八重野統摩のレビュー一覧
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ネタバレ会話が独特だなあって思ってたらそういうことだったのね、、(´;ω;`)
タイトルが秀逸!最後まで読んでこれしかないって思いました。
神様はいないって何度も考えるのはハルのことが分かっていけばそうだったのか!と驚き。
最初はいけ好かないお子ちゃまやなと思ってたけど、知った時はマジかごめんって思わず言っちゃうくらい衝撃あった。
これをするための作品ではないっていうのが偉い!どんでん返しのための話になってないのがめっちゃいい。
小学6年でハルは賢すぎるほど賢い、それは彼が背負ってしまってるものゆえで、無邪気に夢を追うことが出来ないと早くに分かってしまったから彼は大人になってしまっている。こんな早く -
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無愛想な少年と、無愛想な少女と、気の良い少年の三人のお話。
少年ハルが風船ロケットにかける情熱と、対照的に他者に対する冷然さの背景に、少しずつ迫っていくストーリーが印象的だった。
転校生のイリスとは、最初は距離があっても、きっとイベントを乗り越えて仲良くなる……というセオリーを迂回してくるところも、面白い。
そうしてクライマックスにかけて、あ、これミステリーなんだなと、気付かされる。
そのことを、あざといと取ってしまうと、素直に読めなかっただろうけど。
思いもよらないパンチだったので、しっかり効きました。
「でもさ、イリスちゃんに対して思うことがあるなら、こんなふうにぼくを使って自分の -
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初読みの作者さん。フォローしている方のレビューに惹かれて買ってみた。
中学校から下校中に誘拐された有乃沙耶と彼女の行方を追う刑事・進藤、それぞれの語りで進むお話。
囚われた沙耶が送る奇妙な軟禁生活の描写からは誘拐犯・渡辺の正体と企ては杳として知れず、その謎に惹かれサラサラと読み進むことができる。
一方、捜査の線上で明らかになる沙耶の両親の愛情薄い所業には呆れるばかり。沙耶が心を無にする件は胸が痛む。進藤と相棒の相良、捜査の途上で二人が見せる、見知らぬ沙耶への眼差しの温かさが救い。
渡辺の正体と企てはようやくエピローグで明かされて、なるほど、そういうことね、という軽い驚きだったが、最後の10 -
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主人公の沙耶は勉強好きの中学2年生、14歳。
学校でも孤立気味で友達も存在せず、両親の愛情などとは無縁で、しかも時折暴力も振るわれるような冷たい家庭で日々を送っていた。
ある日、帰宅途中で「児童相談所の職員」と名乗る男から声を掛けられ、そのまま強引にクルマに連れ込まれ、手足を拘束されて猿ぐつわを噛まされ、一軒家に監禁されてしまう。
誘拐されたのだ。
最初は誘拐犯の渡辺に怯えていた沙耶だったが、猿ぐつわをと手の拘束も解かれ、片足だけ長い鎖で繋がれたが、広い居間とトイレ・バスの行動半径には不都合はなかった。
そして着替え、食事、暖かい室内、快適な寝具など、自宅では体験したことのない贅沢な環境に沙耶 -
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ネタバレどうして渡辺さんが沙耶を誘拐したのかが本当に分からなくて、その理由が気になって気になってあっという間に読んでしまった。
あまりにも沙耶が可哀想で、でも強くて、良い子だから、余計に辛かった。私達にとっては当たり前に過ぎていく毎日でも、沙耶にとってはただ耐え凌ぐだけの日々。親の顔色を伺いながら、寂しく1人だけで乗り越える日々。そんな中で起きた誘拐。不自由なはずなのに自由で、恐ろしいはずなのに温かい。初めて感じる人の優しさ。
そして初めてクリスマスを楽しんだ沙耶の幸せな表情が思い浮かぶほど、読んでいて私も幸せだった。渡辺さんがくれたマフラーは形に見える人の温かさ、幸せ、愛されてる証、全てを表して -
Posted by ブクログ
『神なんていない』
『神様は沈黙する』
『祈りなんて藁なのに』
14歳が語るには、痛々しすぎる言葉達だ。
児童相談所職員を騙る渡辺さんに、誘拐されるところから始まる一週間の軟禁生活は、これまでに過ごした事の無い温かな一週間だったんだろう。
親からの愛や、選択の自由、放課後のひと時、看病、クリスマスのプレゼント、子供が当たり前に享受されるべきものが、全て奪われて。
変わりに受け取っていたのは、暴力と、心を殺す術。
信じられなくもなるだろう。
祈りなんて無駄だと思うだろう。
読んでいる間、とても心が痛かった。
渡辺さんのおかげで身体も心も救われた沙耶は、きっと強く5年間を生きてきて、これから