八幡和郎のレビュー一覧

  • 本当は間違いばかりの「戦国史の常識」
    本当は間違いばかりのシリーズで有名な著者が、戦国史を分析した一冊。

    時代によって歴史考証は変わるものなので、自分が学生時代に学んだ数十年前と比べて変わってるのはわかるし、著者が正しい部分もあると思うが、?と思う箇所もあり。
  • 本当は間違いばかりの「戦国史の常識」
    戦国時代に関して流布している俗説を取り上げて「本当はこうだった」と対比しながら読みやすくまとまっています。真偽の程はどうあれ見方を変える事は大切だと思います、歴史が徳川軸であり薩長史観というのは納得。
  • 戦国大名の通知表
    戦国軍団と大名を軍事、内政、外交、成長、団結力で採点。現在の評価と史実に基ずく評価の違いが興味深い。
  • 江戸の殿さま全600家
    各家の殿さまデータベース。けっこう養子とか多い。戦国からの生き延びて更に明治まで生き残るところに個人を超えた法人の執着を感じる。
  • 47都道府県の関ヶ原 西軍が勝っていたら日本はどうなった
    序章とエピローグはわりと面白かった。
    各県については、知らない大名についてはあまり頭に入らず。
    評価は、トータルで3というよりも、4や2の部分が混在した結果の3。
  • 本当は面白い「日本中世史」 愛と欲望で動いた平安・鎌倉・室町時代
    藤原氏の家系図がえらいことになってる。
    日本人に馴染みの薄い時代を八幡先生が斬るように断じる歴史本。
  • 本当は謎がない「古代史」
    古代史を中心に現代の日中韓の関係まで触れる。

    邪馬台国が大和政権と結びつかないと断定するところ以外は、空想的で突飛な説よりも、妥当性の高い説を採ろうとしている姿勢が感じられ、納得感がある。古代史を概観するにも適している1冊だ。
  • 本当は謎がない「古代史」
    それなりの知識のある古代史ファン向けの内容。
    自分は中学の日本史の授業で習った程度の知識しかなかったため、
    表面をなぞるくらいしか出来なかった。
    著者の意見もまたひとつの見解にすぎないのだろうが、
    少なくとも古代のことは文献や遺跡から推測するしかなく、
    我々が「こうだ」と思っている歴史が
    ただの解釈...続きを読む
  • 松下政経塾が日本をダメにした
    問題点や疑問点を具体的にあげてわかりやすいのですが、ではどうすれば改善されるのかをもっと聞きたかったです。
  • 地方維新vs.土着権力  〈47都道府県〉政治地図
    地方から日本を変えた明治維新を振り返り、薩長土肥の何が優れ、何を原動力にしてきたかを考察しながら、地方発平成維新の行方を占う。47都道府県の歴史と現状が東京も含めいずれも4ページにまとめられているのが嬉しい。地域の政治風土が個性豊かに述べられており、自分の県はもちろん他県についても興味深く読める。
  • 本当は謎がない「古代史」
    ここに書かれている説の全てが本当だとは到底思えないが、邪馬台国が単に魏とコンタクトを取ったから知名度がたかいだけで、その実は単なる地方勢力の一つに過ぎず、実際には現代に連なる日本の歴史においてはさほど重要な存在ではなかった、という説は、多分その通りなのではないかと思う。
  • 本当は間違いばかりの「戦国史の常識」
    高校時代に歴史を習った時に、昔の武将は敢然と敵に立ち向かっていって尊敬したと同時に、自分は同じようには振舞えない、と恥ずかい気持ちになったものです。母・父方ともに武家出身と言われていた私には、そのような血は流れていないのか思い悩みました。

    最近研究が進むにつれて、当時の戦国武将も私と同じような気持...続きを読む
  • 皇位継承と万世一系に謎はない ~新皇国史観が中国から日本を守る~
    今の小学校の先生たちは社会の教科書に最初に登場する人名が卑弥呼であることに疑問を感じないのだろうか。日本の歴史学者はバカばかりなのか。自国の歴史と文化に誇りを感じずに歴史研究をやっていて楽しいのだろうか。
    本書は、そんな疑問をスッパリと断じてくれた。
    邪馬台国も卑弥呼も地方の一部族とその首長に過ぎず...続きを読む
  • 本当はスゴい国?ダメな国?日本の通信簿
    2011/11/02-11/05
    日本はそこそこの一流国家であるという認識に乏しい。Japan As Number One と極端な自虐感が交互に叫ば中小企業の経営者としてれる。本書は従来のように総目的に判断せず個別に判断すべきであるという今日的見解に合致している。ただ、新しい情報は少ない。
  • 本当は謎がない「古代史」
    歯切れのよい八幡先生の歴史観。
    ロマンや思い込みとかでなく古代を現実的に考えようとする姿勢は面白い。
  • 本当は謎がない「古代史」
    あまりにも単純に、シンプルに、古代史を(記紀の記述をもとに)そのまま読めば謎なんかないよ、というタイトルまんまの一冊。その割には年代を都合よく修正してあるような気がしないでもないけど、あまりこねくり回さずに読みとく方向性もありよね、という考えには賛成。邪馬台国論争についてもあっけないほどシンプルに結...続きを読む
  • 世界の国名地名うんちく大全
    タイトル通り、世界中の国名の起源をトリビア的に紹介した平凡社新書。多少著者の我が強く、エピローグ等は赤面ものだけれども、なんとなく時間のあるときに読むのに最適。結局は「日本」と「ジャパン」のルーツは同じだと言う話が一番新鮮だった。
  • 本当は偉くない?歴史人物
    卑弥呼から小泉純一郎までの歴史上の人物70人を良くも悪くも八幡先生がバッサリ偉人達を評価しています。
    豊臣秀吉は偉人度10(満点)で世評が過小評価(八幡氏の判断)ですから超絶的な偉人さが分かる仕様。
    イラストはしりあがり寿。どことなく邪悪なオーラがあふれている西郷隆盛は目を引きます。
  • 本当は偉くない?歴史人物
    [ 内容 ]
    歴史上の有名人たちの評判というのは時代とともにコロコロ変わるのが常だ。
    たとえば直江兼続は、明治に出版された伝記のおかげで突然有名になり、いまや大河ドラマで秀吉、家康と並ぶ有名人になった。
    では、本当のところはどうなのか。
    大河ドラマの主人公はみんな偉いのか、信玄は、信長は、龍馬は?
    ...続きを読む
  • 本当は謎がない「古代史」
    著者は記紀に書かれていることは、ほとんど信用して、一般の通説を批判。
    また最近の纒向の発見などから邪馬台国畿内説が有力になっていることに対して、邪馬台国は九州にあったとしている。その点は説得力ある説明だった。