亀井高秀のレビュー一覧
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ティルダが見た目とは裏腹に勝気で自分をしっかりと持っている所が良いです。
最後のオメガと言われ、過去のオメガは酷い扱いを受けていたけれどティルダは恵まれていてティルダの為にと王が番を探してくれているのが凄いなと。
そしてティルダの元に出向いた3人の王子達。
第3王子であるエイリークは結婚には興味なく国の為に生きると決めていて、でもティルダと出会いオメガとしてよりもティルダの人となりを知り惹かれて行ってしまうのが可愛かった。
それをティルダに悟られたくないがために取ったとある行動はおかしくて笑えました。
ティルダもエイリークとの初対面の印象は最悪だったのに、だからこそなのかエイリークと接するうち -
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ネタバレまさかアレクサンダーのバグパイプの下手さが終盤の伏線になろうとは思いもせず。
作中唯一といっていいコメディ要素ではなかったのか、あれ。
(エリク視点ではラブコメしてはいたが、彼がいる場面が全体を通すと思いのほか短い)
最初から想い人と結婚できているにも関わらず、諸々の要素のせいで随分と遠回りしてしまった二人の愛の物語。
主人公のシャーロット、ヒーローのアレクサンダーを含めてメインキャラは割と身体的にも精神的にもしんどい目に遭うので読んでいてしんどい展開が続く。
ただでさえシャーロットは、立場を偽っている・言葉の通じない地への嫁入り・しかもそこは敵地で受け入れてくれる土壌のない場所という何重に -
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ネタバレ総合評価:★4.0
久しぶりに小中大豆先生の作品を読みましたが、面白かったです。
今回のお話は今流行りの異世界転生もので、前世の記憶がうっすら残っている受けのお相手は異世界転生ものではお馴染みの悪役貴族です。
ただ、悪役とは名ばかりで、実際の攻め様は悪役の「あ」の字もない良い人なので、ガチの悪役攻めを期待している人は肩透かしを食らうかも。まぁ、この温かみのある素敵な表紙を見れば何となく予想は付きますが…(笑)
ただ、こちらの作品、最初こそほのぼのした平和な雰囲気が続きますが、物語の中盤辺りで受けがモブにレイプされかけ、更にそのモブが毒で死に、受けも巻き添えで死にかけるというなかなかショッキン -
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ネタバレ最初ちょっとしんどかったんだよね、中盤くらいまで。
主人公は転生って言っても、前世は説明文だし、生まれ変わってもほぼほぼ少年時代で、これは何の小説?と思うくらい何も起きない。小中先生らしく、物語の時代背景とか主人公の環境とか状況とか、そう言ったものが丁寧に描かれているからこそ、その後がとても楽しく面白く読み進められるわけだから無駄ではないのだけれど、やっぱりちょっとしんどかった。
でも、そこを超えて、終盤でやっと物語が進んでとても面白く読み終えることができました。てかむしろ物足りず、ノベルズでもっと続きを描いていただきたかったです。
面白かったです。 -
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ウサギの国シリーズ
このシリーズは
全部読んでなかくて
全シリーズのキャラクターも
ちょこちょこ出ますが
それでも問題なく読めました。
今回は、ウサギの国には
珍しい常識人の二人。
子どもたちも可愛かった
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イラストって大事ね、で-1
作品自体は以前から、秀一の男前ぶりがすごく好きで、今回収録の書き下ろし以外の短編もだいたいは集め済のモノでした。
しかし海老原さんのあのふてぶてしい辰巳でインプットされていたので、新たなる辰巳がエリートサラリーマンにしか見えなくて困ります。きれいな絵なので、これがリーマンものだったら歓迎したのですが。 -
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ネタバレ▼あらすじ
兄の子供を預かることになった和帆。
同時期に趣味の映画で出かける仲の達紀から告白されて、恋と育児と仕事で戸惑うばかりで!?
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うーん…やっぱり敬語攻めってイマイチ萌えられないんだよなあと再確認した一冊。
あと、申し訳ないのですが甘い恋…って感じではなかったような気がします。
というのも、子守りの方が中心になってしまっているんですね。
しかもこの子守りというのがまた、見ていて楽しめるようなものではなく…。^^;
BL作品に出て来る子供って大抵、良い子で癒される存在である事の方が多い印象なのですが、こちらの作品に出て来る子供はお世辞にも良い子とは言えないタイプで、イヤイヤ期 -
ネタバレ 購入済み
甘甘
初めて読む作家さんでしたが、とっても甘〜い。
年上攻めが終始敬語で、エロがなんとなく変態チックでした。
昔から受けを好きみたいだったのでショタコン…?
受けは純粋無垢なとっても健気な良い子だし、甥っ子くんも可愛いくて。
毎朝受けの様子を見に朝食を食べにくるまーくんが当て馬かと思いきや、そうでもないのも意外でした。
受けの兄も弟溺愛系か?と思いきやそうでもなく。割と全て肩透かし系です。
二人の愛に障害全く無いのね。
攻めがうまいのかなんなのか、なしくずし的にエロに持ち込むあたり、あれ?オッケーしたっけ?となりましたが、幸せそうで何よりです。 -
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ネタバレ連れ子同士で、一時期、血の繋がらない兄弟として生活をしていた圭一と孝之。
十年後、大人になって偶然再会した二人は、改めて兄弟のような不思議な関係を築き始める。
週に何回か、圭一の家により食事をしていく孝之。
そんなある日、孝之が圭一の家に泊まろうとした事から、その均衡が崩れる。
弟だった孝之への恋心を自覚していながら隠す圭一と、兄だった圭一への想いをストレートにぶつける孝之。
しかし圭一にはどうしても孝之を受け入れることができない理由があって――。
という話でした。
全体的にちょっと曇り空みたいなちょっと沈痛な空気が流れてる話。重い……かなー……?
でも、何だろう鬱々とし -
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松前さんの本、ディアプラスでしか出てなかったから油断してた…!
作家さんて、レーベル移ると全く違う傾向の話書くことあったから、今までの松前さんの話好きな自分としてはある意味賭けのような気持ちで購入。
「こいつだって決めた相手以外とカップルにならない」…タイトルが最後の方でじんわりきて、結局またハマってしまい。
あと、子供の頃に減点法で評価されつづけたせいで、些細なことでも謝ると自分が否定された気分になって素直になれない…一見すごいワガママに見えた夕貴の不器用さに、切なくなって。負けました。やられました。
ディアプラスでもそうだけど、じんわりしたいときには松前さんの本。おすすめです。