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Posted by ブクログ 2019年12月19日
テニスプレーヤー伊達公子の復帰から二度目の引退まで
を綴った本です。
一度目は絶頂期での引退だっただけに、歳を重ねると
見えてくるものもあったのでしょう。さらに体力的な自信
も得たので復帰へと繋がったことが語られています。
そこから10年。
世界で一人で戦わなければならないテニスというスポーツ
...続きを読むは本当に過酷です。
錦織圭というトッププレーヤーが生まれていながら、
それに続く人がいない現状は卓球と比較しておかしいと
伊達氏は言います。
それは日本のテニス環境に問題があると指摘しています。
特に日本で一般的な人工芝に砂をまいたオムニコート。
これは管理が簡単なので日本ではメジャーなのだが、
国際規格ではないのだそうです。
こういった裾野の環境に一石を投じる姿勢に、テニス界
の未来を託したくなる一冊です。
Posted by ブクログ 2018年07月30日
一度目の引退からの復帰、二度目の引退最後の日までが記載されている。引退からの復帰と二度目の引退最後の日は金子さんが書き下ろし、途中の段階は伊達さんのブログを引用した形式からなる。一度目の引退はテニスが嫌いになってのもので、二度目の引退は肉体的なものであった。その過程をリアルに体験できる。また夫との離...続きを読む婚や不妊治療といったプライベートの側面も言及されており、テニス面でのとくに一度目の鬼のような伊達さんや、二度目の達観された伊達さん、普通の女性な伊達さんなどさまざまな側面の伊達さんが描写されている。今後日本発の伊達さんのようなテニス選手が生まれてくるかはわからないが、アスリートとして、女性としての生き様を感じられた。