【感想・ネタバレ】田中史朗 こぼした涙の物語のレビュー

あらすじ

引退を発表したラグビー元日本代表・田中史朗が、いまだから語れる27年間の選手生活でこぼした涙の真相を公開。金子達仁が珠玉のエピソードを感涙ノンフィクションに構成します。W杯を舞台に、日本中のラグビーファンを感動の渦に巻き込んだ田中史朗の「こぼした涙の物語」。もらい泣きすること必至の涙腺崩壊ノンフィクションをお届けします。田中史朗×金子達仁の対談動画特典付き。


【著者プロフィール】
1966年1月26日、神奈川県生まれ。上星川幼稚園-横浜市立上菅田小-同・笹山小-同・大道小-神戸市立乙木小-横浜市立朝比奈小-同・大道中-法政二高-法政大社会学部社会学科-(株)日本スポーツ企画出版社『スマッシュ』編集部-同『サッカーダイジェスト』編集部-フリー。20年以上好きなもの*阪神タイガース、VfLボルシア・メンヘングラッドバッハ、PUMA、麻雀、日本代表全般、HR/HM(特にNWOBHMやパワーメタル系)、クルマ、酒(兼八、大信州、ラフロイグは常備)、第二次大戦時の兵器(軍用機、軍艦、戦車)、ペヤング、金沢チャンピオンカレー、『洋食屋せんごく』のステーキハンバーグ。2024年現在の好きな映画ベスト3は『大脱走』『スティング』『きっと、うまくいく』(『アマデウス』に代わって昇格)。好きな芸能人は兵動大樹、矢柴俊博。好きなYouTubeは小豆島の漁師はまゆう、サワヤン チャンネル。いま一番欲しいものはキャンピングカー。


【目次】
第1章 歓喜
第2章 鬱屈
第3章 熱狂
第4章 旅立ち
終 章 涙
エピローグ

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Posted by ブクログ

涙無しには読めない、田中史朗選手の(文字通り)激動の半生。
失望、苦悩、怒り、あらゆる負の感情と、喜び、楽しみ、そして感謝の物語。

0
2024年10月17日

Posted by ブクログ

ブライトンの奇跡の立役者の一人、フミこと田中史朗のストーリー。
華やかな彼の軌跡をたどる本かと思ったが、
読み終わった印象はそうではなかった。
まず書き出しからして、わき役。
歓喜、は2015年のブライトンの奇跡のことではなく、4年後2019年の日本大会の決勝トーナメント進出のこと。
ジャパンの正SHを流に奪われ、ブースターとしての田中が描かれる。
2015年はSHは日和佐と二人だった。もし2019もそうだったら、田中は選ばれなかった。
流、茂野に続く三番手、、、そのくらい田中の力は落ちていた。
・・てな話が展開される。なんだか寂しい。

引退を決意した時も、もうトレーニングできない、体力がついていかない、となんだかネガティブ。

あえて負の面を浮き彫りにしたのか、、なんだか辛気臭い。

田中の真骨頂は2019年のワールドカップ終了後の丸の内仲通りでのパレード。
メンバーが笑いながら歩いている中、田中は一人泣き続けた。
2011年の苦杯を知り、トニー・ブラウンの誘いで、日本ラグビーのためにスーパーラグビーに挑戦し、
2015年のブライトンの奇跡直後のトップリーグ開幕戦がチケット采配のミスでガラガラだったことに怒るほど、
日本ラグビーを盛り上げることに必死だった男が、
丸の内仲通を埋め尽くしたファン(私もその中のひとりだった、、ほとんど見えなかったが、)
の前で号泣した。

田中はそういう男だった。

相手が京産大の監督だろうが、エディ・ジョーンズだろうが、ラグビー協会だろうが、
おかしいと思えばしっかり自分の意見を言える男。
気が強く、そして涙もろい。
堀江翔太とともに、日本ラグビーの象徴だった。

そんな彼が引退、、、寂しい。
いずれは日本代表ヘッドコーチを目指すという。
期待したい。



第1章 歓喜

第2章 鬱屈

第3章 熱狂

第4章 旅立ち

終 章 涙

エピローグ

0
2024年10月01日

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