八幡和郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
常々考えていたこと。
「日本の歴史を知るには世界史を理解する必要がある」
「世界の中での日本の立ち位置を知らないと、ホントのところが見えてこない」
その思いを胸にこの本を読み始めました。
結果、日本と世界の国々との関係だけでなく、それぞれの国の思惑もわかりやすく書かれていたのでとっても勉強になりました。ただ、電子書籍で購入していたのでいつでも読めると油断し、途中で中断していた上、中断前部分を復習しきれず読み進めてしまったのでずいぶん内容を忘れてしまったようです。
復習しつつ、自分用の歴史ノートに補足を記入しておこうと思います。
ひとつめっちゃ納得だったのが
「ヨーロッパにとっては第一次世 -
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匿名
購入済み客観的公平な視点で描写
著者の目が創価学会の内在論理まで調べて客観的に公平な目で観察している点が斬新でした。
創価学会や公明党は、何故かいつもマスコミに否定的に取り上げられ、デマや嘘の対象になってきたのに、その事を事実と違うと否定する知識人や評論家、報道機関は皆無でした。
特に多くの政治家は、霊友会、生長の家、などの団体の支援を受けながら、コト公明党を攻撃したり、信仰に対して軽んじるような態度をとってきたのを見ていて、怒りさえ感じていました。
この本を読んで、正当に観察をして、事実を分析し、それを発信する知識人も居ることに、光明を見た気がします。
同時にこの本を読んだ方が、これからの世界や日本が良い方向に向かうように -
Posted by ブクログ
太政大臣の三条実美から総理大臣の岸田文雄までを網羅している政治史の一冊です。
公家の三条実美や岩倉具視から薩長の総理大臣である伊藤博文へ移り変わり、戦時内閣、終戦処理内閣、自民党内閣や連立内閣といった今に至るまでが綴られています。
現代の政治に見受けられるポスト争いやスキャンダルや退陣理由などを過去の政治と比べると、驚くほど同様の事案が続いていることに気付かされ驚きました。
世代交代で過去の失敗から学ぶ姿勢が続かずに同じ轍を踏むのは、やはり人間だからなのでしょうか。
機械のようにはできないし機械のように運営する必要はないのですが、人間らしい政と愚かさは無関係だと信じたいのです。
日本はアジアで -
Posted by ブクログ
タイトルには英仏独とあるが、大陸欧州ならびに英国の壮大な歴史を一冊にまとめた書。
民族・王室・領土が激しく込み入っている欧州の歴史だが、適度にエピソードを交えているので教科書よりは格段に読みやすい。
それでも一度に頭には入ってこないので、傍らに置いておき、何かあったときに図表を手がかりに振り返る、というような使い方になるのかな、という気がする。
これだけまとまっていても分かりづらいので、平沼騏一郎が複雑怪奇とさじを投げたのも宜なるかな、というところである。
日本人としてはこの書の内容程度の歴史は押えておいた上で、必要最小限の付き合いで良さそうな地域と人々であることは再認識させられた。