田上俊介のレビュー一覧
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キーリⅡ 砂の上の白い航跡
14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。
乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし…!?第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作の続編、登場!
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今回もハーヴェイは痛そうな目にあっております。ほんと不死人すげぇや!
今回もキーリは幽霊関係で問題を起こします、っていうかトラブルメーカー?
なにか幽霊系の話を聞けば、大抵キーリが関係しているという。
そんなキーリに、ハーヴェイは内心はらはらどきどきしてるんだろうなぁとか思うとたまりませんな!←
内容としてはキーリとハーヴェイの過去話などなど。
ハーヴェイの昔のお友達やらキーリのお母さんやらユドさん(ですよね、あれは)やら。
ていうかキーリも疑問に思ってましたが、不死人って子供作れるのでしょうか?やたらと困ってたハーヴェイさんかわいい!とか思いながらも、まあ彼は子供を作ろうと思ったことはないようで。まあ人間不信ですし、人とそんな深い仲になろうとは思わなかったか。
つーかほんと質問されて途中で言うのやめたハーヴェイさんは一体何を考えてたんでしょうねぇにやにや!
キーリのお母さん曰く、ユドさんとエイフラムは似てたようですし、キーリも回想?時に似てると思ってたし、前作でヨアヒムとエイフラムも似てるとかいう話だったので、不死人ってみんな兄弟か何かなんでしょうか?
か、一人の人を元に造られたクローン的な。
さしあたってそうだとして、更にキーリのお父さんがユドさんだとすると、キーリはハーヴェイの姪っ子的な?
…なんかただでさえ犯罪的なシチュエーションなのに、更に犯罪性が増したような。いやでも好きですそういう感じ!←
いとこ同士は結婚OKですが、姪っ子とおじさんってどうなんだろ。
ところで危険な状況になればなるほど二人の距離が物理的に縮まってるような気がします。
ていうかハーヴェイさん事あるごとにキーリにくっつきすぎじゃね?
ユーリにまでもやっとするとか、なんていうか大人気なくね?でもそこが可愛いんですよね!うん!←
まあとりあえずほっぺた触ろうとしたり顎触ったり頭抱き寄せて髪の毛くしゃくしゃしたりとか、なんだいきゅんきゅんさせおって!!!!
後、ぽつりとお礼言ったりするのが良いですよね!デレたーーー!みたいな感じで!
かわいいよハーヴェイさんかわいいよ!!
そういや今回ほぼ兵長は壊れてたので出番が少ないです。多分いたらハーヴェイはすごく怒られてたんだろうなー。キーリに無茶させやがって!とか貴様無茶しやがって!みたいな。
説明するのめんどくさがるハーヴェイさんもかわいいですよね!そんなわけで☆5!
ていうかお母さんにもキーリをよろしくねとか言われてたから、これ親公認じゃね? -
Posted by ブクログ
ネタバレ列車の旅から船旅へ。
ハーヴェイの保護者っぷりにニヤニヤ。
前作はハーヴェイの辿って来た過去がメインでしたが、今作ではキーリの過去についても少しずつ触れられています(幽霊だけでなく不死人まで引き付ける体質なのか)
「トリ・ペリ」と「砂の上の白い航跡」が個人的に好きな話です。
「トリ・ペリ」は、続きを意識してキーリ自身にもスポットを当てている中でも、ハーヴェイの過去を振り返っていく前作の雰囲気に近いせいか、ハーヴェイがいろいろと痛々しい中でほっとできるインターバル的な話。
「砂の上の白い航跡」は、キーリの母親のエピソードが涙なしには読めませんでした。トリ・ペリと同じく、愛しい人にまたいつか巡り会えやしないかと、そうやってキーリの母親も待っていたということか。
冷静に考えると、キーリの体質にハーヴェイがひたすら振りまわされている話です。最後に名キーリが誉挽回して帳尻合わせていますが、そんな持ちつ持たれつなところが良い関係なんでしょうね。
ハーヴェイも、「おまえがいてくれて良かった」って言ってますし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本のレビューを見ていると「中学のときに出会った」という方が多いですが、わたしも中学のときに出会って衝撃を受けた一人です。
主役3人が、旅を通して「生きる」(既に死んでいる人もいるけど、敢えて「生きる」)意味・目的を発見・再発見していくさまが、中学生くらいの心に響くのかな、とも思ったり。
退廃的な「惑星」を舞台に、「生きている」少女・キーリと、「死なない」青年・ハーヴェイ、「死んでいる」ラジオの憑依霊・兵長が旅をする話。
化石燃料のスモッグと黄砂で灰色と黄色に染まった空気が見えてきそうなくらいの風景描写と、ちょっと捻くれた性格の三人称がとても好きです。風景描写と心理描写が一体となっているような、安定感のある文章でした。
80年以上も不死人として「生きて」きたハーヴェイが、キーリと会ったせいでこんな酷い目に遭わなきゃならなくなったんじゃと思うくらい酷い目に遭うし、この先も遭っていくわけですが、それを思うと、第一巻目の今作が一番抵抗なく、話としてもすっきり落ち着いて読める作品のように思います。 -
Posted by ブクログ
6巻まで既読<全09巻>7巻の表紙内側の荒筋読んで吐いた。泣いてそっからもう投げた。逃げた。6巻のキスのくだりと過去編を読めただけで十分満足。 7〜8巻とそのまま荒筋だけ読んで最終巻は最後の部分だけ読んだ。キーリに感情移入しすぎていた自分には7巻の「もう何もいらないからこのままでいたい」まさにそれで苦しくて、続き本編読む事がもう無理だった。6巻まででさえ毎回毎回ボロボロになっていくハーヴェイが痛々しくて苦しくて読みながら非常に辛かったというのに。1巻で終わっとけばなあ。エンドロールも今でこそ良い作品だったと思い出せるけど、そういえば読んでる最中は苦しくて苦しくて仕方がなかったんだった。そういう作家なのだ、この著者は。エンドロールもキーリも結末の結果が男女が逆だったらまだ苦しみも少なかったかもしれない。間を空けて、こののめり込み具合が緩和されて再読できるようならいつかしたい。
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Posted by ブクログ
最終巻。
号泣の、最終巻です。
1度目のときはすっごく感情を入れまくって読んでいたので最後読み終わったとき立ち直れなかったですね。
ずるずる彼らのことを考えて引きずってしまいました。一週間程((長い。
彼らはあの後どうなるのか。どうなったのか。
すごく考えまくって泣きまくってしまいました。
でも、
これは、
ハッピーエンドです。
少女と不死人はそれでも幸せになった。
弟と姉はそれでも幸せだった。
だから、だから、
ハッピーエンドなんです。
めちゃ泣けました。
ほんと。言葉じゃ表せないほど良かったんです。
今も、思い出すだけで胸がつまります。
今、わたしに思えることは、ただ、彼らに幸せを。
この本に出合えてよかったです。
あの惑星に生きる彼らに出会えてよかったです。
ありがとう。
Thanks to T.T.
Thanks to T.M.