九號のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一印象最悪パターンのおもしろみって、ノンケの男前が(←ここ重要!!)苦手な相手にジリジリ追い落とされていくプロセスで、盛り上げて盛り上げて最後にガブリと頂かれるところだと個人的に思っているので、しょっぱなから酔った勢いで知らぬ間に寝ちゃってたとかないわ~…。
しかもその後は嫌よ嫌よと言いながらもなし崩しって…。
大好物だから最後にとっておこうと思ったのに、うっかりパクっと食べちゃった…みたいな残念感。
キャラ自体はどちらも魅力的。多忙を極めるワイルドなフェロモン男の売れっ子カメラマンを口説き落として、会社の写真集作成を完遂するという無茶ぶり任務を背負った有能秘書。
しっとりとした大人の色気が -
Posted by ブクログ
ネタバレ真岸悟は、今、ある作戦を決行しようとしていた。
それは――復讐だった。
昔、真岸の家の隣に住んでいた老人がいた。
老人は、どこからともなくごみを集めてきていて、家はごみ屋敷となっていた。
そこにおいてあったものに興味を惹かれた弟に付き添うように、真岸は、その老人の家に出入りするようになった。
ところがある日、その老人が轢かれて殺されてしまう。
ひき逃げだった――
酔ったまま路上で寝ていたところを轢かれた不幸な事故だったが、相手の男が三日経って出頭してきたこと。
その直後に週刊誌に男が酒を飲んでいた、と居酒屋の店員が証言したことから事件はワイドショー等で大きく取り上げられ -
Posted by ブクログ
ネタバレいや……なんていいますか……どっからツッコミ入れたらいいのか。
兎に角カオスなお話でした。
色んな意味でカオスなんだけれども、話を破綻せずに終わらせる筆力が凄いんですよ。
文庫で厚い感じですが、この厚さにしても詰め込みすぎ盛り込みすぎ。
上下巻にした方がよかったんじゃない?
って感じですが、知名度から無理だったのでしょうか……。
この作家さんの作品を読んできて思ったのが、どうも『社長』設定がお好きみたい。
やさぐれ系が特徴といいますか、今作はそういった特徴に更に磨きを掛けてきた感じがしますが、一歩間違えば一昔前のBL本。
ちょっと昭和なにおいもしてきますので、好き嫌いは分れると思います。
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Posted by ブクログ
ハードボイルド!とかそんな話をしてたので、前から気になってたし自分的読みたいツボを刺激されたので3巻まとめてご購入。思ったより(ていうとあれですけどf^_^;))面白かった。ヤクザ抗争的なものに運命に抗えずに巻き込まれてく主人公、みたいな話ですが(ざっくりw)その抗争にもいろんな人の思惑が絡み合っててどうなるのかしら、ドキドキ…みたいな感じでした。絵がサッパリしてて読みやすいかも。兵藤はかっこいいすなー。
あ、あと意外とBL過ぎないのもいいのかも。主人公のユキに惚れてるテツぐらいすかねーBL的な要素は。でも多分これからきっとユキ→兵藤な感じになっていく気はしますけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレヤクザの愛人の子として生まれた宇佐美英志は、一見勤勉なサラリーマンだが、暴力団の一員。
横浜の事務所を任されてはいるものの、英志は自分を取り巻く今の状況を不本意だと思っていた。
おまけに自分はどうなってもいいと考えているから、実は自分の美貌と身体を利用していたりもした。
そんな英志の事務所にフリージャーナリストの国木田哲夫という男が怒鳴り込んで来た。
実は戦場カメラマンを主にしている、というその男はヤクザにもまったく物怖じせず、それどころか英志に無理やりキスを仕掛けてきて……。
挙げ句、泊まるところがないから部屋に泊めてくれと言い出す……
という話でした。
育ってきた環境 -
Posted by ブクログ
男らしい受けは好きだし、●イ●も好きだし、受け受けしい少年がそういうの関係なく登場するのも好きだし、読んでる最中は楽しかったです。
…が、読み終わってから、ん?って…なんか府に落ちないです。
BL的な部分より、事件中心に書かれているせいか、(そのおかげで好きな受け認識が強まったわけですが)、主人公はもともとゲイ設定だし二人はすでに関係を持っているし、BL的に一番肝心な部分がはしょられている感じです。
そのわりに、攻め以外のキャラの、受けに対する想いみたいなのが書き下ろしされてて、じゃあこっちとくっつけばいいじゃん、なんでやくざと??と思ってしまったのですが、作者の演出なんでしょうか…。あんまり