八重野統摩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に小説を読みました。
宮部みゆきしか読んだことないレベルで宮部みゆきに傾倒していましたが、心が少し疲れていたのでミステリで且つ泣ける作品を探してこちらをSNSで知り購入しました。
個人的には正直そこまで刺さらなかったです。
子供が産まれてから中々時間が取れなくて久しぶりの読書という楽しみと期待が大きすぎだかもしれません。
真相としては医療事故による嬰児交換ってのが少し弱い気がしました。
しかし主人公沙耶に感情移入する場面もあり、ラストの掛け合いにグッとくるももがありました。かなり読みやすい作品ではあったので読書初心者の方にもオススメだと感じました。 -
Posted by ブクログ
とても良心的な作品。主人公ハルと転校生イリスの出会いから始まる彼らの成長物語。さほど劇的な展開があるわけでもなく、しかもずっと何かしらの違和感がつきまとう書きぶり。この違和感の理由は終盤でようやく明かされるが、そこまでは結構忍耐を必要とする読書だった。ハルの得体の知れない屈折したニヒリズムには素直に共感するところはないけれど、イリスのツンデレぶりはとても可愛くてこのお話の唯一の推進力だったと思う。ただ、それも含めてのすべての描写が伏線だったのかと思えば、なかなかに手の込んだ作品ではあった。
「同じ星のもとに」「ナイフを胸に抱きしめて」と読んできて、必要以上に期待値を上げてしまったのが逆にもったいなかったかな?という印象でした。個人的な好みを言えば、もっと純粋に宇宙への憧憬を強く打ち出した物語が読みたかったな、と思うのでした。 -
Posted by ブクログ
父親が突然事故死し、その借金を背負うことになった六彦。
相続放棄をすれば借金から逃れられるのに、なぜか六彦は放棄の手続きを取らず借金取りに追われることになる。
絶体絶命の窮地を救ってくれたのは謎の女性・夏目。
彼女は犯罪者たちばかりが集うアレクサンドリア。
折りしも、次々と常連客たちが殺される事件が起こる。
登場人物たちはみんな愛すべき個性的な犯罪者だ。
彼らがほんの少し垣間見せる人間らしいこだわりが、六彦の前に謎となって提示される。
何度も注文される同じ文庫本。
気が進まないと言いながらも 贋作画を描きつづける理由。
それらの謎を六彦は、持ち前の洞察力を駆使して解き明かしていく。
終盤前までは面白かった。
だから余計に物語の閉め方が残念に思える。
犯人の動機の不可解さもさることながら、あまりに薄い犯行理由には驚いた。
凄惨な人生を送ってきただろう登場人物たち。
魅力的な人々だっただけに、こんな結末はできれば見たくなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三部作からなる。
公一郎と志穂、志穂の妹紫杏、商店の店主。
これだけが登場人物。絡んでくる人たち。
一章は公一郎と志穂のお話。
主人公の森公一郎。
彼が訪れている、伊豆諸島の一つ咲留間島という場所が舞台。
そこで君一郎は画家として絵を森の中で描いている。
出会ったのは織川志穂と出会う。
彼女は公一郎が絵を描いている近くに住んでいるという。
志穂は『幽霊、見えますよ』と。
そして、蓮の花の池の幽霊の話を中心に話が進む。
謎解きは公一郎。幽霊は志穂のひいおばあさん。
台風の日に現れるという女性は蓮の花を思い、危険を顧みずに自ら湖に現れ、蓮の花を間引きしていた。
絵が完成しなければ画家を諦めるつもりの公一郎。
志穂は『必ず完成する』と言い放つ。
何かを隠している志穂。
隠し事をしている事に気づいてしまった公一郎。
二章は志穂の妹紫杏が公一郎と絡む。
夏休みの宿題をするために島に来た中二の紫杏。
ハキハキした紫杏が『お姉ちゃんの秘密を一つ教えてあげる』という言葉に釣られて、絵の先生をする事に。
何かを隠していると確信している公一郎はその提案に乗る。
公一郎は、紫杏の色覚異常に気づく。
そしてそれでも尚『生きている絵を描け』と。
色を認識できない紫杏は、色=チューブから出した色。
それでも絵を描くのに色を絞って書かせて。
彼女に自信を持って絵を描く事を勧める。
教えてもらった秘密は志穂のスリーサイズ。
公一郎は言う。他の事は『自分で確かめる』と。
三章で再度公一郎と志穂の二人。
志穂が精神病院に入院している事、
志穂の父親が今現在此処にいない事。
公一郎の絵を描いているすぐ近くに骨が埋まってる事。
それを聞こうとアレコレ物的証拠も見つけ。
島の商店にアイスとドリンクを買いにいく。
が、店主は寝ていて一筆書いて店を後にする公一郎。
これが物語をひっくり返す。
森は生きている。
そう言って公一郎は筆を置く。出来上がった絵。
それを見て泣く志穂。
秘密を確信するために、まずは自分の手を触ってくれという志穂。
が。
触れない。触れられない公一郎。
そこにやってきたのは商店の店主。
公一郎の事が全く目に入らないで話は進む。
そこで公一郎が気付く。
自分が幽霊なんだと…一年前に自殺したのだと。
志穂に公一郎は幽霊とはなんだと問いかける。
自分が死んだ事を認識出来ないで、同じような日々を送る事だと。
それをキチンと認識させてあげたいと思っている志穂。
エピローグで志穂と紫杏が電話で話す。
紫杏の『今回は長かった』と言うセリフでかなり長い事公一郎と付き合っていた事を伺わせる。
読み終わって思った事は『胡蝶の夢』と似てるなぁって。
一気にひっくり返されたのは小気味良い。
あれだけどんでん返しされたのも久々でした。
登場人物を絞ってあって、物語がスマートにまとまっている感じがする。
しかも伏線が商店店主のお婆さんってトコロがイイ。
『いかにも田舎』って雰囲気で。
夢と現実はこんなにも曖昧に成り得るのだろうな…
関係ないが、遺体発見日が兄貴の誕生日だったのに思わず笑った。
シリアス場面なのに…。 -
購入済み
盛り上がりに欠ける
前半部分は特に想定外の展開もなく盛り上がりに欠ける作品であった。
後半は別の展開になるが、あっと驚くような展開でもなく。
エピローグもありきたりで、
でも、だからこそ読みやすい作品ではあった。
飽きやすい私でも、一気に最後まで読んでしまいました。