高遠裕子のレビュー一覧
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> 変化の時代、決断することは確かに重要だ。だが、決断に「実行」が伴わなければ、何の意味もない─この至極当然のことを理解している人は、驚くほど少ない。(監修者による序文)
> 極端に干渉や指示を避けたリーダーや経営者は、あろうことか、現場との関係性を断絶してしまった。「マイクロマネジメントをせず、現場に任せる」という意味を拡大解釈して、ほとんど丸投げ状態としてしまったのである。(監修者による序文)
本書はアップデート版『経営は実行』であり、経営と実行の乖離に対して前書よりも鋭く切り込んでいる。
> 「実行が大切だ」とわかっていながら実行に移せないのは、「勉強が必要だ」と -
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ネタバレ付箋を貼りすぎて何が大事か分かんなくなっちゃったくらい、背中を押してくれる言葉がたくさんあった1冊。よりよい人間になるため、幸せに生きるための具体的なアクションが簡潔にまとめられていた。
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状況が目まぐるしく変わるなかでは、優先順位をつけること、優先順位のバランスを取ること、失敗から学ぶ方法を身につけることが重要です。
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大事なのは、時間をかけて、常識だと思われていることを洗いざらい挙げていくことです。ルールに疑問を抱いてもかまわないとわかれば、俄然、力が湧いてきます。
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「あなたの思い込みは、世界を見る窓そのものです。時々、汚れを落とさないと、光が入ってこないのです。」
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「 -
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今26歳ですが、ほんとに20歳の時に読んでおけばよかった!でも20代のうちにこの本に出会えてラッキーです!たくさんの金言が散りばめられています。大切にしたい文章にいくつも出会えました。本書の最後で著者が何よりも伝えたいこととして「快適な場所から離れ、失敗を恐れず、不可能だと決めつけることなく、あらゆる機会をとらえれば、可能性は無限に広がり、輝くことができる」と述べていました。この一文に大切なことが凝縮されています。自分の人生の主人公は自分で、人生という物語を自ら紡いでいがなければならない、そう思いました。あらゆるチャンスを見逃さず、幸運を手にできるように、本書で学んだ教訓やアドバイスを大切にし
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はじめに 失敗に終わるのか、拡大に向かうのか
素晴らしいアイデアが、完全に実を結ぶという法則はどこにもない。じつは、すべての素晴らしいアイデアに共通しているのは、成功する保証はない、ということだ。
医学上の画期的発見、消費財、技術革新、政府のプログラム、その他のどんな事業も例外なく、当初掲げた目標から広範な影響を及ぼすまでに至るには必要なことが一つある。「スケーラビリティ」、つまり、力強く持続可能な形で成長させ、拡大する能力だ。
簡潔に言えば、スケールがあって初めて世界を変えることができるのだ。
これらの事例は、すべて「ボルテージ・ドロップ(熱気の低下)」に関係している。ある事業が規 -
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これまで日本企業は欧米発の経営思想や主義を盲目的に輸入して消化・導入しようとしてきました。その最たる例が、株主価値最大化を目的にした経営であり、日本の経営学者やコンサルタントは、ステークホルダー経営ではなくROE(株主資本)最大化をいかにして実践するかについてここ20年間ほど喧伝してきたわけです。その背後には、欧米発の思想を無批判に優れていると考える「知識層」の風潮があったのかもしれません。
翻って米国では、2019年にビジネス界の重要団体であるビジネス・ラウンドテーブルが、企業は「株主価値最大化」ではなく「ステークホルダー重視経営」に舵を切るべきだと述べて大きなニュースになりました。本書の -
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個人的にパレートの法則を意識して生産性を高めたことで、仕事がうまくいった経験があり、タイトルからして気になった本。
まとめると、仕事や人間関係、資産形成などの様々な分野において、20%の原因が80%の結果を生み出している。だから、20%を適切に見極め、一点集中することで幸福な人生を送ることができる、という内容。
自分は過去にパレートの法則を意識して得た成功体験があったゆえ、本の内容が腹落ちするのは早かった。
パレートの法則をここまで深掘りして記載してくれているのはありがたかった。
一方、最終章にて、「無駄な80%があるからこそ、貴重な20%が光る」という趣旨の内容にも納得いった(性行為の -
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タイトルで勘違いしてました。
読む前は、ありがちな「20代はこれをすべき!」みたいな本かと。
実際は、「起業家精神」について学ぶスタンフォード大学の授業。20歳で知ってたらすごい。何歳が学んでも価値のある話。
本書は10年前に出版されたものに追記された新版。
読むのは難しかった。端的に箇条書きしてあるような本ではなく、大学の講義らしく長めのエピソードトーク(洋書なので日本人にイメージできないネタもあり)をいくつも経て、結論にたどり着ける構成になっている。
読書体験として、
目次をみると各章のタイトルが???と意味不明。なんですが、各章を読み終えるごとになるほどと思える。その点は伏線回収 -
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▶︎この本の印象
失敗から学ぶ方法や、なぜ大切なのかを有名企業やスタンフォードの独特な講義の実話を元に教えてくれる本。
▶︎レンズをもつ
失敗から学ぶ方法や、その大切さを理解して目標(夢)に進んでいく。
その繰り返しで選択肢(とその先にある結果)を見極められる眼を持つ事によって初めてリスクをとることが出来るようになる。
▶︎自分に許可をしてあげる
何事にも自分に許可を出してあげる事から始まり、許可した後の最初の一歩は後から見ればとても小さいものだが、その瞬間に自分自身が「目標に向かって進み始めた」という意識・認識をしっかりもつ事が大事。
▶︎上記を元に分解
行動→何に向けての行動?→成功 -
Posted by ブクログ
ネタバレ転職を迷っていた時を思い出した。以下の言葉は本当にその通りだと思う。
■自分に有利な勝負の場を選ぶ
・敗北の大半は他人から強制されて参加したレースで起こる。
・自分が何なのか、真剣に考えていない人が多く、そうゆう人は多方面に分散する。
一点集中の成果を上げるのは、選択眼があり、こうと決めたら貫き通す人である。
・殆どの人は自分にとっても他人にとってもあまり価値のない事に多くの時間を費やしている。
人生を変える80対20の法則
■決定的に重要な少数
・重要な少数と、取るに足らない多数の差、これに気付き、何らかの手を打てば、
生活どれほど豊かになる事か。
■努力と成果が対等になるという迷