八重野統摩のレビュー一覧
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『ナイフを胸に抱きしめて』です!(うん)
『ナイフを胸に抱きしめて』ですよ!!(うん、そうだね)
『ナイフを胸に抱きしめて』なんですよ!!!(だから、題名やろ?分かってるって)
『ナイフを胸に抱きしめて』なんだよぉお!!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
(どしたどした)
幼い姉妹から不倫からの略奪婚で両親を奪った女が母として再び目の前に現れたとき、姉の心にあったのは消えることない激しい怒りでした
そして、復讐の炎に晒された女性は脅されるがままに自ら高層階から飛び降ります
そうです姉が胸に抱いたナイフは復讐を遂げるのです
だけどね、物語は最後に小さな体に込められた大きな決意によって、すんば -
Posted by ブクログ
とても静かで丁寧なプロローグ。
それは、姉・和奈が小学校の教師で、高校生の妹・莉緒との二人だけの堅実な生活をしているところから始まる。
10年ほど前に父親が不倫をし、母と離婚する。
それから3人の生活だったが、母親も3年前に心筋梗塞で亡くしていた。
姉妹にとっては、父と母を奪った相手を憎く許せなかった。(だが、その憎しみは姉だけにしか感じなかったのだが…)
その相手は、和奈の受け持ちのクラスの母として授業参観で目にしてから抑えきれなくなった。
その相手が、飛び降り自殺をする。
だが高峰刑事は、飛び降りを命じたのではないか…と姉を疑っていた。
やがて思ってもいない展開になる。
激しさな -
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10年恨み続けてきた相手との再会。まさか殺してしまうとは思わなくて衝撃だった。
自殺教唆。姉のため。自分が殺めた自覚がさほどない。
葬儀で見たこずえちゃんの姿に、なかったことにはできない。
きっかけは、父との不倫で、西井千賀子に家族を奪われた恨み。
たまたま再開したことで、姉が母の仏壇の前で泣いているのを妹が見てしまった。
姉の代わりに恨みをはらす。
家族がいると知りながらも好きになってしまい、相手の家庭を壊してでも一緒になりたかった西井千賀子。
父も母も亡くしてしまい、殺したいほど恨み続ける姉。
姉の姿を見て、姉を幸せにしてあげたい、姉の代わりに恨みをはらす妹。
母を失ったこずえ。 -
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久しぶりに最後にほっとできるミステリーを読みました。
柳川和奈は小学校の先生です。
高校3年生の妹莉緒と公営団地に二人暮らしです。
父と母は十年前、父の不倫により離婚して父は他の女性と家庭を持ちました。
母はそのせいで、働きづめで3年前過労による病気で亡くなっています。
それから和奈は働いて莉緒を育ててきました。
そして、和奈は莉緒がキューピット役となり同僚の村山恭平先生と交際中でした。
そんな和奈が2年3組の担任になって間もなく5月の授業参観で和奈は驚きます。父の不倫相手であった(父は8年前に病死)西井千賀子がクラスの生徒の西井こずえの保護者として現れたのです。
和奈は母が亡くなったの -
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寝不足〜
読み出したら 止まらなかった!
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両親から日々虐待を受けていた中学生の沙耶。
逃げることも出来ず ただただ苦しい日々を送っていたのだが、 ある日"児童相談所の渡辺"と名乗る人物に突然誘拐されてしまう。
身代金目的だという犯人だが 沙耶の家は貧乏で、まして沙耶のためにお金を工面するとも思えない。
いったい犯人は何者で 真の目的はなんなのか?
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誘拐されて監禁されて、、もっと不当な扱いを受けるのかと思いきや、犯人は沙耶に丁寧に接する。犯人がいったいどういうつもりなのかが分からず 先が気になって仕方なかった。
初 -
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中学二年生の沙耶は下校中に児童相談所の渡辺と名乗る男に声をかけられ、保護するからと車に乗せられた。実は少し前に親に虐待されていると児童相談所に沙耶自ら電話していたのである。
何の疑いもなく一軒家に連れて来られた沙耶はそのまま監禁されてしまう。
いわゆる誘拐、身代金、犯人は?
と言う話ではありませんでした(゚-゚*;)(;*゚-゚)
ネタバレしちゃうので色々書けないないけど…
まぁとにかく沙耶の両親が酷いこと!
真冬の北海道で部屋にハロゲンヒーターだけって
小さな頃から虐待されて。゚(゚´Д`゚)゚。
沙耶の強さに読んでるわたしも救われる。
何故か誘拐犯の渡辺さんが優しいの!
帰りたくなく -
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中学2年の沙耶は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけるという設定から始まる。
ただただ、どう言うこと?と、あっという間に読み終えちゃいました。
彼女が置かれていた環境を思うと、男との最後の夜のクリスマス会 こんな時間がまだ続けば良いのにーと何とも言えない感情になっちゃいました。やるせない気持ちにもなりますが、登場