遠藤宏昭のレビュー一覧
-
購入済み
たった2日で一気読み!
アマゾンのジャングルを舞台に展開するアドベンチャー・ストーリー。この手の話は「インディ・ジョーンズ」や「コンゴ」など、映画化されているものもいくつかあるが、作者のジェームズ・ロリンズは、大学時代の専攻が進化生物学で、卒業後は獣医をしていたという経歴の持ち主だけに、生物の特徴や生態の描写が詳しく、生物に興味のある読者にはたまらない。本書に登場する風変りな生き物たちも、人跡未踏のアマゾンのどこかに実在するのではないかとさえ思ってしまう。実際、アマゾンのジャングルには猛毒にもなれば薬にもなる植物が繁茂しており、新薬開発の宝庫ともいわれているそうで、これらを長年にわたって使ってきたインディオの医療技術
-
Posted by ブクログ
台風のような大荒れの天気のあと、ミシシッピ川の中州か河川敷に1隻の貨物船が座礁。
船内には乗組員はおらず、檻の中には異常に先祖返りした動物たちが…。誰が?何のために?
しかも一番大きな檻は破壊されていて大型動物が脱出した形跡が。
つかみはOKです。更に調査を担当する二人が過去に因縁のある男女。いいですね。スリルとサスペンス、ちょっとだけラブロマンス、しかもSFの匂いまでします。
逃げた大型動物は絶滅したはずのサーベルタイガーと判明。しかも大きさと知能は半端ない。
前半はサーベルタイガーとの戦いが山場で、これだけでも見せ場はてんこ盛り。
キャンプ場を舞台にワニまで登場し遂にサーベルタイガーを仕留 -
Posted by ブクログ
面白かった~~
新刊が出るまでの間にと思って買った本。
コワルスキーが出ているというので買った本。
シグマフォースシリーズと違って、あちらは専門的な分野が私には難しいんだけど(笑)
これはわかりやすかった~
ロシア対アメリカ
どっちもろくでもないわねぇ。
ロシアのペトコフ提督がマキの存在を通じて人間身を取り戻して最期を迎えるときは気の毒だったなぁ。
一番腹が立ったのはクレイグだわね。
すっかり騙されちゃった。
でも、彼の結末は悪い言葉だけど「ザマーミロ」だね。
因果応報、自業自得だわ。
それにしても人体実験、怖いねぇ。
かつて私の毎日の空をアップしていたblogで、飛行機雲の写真をアッ -
-
Posted by ブクログ
ヨン・コーレ・ラーケ『氷原のハデス (上)』扶桑社ミステリー。
先月に続き、扶桑社ミステリーを3冊購入した。まるで約30年程前の扶桑社ミステリー全盛時代が再来したかのようだ。
北極を舞台にした冒険スリラー小説という感じだろうか。何しろ上巻を読んだ限りでは全く事件の全貌が見えて来ないのだ。
中国が北極に研究基地を構えて何やら怪しげな活動を行っていたことを考えれば、国家間での紛争が原因ではないかと思われるが……
ノルウェー軍特殊部隊のスナイパーだったアナ・アウネは戦場で大きな怪我を負ったことで、軍を止め、父親の友人で科学者であるダニエル・ザカリアッセンと共に調査のため、北極に滞在していた。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
現在も精力的に創作活動を続けている精鋭の一人ジェームズ・ロリンズ2003年発表作。SFホラーの要素に冒険小説的な活劇をふんだんに盛り込んだスリラーで、著者の迸るエネルギーに満ち溢れた力作だ。恐らくロリンズは、〝読者をいかに楽しませるか〟というエンターテインメント性について相当探究したのだろう。その筆致は極めて映画的でテンポ重視、存亡の機を前にした者どもの壮絶な戦いを〝けれん味〟たっぷりに描いていく。ただし、閉ざされた空間の中で小集団に分かれた登場人物らを同時発生的に危機が襲い、途切れることなく終盤まで戦闘シーンが続くため、逆に読者自身に体力がないと息切れしかねない。
主な舞台はアラスカから北 -