阿部恭子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ様々な事例を知ることができて、勉強になった。
著者が加害者家族支援に携わるきっかけとなるエピソードもあり、興味深かった。
理想の家族像に縛られて苦しい人が読んだほうがいいのだろうけれど、そういう人たちに届ける方法が無いことが悩ましいと思った。
情報を自分で取りに行くことの出来る人は、そもそも問題にならないと思うし。
そういう能力のない人が他者に支配されたり、騙されたり、狭い世界に閉じ籠もってしまうのかなと思う。
なので、同じ著者の前に読んだ本にあった、関わり続け、支援者がいることをわかってもらうことが大事という点にとても共感した。
それでも、第一歩は相手からアプローチしてもらわないと、存在を -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際に、関わっている著者だからこそ、説得力があり、勉強になった。
他の家族の内情はどうしたって知ることができないからこそ、自分の家族がおかしいということに気付けないのかと思った。
理想の家族を求めるあまり、虐待に至ってしまったケースもあり、家族を築くことは本当に難しいと思った。
そもそも、自分の家族関係が歪つということを認識していないと、周りからの支援を受け入れることもできないし、必要性が感じないと思っている相手に、どうやって支援の必要性を理解してもらうかが難しいと思った。
いつでも相談できるように関係を続けていくということが大事ということに共感した。
家族といったって、所詮は他人だし。
支 -
Posted by ブクログ
加害者家族を支援している団体の方の著書。この方の「高学歴難民」という本は有名だと思う。あまりに衝撃的で直接的なタイトル。「加害者家族を支援する中で、あまりに多いインセストタブー」と確か帯に書かれていた。
読むと、私はたまたま、偶然まともな両親のもとに生まれ、特に何事もなく育ててもらえただけなのかもしれないと思った。
そういう事、親、家族に出会ってしまう人もいるだろう。
読んでいてなにしろ胸が痛かった。
支配と被支配。特に子どもと親なんて、どれだけの力の差か。
あまりに重たい現実。
想像するだけで、身体が重くなる気がする。
辛い現実に目を背けたくなるが、目を背けてはいけないのだろう。
あら -
Posted by ブクログ
タイトル惚れの一冊。
だが読み進めていくに従って描き出される、現代日本における学歴社会の非情さと、うまく社会のレールに乗れなかった場合のセーフティネットの無さに暗澹とした気持ちになった。
学歴や就職にこだわり大学院に進んで、生活がたち行かなくなった人。 法曹界を目指し司法試験に挑むものの、高い壁に阻まれ社会人として再起が難しくなった人。そしてその周囲で当人を支える家族の苦悩と後悔。
就職氷河期世代にギリギリかぶる自分としては、ややもすれば紙一重で自分も歩んだかもしれない未来が、そこに描かれている。
就職氷河期世代も含め、もっと社会や国がすべき対策があるのではないだろうか?置き去りにされ -
Posted by ブクログ
これ、読んだことがあるかもしれません。
それとも、何かの記事で、部分的に読んだことがあるのかもしれません。
切ないです。
でも、わかりますし、危惧しています。
私は、3流私立大学出身です。
両親は、地方の国立大学出身で、教員をしていました。
弟は、クラスで1〜2人しか大学に行かないような高校に通っていました。しかし、母が、大学に行った方が絶対に良いという思想のもと、進学を進めました。二浪して、専門学校に入って、もう一度受験して、地方の無名私立大学を卒業。就職は、大卒扱いではなく、高卒扱い。歳下の上司に教わるのが辛いと、何年かで退職し、実家へ。その後、実家で就職しましたが、事故で亡くなりまし -
Posted by ブクログ
ネタバレ「加害者家族も被害者である」本書の中に出てくる言葉にそのとおりと頷くものの、今の日本ではそれはほぼ通用しないのが現実なのは確かだと思われます。著者の本にこれまでも興味はあったけれどもこの度初めて手に取り。
この人はどうして加害者家族支援という活動をしているのだろうか、という疑問も本書でわかった。支援活動に対する意欲というよりかは当初は極めて個人的感情から始まっているというのが興味深かった。でも何を始めるのもきっかけというのはそういうものかもしれないとも思う。
家族連帯責任という考え方について明治時代には法律で認められていたということに驚いた。「縁座」という言葉聞いたことある気がしました。明