感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後のページはやはり
最後に捲ってください。
そこにその一行はあり
ます。
余白をたっぷりとって
ページの中央に、
そっと印字されたその
一行。
そのたった一行で本書
の評価は変わります。
それから障害者だから
って、
なにかと美化したがら
ないでください。
可哀想な障害者をとり
立ててあげましたって
奢らないでください。
彼女は健常者の誰より
強い。
たとえ片脚を失っても
ライオンはライオン。
憐憫の情を差し向ける
相手ではないのです。
Posted by ブクログ
事故で片足を失いパラリンピックで活躍したアスリート・中西麻耶選手の記録。
意志が強く、太陽のように明るい中西選手だからこそ、周囲と衝突してしまう。エピソードの数々に、彼女が義足選手であることを忘れてしまいました。挫折、苦悩と葛藤、ライバルの存在、運命の出会い、決戦の舞台、そして衝撃の秘密。読ませます。まさに事実は小説より奇なり。
月並みな言い方ですが、久々に涙腺崩壊しました。泣ける本でした。
Posted by ブクログ
だいぶ前に買った本でしたが、陸上、しかも障害者スポーツという
ことで今までの自分にとってはあまり興味を見出せなかった本で
読み切るのが遅くなっていました。
読み終えたのは昨日のジュビロ観戦前。
スタジアムでの待ち時間がかなりあったので、読んでいなかった残り
3分の1ぐらいを一気読み。
中西選手がパラリンピックに挑んでいくあたりから
かなり内容に引き込まれていきました。
後半読み進めていくだけでも、この人、なんて壮絶な人生なんだ・・・・
と思っていましたが、ラストの衝撃に完全に涙腺が弾けました。
スタジアムでしかも試合前にサッカー以外で泣くやつなんて
いかに変かと冷静に考えればそうですが
もう反射的な感じでした。
さすが金子さんだと思うし、金子さん自身も相当の衝撃を
受けたんだろうと思う。
ラストの内容を踏まえて、もう一度丁寧に読み返したい本です。
たぶん、お父さんの目線で見ちゃうと思う。
そして、また泣くな、きっと。
Posted by ブクログ
スポーツフィクションは読むことも久しぶりですが、
こんなに心揺さぶられたのは初めてです。
一気読みでした。
主人公中西麻耶さんの破天荒な性格には
いろんな見方があると思うけど、
引力がありますね。
人として、アスリートとしてとっても魅力的。
著者の書き方も素晴らしい。
ラストへの伏線の張り方にやられてしまいました。
もう一度読み直したくなりますね、必ず。
しばらくは余韻にひたってしまいそう。