生まれたはずなのに、
ふと道が分かれてしまう。
この物語は、シンデレラストーリーというより、
小公女ストーリーの方が近いかもしれないかな。
虐げられ、家族の屋根裏で身を潜めるように生きる少女。
けれど彼女は、自分を憐れむことなく、
堅実に生きている。
誰しも「助けてあげたい」と思わされる存在。
そして帯にもあるように、
最後の最後に「同じ星の下」という言葉の重さが
加わります。
130ページ、彼女の本棚には
カミュ『異邦人』、遠藤周作『沈黙』、
『アンネの日記』が並ぶ。
中学二年生の本棚としてはあまりに重い。
作者はそこで、
「もし自分が彼女の父親なら、
生きるのが辛いことが -
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ネタバレとてつもなく苦しくて、切ない。
痛みに麻痺してしまう感覚というものは、過酷な環境で生きる術を身につけたことのようにも思う。だが、その環境に慣れてしまうことはあってはならない。自分の生き方は、他人に決められることではない。ましてや子への虐待など、生まれた命を大切に思えない親は勝手すぎる。子は親のために存在するのではないのだから。
当たり前だが、誘拐は許されるものではない。彼女が救われる形として、他に何か方法はなかったのだろうかとも思う。だが、もし渡辺さんの立場で、あの名前と再会したとき、そして、彼女を救うまでの時間が限られているとき、他にとれる手段が思いつかないだろう。
誘拐という深刻な事態に -
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カリスマレビュアーさんが
ナイフを胸に抱きしめて…と先日連呼してまして。
泣けるミステリーだから泣きましょう!
と言うことで早速借りました♪
殺人があり、事件の捜査あり、どんでん返しがありのしっかりしたミステリーでした。
ただ事件の真相よりも彼氏である同僚の先生が担任の1人の生徒にする話がとても良かった。
人に酷いことをされた時、許せないとダメなのか?
ラノベ風の表紙に騙されてはいけません!
なかなか深いです…はっきりと答えがでない問題でグルグルと考えさせられました。
読み終えてなるほど!でした︎‼︎
ナイフを胸に抱きしめて
ナイフを胸に抱きしめて
たしかに‼︎
タイトルの通り‼︎
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Posted by ブクログ
坪田譲治文学賞を受賞との帯に、これは間違いないだろうと選択。
NASAで宇宙関連の仕事に就きたいと、日々努力をしている小学6年生のハル君のクラスに転校してきた、ちょっと難しい性格をしたハーフの女の子イリス。イリスに振り回されるうちに、彼らの周りに暗黙のうちに存在していた問題が顕在化し、そしてそれを克服して成長していくという、どストレートなボーイミーツガールのジュブナイル小説。
難しいこと一切ないので、2時間くらいで読み切れる。
タイトルの割に、ペンギンなんて全然出てこないんだけど、でも読み終わったあとには心の底から納得する。
読み終わった後にこのタイトルを改めてみると、もともととても爽やかな読 -
Posted by ブクログ
「表紙のイラストが綺麗すぎるから」
とくだらないことを言ってしまいたくなるほど好みの絵柄。
加えて、作者は私と同じ札幌出身。
そしてあらすじを読めば、どうやら夏っぽい感じだ。
私は四季の中で夏が一番好きで、ちょうど、夏を感じ取れるような作品を読みたいところだった。
読み終えての感想としては、もう少し夏っぽさを求めていたところではあるが、この作品はこの作品としておもしろかった。
「どんでん返し」とか「あなたも騙される!」みたいなミステリ作品の結末はすぐ気づくくせに、こういう単純(?)なものにはすぐ引っかかる。
伏線もうまいように思えるし、結構振り回してもらえた。
トリックはとある有名な映画を思