【感想・ネタバレ】ザ・リーダーシップ・マネジメントのレビュー

あらすじ

なぜ、わかっていながら「実行」できないのか。
「実行」は気合や根性ではなく、ロジカルできる。

マネジメントで結果を出すために
絶対に欠かせないことは何だろうか――。

それは「実行」。

どんなに緻密で完璧な戦略も、
実行しなければ、
ただの空想でしかない。
会社全体の「実行」を主導することが
経営リーダーの仕事の根幹である。

*******

GEの名経営者・ジャック・ウェルチの
右腕であり同社の経営改革を副社長として
主導したラリー・ボシディ。
米国の大企業の人気アドバイザーであり
名門大学で経営学の教鞭を執るラム・チャラン。

2人の体験談や見解をもとに
経営の現場において「実行」を
どのように各フェーズに落とし込むかを説いた
『経営は「実行」』(旧題)は、
2002年の発売とともに世界各国で読み継がれ、
特に日本ではリーマンショック時に
ユニクロの柳井正氏に大変評価され、
経営者必読の書と言われた。

復刊に至った今回、
日本の企業ブランディングの第一人者の
関野吉記氏を監修者に迎え、
経営リーダーの実行力を養成するために
何が必要なのかを詳しく解説する。
*内容紹介*
<第1部 なぜ実行が求められているのか>

第1部解説――勉強

第1章 誰も気づかないギャップ
第2章 実行がもたらす違い

<第2部 実行の構成要素>

第2部解説――関与

第3章 構成要素その1 リーダーがとるべき7つの行動
第4章 構成要素その2 文化の変革に必要な枠組みをつくる
第5章 構成要素その3 他人に任せてはならないリーダーの仕事──適材を適所にあてる

<第3部 実行の3つのコア・プロセス>

第3部解説――人材プロセス

第6章 人材プロセス──戦略・業務プロセスと連動させる
第7章 戦略プロセス──人材・業務プロセスと連動させる
第8章 戦略レビューをどう進めるか
第9章 業務プロセス──戦略・人材プロセスと連動させる

おわりに──新しいリーダーヘの手紙

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Posted by ブクログ

> 変化の時代、決断することは確かに重要だ。だが、決断に「実行」が伴わなければ、何の意味もない─この至極当然のことを理解している人は、驚くほど少ない。(監修者による序文)

> 極端に干渉や指示を避けたリーダーや経営者は、あろうことか、現場との関係性を断絶してしまった。「マイクロマネジメントをせず、現場に任せる」という意味を拡大解釈して、ほとんど丸投げ状態としてしまったのである。(監修者による序文)

本書はアップデート版『経営は実行』であり、経営と実行の乖離に対して前書よりも鋭く切り込んでいる。

> 「実行が大切だ」とわかっていながら実行に移せないのは、「勉強が必要だ」という本質から目を逸らし、相応の時間をかけて向き合っていないからだ。まず、リーダーが勉強を始める。猛烈に始める。それが実行で価値を生み出す出発点となるだろう。(活動の優先順位を入れ替える)

前作同様に、考え方、振る舞いについての記述は、一見当たり前のようだがたしかに問題の元凶となっているような事象に言及し、あらためるべき態度を明確に示している。

> 成長する人間は事業に対する情熱を持っている。忙しさを理由に、重要な細部をおろそかにすることはないし、部下とも緊密な関係を築いている。偉ぶって人の意見に耳を貸さず、学ぼうともしないということはない。新人のころとおなじように、好奇心旺盛で新しいアイデアを積極的に取り入れようとする。(おわりに)

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

良い戦略を立てても、きちんと実行されないと意味がない。意思決定よりも、実行力。そのためには・・・という本。管理職は読んだ方がいい。

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2025年04月08日

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