金子達仁のレビュー一覧

  • 田中史朗 こぼした涙の物語

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    涙無しには読めない、田中史朗選手の(文字通り)激動の半生。
    失望、苦悩、怒り、あらゆる負の感情と、喜び、楽しみ、そして感謝の物語。

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    2024年10月17日
  • 田中史朗 こぼした涙の物語

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    ブライトンの奇跡の立役者の一人、フミこと田中史朗のストーリー。
    華やかな彼の軌跡をたどる本かと思ったが、
    読み終わった印象はそうではなかった。
    まず書き出しからして、わき役。
    歓喜、は2015年のブライトンの奇跡のことではなく、4年後2019年の日本大会の決勝トーナメント進出のこと。
    ジャパンの正SHを流に奪われ、ブースターとしての田中が描かれる。
    2015年はSHは日和佐と二人だった。もし2019もそうだったら、田中は選ばれなかった。
    流、茂野に続く三番手、、、そのくらい田中の力は落ちていた。
    ・・てな話が展開される。なんだか寂しい。

    引退を決意した時も、もうトレーニングできない、体力がつ

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    2024年10月01日
  • ラスト・ワン

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    最後のページはやはり
    最後に捲ってください。

    そこにその一行はあり
    ます。

    余白をたっぷりとって
    ページの中央に、

    そっと印字されたその
    一行。

    そのたった一行で本書
    の評価は変わります。

    それから障害者だから
    って、

    なにかと美化したがら
    ないでください。

    可哀想な障害者をとり
    立ててあげましたって
    奢らないでください。

    彼女は健常者の誰より
    強い。

    たとえ片脚を失っても
    ライオンはライオン。

    憐憫の情を差し向ける
    相手ではないのです。

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    2024年05月25日
  • Date of DATE 伊達公子の日

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    テニスプレーヤー伊達公子の復帰から二度目の引退まで
    を綴った本です。

    一度目は絶頂期での引退だっただけに、歳を重ねると
    見えてくるものもあったのでしょう。さらに体力的な自信
    も得たので復帰へと繋がったことが語られています。

    そこから10年。
    世界で一人で戦わなければならないテニスというスポーツ
    は本当に過酷です。

    錦織圭というトッププレーヤーが生まれていながら、
    それに続く人がいない現状は卓球と比較しておかしいと
    伊達氏は言います。
    それは日本のテニス環境に問題があると指摘しています。

    特に日本で一般的な人工芝に砂をまいたオムニコート。
    これは管理が簡単なので日本ではメジャーなのだが、

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    2019年12月19日
  • プライド

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    ネタバレ

    1997年10月11日。
    東京ドーム。
    高田延彦vsヒクソン・グレイシー。

    二人の格闘家が、プライドをかけて世紀の一戦に臨んだ。

    1ラウンド4分47秒。
    腕ひしぎ十字固め。
    勝負はあっけなく終わった。

    1990年代前半、「最強」の称号を欲しいままにしてきたプロレスラー高田延彦は、この日の惨敗によってすべてを失う。
    「プロレスの恥」とまで罵詈雑言を浴びせられることになる。


    一方のヒクソンは「400戦無敗」の肩書き通り神格化されていく。
    そして、無敗のまま格闘技の舞台から静かに去っていく。


    あの日から20年。

    最悪の状況の中、死刑台に上る心境でリングに向かった高田。

    憧れの日本で

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    2018年05月06日
  • プライド

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    一時代を築いた格闘技イベント「PRIDE」。全盛期は、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバ、桜庭和志、五味隆典、といった絵になるファイターを擁して有力な地上波コンテンツとなり、大晦日の夜には格闘技という潮流を築いた。そのPRIDEの起源となったのが、プロレスラー高田延彦がヒクソン・グレイシーに惨敗した試合であったことは格闘技ファンの中では有名な話である。本書では、高田とヒクソンの闘いの場となるPRIDE.1が実現されるまでの話が描かれている。

    著者は、スポーツジャーナリストの金子達仁。この人は、人から話を聞きだすのが相当にうま

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    2017年12月30日
  • ラスト・ワン

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    事故で片足を失いパラリンピックで活躍したアスリート・中西麻耶選手の記録。
    意志が強く、太陽のように明るい中西選手だからこそ、周囲と衝突してしまう。エピソードの数々に、彼女が義足選手であることを忘れてしまいました。挫折、苦悩と葛藤、ライバルの存在、運命の出会い、決戦の舞台、そして衝撃の秘密。読ませます。まさに事実は小説より奇なり。

    月並みな言い方ですが、久々に涙腺崩壊しました。泣ける本でした。

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    2017年02月23日
  • ラスト・ワン

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    だいぶ前に買った本でしたが、陸上、しかも障害者スポーツという

    ことで今までの自分にとってはあまり興味を見出せなかった本で

    読み切るのが遅くなっていました。



    読み終えたのは昨日のジュビロ観戦前。

    スタジアムでの待ち時間がかなりあったので、読んでいなかった残り

    3分の1ぐらいを一気読み。



    中西選手がパラリンピックに挑んでいくあたりから

    かなり内容に引き込まれていきました。



    後半読み進めていくだけでも、この人、なんて壮絶な人生なんだ・・・・

    と思っていましたが、ラストの衝撃に完全に涙腺が弾けました。



    スタジアムでしかも試合前にサッカー以外で泣くやつなんて

    いかに

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    2015年06月07日
  • ラスト・ワン

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    スポーツフィクションは読むことも久しぶりですが、
    こんなに心揺さぶられたのは初めてです。
    一気読みでした。
    主人公中西麻耶さんの破天荒な性格には
    いろんな見方があると思うけど、
    引力がありますね。
    人として、アスリートとしてとっても魅力的。
    著者の書き方も素晴らしい。
    ラストへの伏線の張り方にやられてしまいました。
    もう一度読み直したくなりますね、必ず。

    しばらくは余韻にひたってしまいそう。

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    2015年02月01日
  • 28年目のハーフタイム

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    緊迫感溢れる筆致。たった一言で崩れるチーム内人間関係も、後で確認してみればそんなつもりはなかったというものばかりで、現代表メンバーが「コミュニケーションをとって」を連発する意味がよくわかる。今の日本代表はこの本に描かれたころと比較すると、随分成長したのではないかと感じた。

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    2018年10月20日
  • 28年目のハーフタイム

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    サッカー解説でお馴染みの金子達仁氏の著作。

    今から10年以上前に書かれた本で現在の彼と比べてさほどとげとげしくない。
    この時代をあまり知らない自分にとっては参考になることが多かった。
    あとがきで自分が未熟であったと自覚する著者には好感が持てる。

    また彼の著作にあたりたい。

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    2011年05月01日
  • 28年目のハーフタイム

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    アトランタ五輪でブラジルを破ったサッカー日本代表チームについてのノンフィクション
    文庫化にあたって追加された記述が重要な位置を占めているので、
    文庫版を買うことをお薦めします

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    2010年04月25日
  • 28年目のハーフタイム

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    内容はいい。けど、文庫で読むのには違和感がある。
    「Number」みたいにコーティングされた紙の上でこそ活きる文章に思えなくもない。

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    2009年10月04日
  • 28年目のハーフタイム

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    1996年アトランタオリンピックでサッカー日本代表がブラジル相手に勝利した「マイアミの奇跡」を含め、
    その裏側が書かれています。西野監督、キャプテン前園真聖、川口能活、中田英寿の話が載せられており、
    監督と選手の確執、ズレ…など隠されていた事実が見え、大変興味深いです。

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    2009年10月04日
  • 28年目のハーフタイム

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    「マイアミの奇跡」に沸いた1996年アトランタ五輪。しかしその快挙の次のナイジェリア戦で起きた内紛、そして選手たちや監督の心境をうまく描いた本。

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    2009年10月04日
  • 28年目のハーフタイム

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    マイアミの奇跡の裏側。
    攻撃陣と守備陣の間の深い断層。
    スポーツノンフィクションでは秀作。
    当時、将来こんな記事を書きたいと強く思った。

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    2009年10月04日
  • 28年目のハーフタイム

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    金子達仁の本で、初めて読んだ本。
    そして、もの凄く衝撃を受けた本。

    現場では、こんなことが起きていたのか。
    と誰もが思うであろう。
    情報収集力もさることながら、生々しい文体にも入り込んでしまう。


    この本を読んだからか、私はどうしても、ヒデにはコミュニケーション能力がない、という先入観を持ってしまっている。。。

    以降、金子達仁の本を数冊読むが、この本が一番面白い。
    1/14/07

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    2009年10月07日
  • いつかどこかで。

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    金子達仁の観点が好き。文章が適度に脱力して飽きることがない。

    様々なカテゴリーで活躍している人の話は、必ず、感心する部分がある。それは、本当にそうなのかもしれないし、その人たちの功績が説得力を生むものもあるのだろう。

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    2011年08月26日
  • 28年目のハーフタイム

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    何度も泣きそうになりました。選手のリアルな声がたくさんで、間違いなくスポーツノンフィクションの傑作です。マスコミと選手の距離、そんな問題を学ぶのにも最適でした。

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    2009年10月04日
  • 28年目のハーフタイム

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    アトランタ五輪のサッカーU23の舞台裏の話。ノンフィクション     

    これはサッカー好きには一番のお勧め!奇蹟の陰にこんな内情があったとは・・。内容がめちゃめちゃ熱い!これを書ける程信頼されてる作者もスゴイ

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    2009年10月04日