Ark Performanceのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ギレン暗殺計画2巻。
一年戦争のジオン公国におけるネタが大量に散りばめられていて、それだけでお腹いっぱい。ラル家にトト家、カーンにサハリンと名前だけで彼らが何を起こしたのか、これから何をするのかがわかります。サイクロプス隊やペズン計画にジオングも。
こういう要素は、物語の奥行きを感じさせる舞台装置だとは思うのだけど、深読みしたくなるのがファンというものです。オタクというべきか。
考察は楽しいものですが、それはあくまで読者視点としての娯楽の一つであって、公式発表ではない、ということを心掛けたい。
主人公の公安職員レオ。彼が、状況に振り回されっぱなしの2巻。組織の末端、さらに窓際族であることに満 -
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一年戦争終盤にジオン公国で計画されていた「ギレン・ザビ暗殺計画」。公にはできない、歴史の闇に封じられた事件の真相を解き明かすというクライム・サスペンス。
元々、フィクションであるガンダム世界を史実というのも変な感じですが、彼の世界の「史実」では、ギレンはキシリアに暗殺されています。ことになっている、とかでなく明確に殺害されてます。艦橋にいるところを、後ろからバシューンです。
あれは、ギレンとキシリアの元々の不和の結果とはいえ、だいぶ突発的に起きたことだと思うので。計画ではないんじゃあないかなぁ。アスランが父親を止めたのと似ている。兄妹とも、いずれは邪魔者排除という計画は持っていたでしょうけどね -
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「ジョニー・ライデン」をめぐって水面下で繰り広げられているあれこれ。1年戦争時にキシリアが創設したエース・パイロット部隊「キマイラ隊」。彼らが設立された目的が連邦との戦争のためでなく、何かを秘匿するためにだとしたら?という疑問。その秘匿されている何かの鍵となるであろう「ジョニー・ライデン」。彼をめぐる騒動は、そういうことらしいです。「ミナレット」というコードネームの何かをめぐっての物語か。
登場人物が多い。
元キマイラ隊のスナイパーで、民間警備会社所属のジャコビアス。青いゲルググを駆る、元キマイラ隊パイロットのユーマ。政治家のオクスナー。そしてそして、まさかのゴップ。
ジャブローの奥で紅茶飲 -
Posted by ブクログ
連邦軍は、一年戦争の混乱で散逸した同時代の資料を収集検討し、編纂と保存を決定。兵器類に関するデータ収集・分析もその一環。連邦軍から任務を託されたFSS。
調査を進める中、シュミレーション中に突然呼びかけられた「ジョニー・ライデン」というメッセージ。
一年戦争時のジオン公国のエースパイロットの1人ジョニー・ライデン。
彼の情報を探ることで、歴史に埋もれた真実を掘り起こしてゆく、のかな?
おそらく、ジョニー・ライデンという名前は個人名でなくて、称号なんでしょうね。
なので、検査すると多くの候補の画像が出てきてしまう、と。
コードネーム「ジョニー・ライデン」の任務を解明してゆくのでしょう。
舞台は -
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購入済み
面白いけれど
面白いし、こういう切り口の「兵士たちの証言」というのがあまりないガンダムだけに、大変興味深かった。しかし、残念なことがある。サンライズの公式設定(皆川ゆか編著、サンライズ監修「ガンダム公式百科事典」)で設定された時刻と違いがあるようなのである。解決法のひとつは公式設定に合わせること、もうひとつは「時差」である。恐らく連邦標準時があり、一方でジオンには別の標準時があった、というなら公式設定に矛盾しない。もうひとつあるとすれば、当事者の記憶間違い、ということにする、という方法である。これは戦記では、よくあることである。そこだけが残念である。
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Posted by ブクログ
ネタバレ陰謀劇的な側面では幕間的な巻。
1年戦争時の兵器開発思想と運用に関する蘊蓄をうまく絡ませながらストーリーを展開する手腕は相変わらず見事としか言いようがなく。
この巻ではおそらくコールドスリープされていたであろうジョニー・ライデンとなんらかの遺伝子的関係がありそうな甘ロリ美少女パイロットが真紅のギャプランでレッド・ウェイライン(作中でジョニー・ライデンと目されている優男)の真紅のコアブースターとドッグファイトを行うシーンが見所!白黒だけど!!!
いやしかしこのマッチアップはさすがに無理ありすぎだろうw
そして、誰もがレッドをジョニー・ライデンだと思っているけれども、実は違いましたーっていう落ち