梯久美子のレビュー一覧

  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    人生に回り道はない。
    寄り道していたと思っても、あとから考えると、あの時の寄り道が、今の人生に繋がっていると思えるはず……。

    「アンパンマン」は世に出るのが遅く、やなせさん自身は苦汁を飲み続けた人生だったかもしれないが、彼は誰もが知っているキャラクターの一人になった。生みの親としての影響力は計り知れない。

    コツコツと努力したからこそ、手に入れた輝きは大きいんじゃないだろうか。

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    2026年03月20日
  • サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する

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    ネタバレ

    賢治の言葉は、だいたい現実を「そのまま」描写している、というのを他の本で知って衝撃を受けたことがある。この本では、賢治が何を見てどう書いたのかを、実際に樺太を訪れて丁寧に辿っていて、とてもありがたい。そして、私は賢治が選ぶ理系っぽい言葉づかい(語彙力がなくて表現できないけど伝われ)が好きなんだな、ということに気づいた。

    この旅のなかで、賢治はことある毎に死んだ妹のトシを想っている。
    トシは死んだ後どこへ行ったのか、天上へ辿り着いたのか、なぜ交信できないのか。
    北へ向かう間に書いた詩は、そう問いかける陰鬱なもの。特に「春と修羅」に載っていない「宗谷挽歌」は、初めて読んだが、もう向こう側へいって

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    2026年03月16日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    あんぱんの原作ということで、だいぶ時間が経ってしまったが読んだ。この作者の書く伝記は人のあたたかみが伝わって好きなのだが、こちらも例にもれず。テレビでは脚色されている部分も、その背景がしっかりわかって面白かった。

    子供が小さい頃は、なんでもアンパンマンつけとけばいいという安易なビジネスの発想が大嫌いだったのだけど(今でも)、アンパンマン自体の哲学は知るにつけて面白い。逆転しない正義。途上国の学校給食支援を予算カットで中止するとか、なんだか正義を貫けない大人が多い中、やなせさんだったらどう思ったんだろうなあなんて考える。特に、アニメ化される前の絵本は最高。なぜアニメ化されることで悪化するのか残

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    2026年02月17日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    全ての大人に読んでほしい一冊。

    塾講師をやっていたこともあり、子ども向けの伝記は知っていたが、やなせさんの生涯やアンパンマンが誕生するまでのストーリー、背景を知ることができた。

    戦争、弟の死を経験し、気づいた「本当の正義」とは?
    自分が傷ついても、誰かを助ける愛と勇気

    そんな正義のヒーローはやなせさんが生み出したアンパンマンであると同時に、やなせさん自身であるに違いない。

    まずは身近な人を助けられる愛と勇気を持った人でありたいと思った。

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    2026年01月02日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    朝ドラ、ラジオの朗読でこの本を知りました。やなせたかしさんの優しさとユーモアに、心が満たされました。
    取り上げられていた詩集と絵本、読んでみたいです。

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    2025年11月11日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    あんぱんまんに込められた思いを初めて知りました。やなせたかしの生死に対する哲学、正義と犠牲は一体というお考え。それを幼児向けの絵本に込めるとは、子どもを子ども扱いしない表れだと思います。ヒットキャラクターの作者という認識しかなかった今までを悔やんでいます。作品を再度味わいたいという気持ちでいっぱいです。

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    2025年11月02日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    朝ドラのあんぱんロスで…
    この台詞はドラマのあのシーンに反映されてたんだなぁとか重ねて読むとよりドラマが楽しめる。
    ドラマを観てなくても、ど定番の子供向けの番組のアンパンマンが、やなせたかしのどんな思いの積み重ねで誕生したのか知るとアンパンマンのマーチを聴いた時心に響くと思う。

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    2025年10月18日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    やなせたかしさん=アンパンマンって思っていて、連続テレビ小説あんぱんも観たことなかったのですが、高知のやなせたかし記念館を訪れることになり、この本を手にしました。
    生涯に渡り、愛と勇気を貫いて絵や詩に思いを込めてきたやなせさんの姿に感動しました。「一寸先は光」、「ぼくのいのちがおわるとき、ちがういのちがまた生きる」そんな強い信念を持っていたやなせさんの根底に流れる思いを感じることができて良かったです。最後の章を読んだのがミュージアムを訪れたあとだったことにちょっと後悔…
    展示されていた原画に込められた思いを感じるためにも、高知を訪れる前にこの本をぜひ読んでほしいと思います。
    出会いの中で、それ

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    2025年10月12日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    子どもがアンパンマンが大好きなこと、朝ドラで『あんぱん』が放送されたことでやなせたかしさんについて知りたいと思って読みました。生きることの素晴らしさ、助け合うことの大切さ、アンパンマンに込められた想い、やなせたかしさんの優しさが伝わってきました。梯さんの文章も読みやすかったです。

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    2025年10月08日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    アンパンマン(テレビのアニメ)の世代ではなかったので、これまであまり興味がなかったやなせたかしさんですが、NHKのドラマ『あんぱん』が話題になっているのを見て、興味を持ちこの本を読んでみました。
    やなせさんの生い立ちやアンパンマン誕生までのエピソードを知るうちに、その人柄に深く心を打たれました。特に印象的だったのは、戦争を体験した世代の人たちの優しさや、内面の深さです。現代の私たちにはなかなか持ち得ない、温かさや強さを感じました。
    やなせさんの生き方や作品には、その優しさと強さが色濃く反映されており、読むたびに感動します。アンパンマンの誕生には、ただの子ども向けアニメ以上の意味があることを改め

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    2025年10月02日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    朝ドラ最終週に購入
    あの話は本当だったんだ、こことここの話を繋げるためにあのキャラクターが登場したんだなど比較して読み進めるのが面白かった

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    2025年09月30日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    朝ドラを観ているのでそちらとリンクして楽しく読みました。
    湯呑は懐かしく自分も学生時代に使ってましたし柳瀬さんの詩は沢山読みました。もちろん詩とメルヘンのファンでもありました。先日、整理していて最後の刊行の本を処分してしまったのは今でも残念でたまりません!
    逆転しない正義、柳瀬さんのストーリーは一本筋が通っていて最後までそれを貫いたのは感服しましたし、そうした筋の通し方を学びました。

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    2025年09月18日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    ネタバレ

    若い時は器用貧乏と言えるやなせ氏がアンパンマンをヒットさせるに至るまでの必然性について納得がいった。
    当時若かったあの人と!?っているシチュエーションが何度もあるが、声がかかるのも続けて仕事の依頼があるのも納得の性格と実力。
    そして戦争体験もあってのやなせ氏の価値観というか哲学、メッセージが込められながらも子ども向けに作られたアンパンマンの深さには驚愕する。

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    2025年09月08日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    NHKの連続ドラマは観ていなかったのですが何故か気になり本書を手に取ってみました。
    やなせさんが終戦後に中国から引き上げてきてからの新しい出発の章ひっくりかえった「正義」を読むとあのアンパンマンの歌が頭の中に流れてきました。
    そして読み進めていくと色々な人たちとの出会いがあります。これは必然だったのでしょうね。
    それにしてもやなせさんを心から先生と慕う作者の梯(かけはし)さんやなせさんの生い立ちから詳細に調べたのですね。 2025-9-5

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    2025年09月05日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    やなせたかしの生涯 本当に淡々と紡がれる言葉が響いてくる。テレビドラマとリンクしているから尚更なのか。もっとも、ドラマが無ければ こういった本は読まない人だけど。やなせさんの人格、暢さんの人柄がエピソードで語られ、本当にやり続ける、信じ続けることで、素晴らしい形で結ばれることもあるのだ。それは、利他の心が本当にあり続けたお二人だからなのだと、つくづく感じ入りました!戦争を体験してない私ですが、この時代の危機感を強くしました。ありがとうございました。

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    2025年08月31日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    やなせたかしさんの生涯
    とても良かったです。
    とても苦労された生涯だったのですね
    そして誕生した「アンパンマン」は、私が社会人になってからのアニメですが、とても大好きですし、子供たちも大好きでした。
    暢さんの最後のシーンには涙が出てきました。

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    2025年08月19日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    ネタバレ

    とても読みやすい。あんぱんも楽しく見ているため、とても大切にドラマ化されていると痛感した。「困ったときのやなせさん」と呼ばれるくらい色んな場面で様々な活躍をしていたのは知っていたけど、引き寄せられるように超有名人達との縁が結ばれ仕事していたのは驚きだった。
    「詩とメルヘン」は名前は知りつつも読んだことはなく…けれど、やなせさんの詩はどれもシンプルな言葉で、だからこそ多くの人に響いたんだろうな。詩とメルヘンも読んでみたくなった。
    妻の暢さんが亡くなるあたりからは涙無しでは読めなかった。あんぱんまんのヒットが60代終わり。そこから亡くなる90代まで止まることなく働き続けたやなせさんの覚悟と思いに、

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    2025年08月11日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    自分の人生でアンパンマンと触れ合ったことは皆無で、娘たちが幼少の頃もアンパンマンに夢中だったこともなかったので、やなせたかしという名前は知っていても興味をそそられる対象ではなかった。現在朝の連続テレビ小説で取り上げられているが、これも特に興味はなかった。ただ、大好きな梯久美子氏が、やなせ氏を唯一の師と仰いでおり、大人向け評伝を書き下ろしたことを知り、これは読まなければと思った次第。やなせ氏の人生哲学と生き方・御し方が、梯氏の優れた流麗な文章で語られ、後半部分は涙なしで読めなかった。波乱万丈なその人生から得られた人生訓を、平易な文章・ポエムで届け、読む人々を圧倒させる力は、ご本人は喜ばないだろう

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    2025年08月01日
  • 戦争ミュージアム 記憶の回路をつなぐ

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    戦跡巡りの一助に。定番どころでなく、変わり種の戦争ミュージアムが多数紹介されていて興味深い。ただ戦争に関する施設を紹介するだけでなく、戦後の引き上げに纏わるミュージアムや間接的に戦争に関わる事を扱ったミュージアムもあり、一生に一度は行って見たいと感じた。
    コラムとしてインターネット上の戦争アーカイブ紹介もあり、使える情報が多い。

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    2025年07月08日
  • 戦争ミュージアム 記憶の回路をつなぐ

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    ネタバレ

    国の政策だからとやみくもに従うのではなく、日々の生活の中で培った倫理観に照らして、その是非を判断することの大切さを満蒙開拓の歴史を教えてくれる。165ページ満蒙開拓平和記念館

    まさに今、やみくもにしたがうな、抗え、と日々思う,まさに今。

    石垣りんの詩、弔詞 が引かれている。東京大空襲で亡くなった職場の同僚をうたった作品。
    あなたはいま、
    どのような眠りを、
    眠っているのだろうか。
    そして私はどのように、
    さめているというのか。

    戦争の記憶が遠ざかるとき、
    戦争がまた
    私たちに近づく
    そうでなければ良い。


    たしか新宿にある帰還者たちの記憶ミュージアムで、日本軍が使っていた手榴弾が陶器製

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    2025年05月18日