阿部恭子のレビュー一覧

  • 家族が誰かを殺しても
    みんなに一度は読んで欲しい本。加害者家族とされた途端に、全ての人権と過去から積み上げた名誉が失われる。日本は平和で暮らしやすい国だけれど、加害者家族になってしまったら、地獄になる国。
  • 高学歴難民
    末は博士か大臣か…難民?!

    オイラ自身は何とか逃げ切れるかな、ってところまで来たけど、子どもこれから受験生…いろいろツラい。知っとくに越したことないけど。
  • 高学歴難民
    タイトル通り、高学歴で、でも上手くいかない人たちの事例集だ。
    テーマも言いたいこともシンプルで、下手に飾ったような書き方でも分析じみた書き方でもなく、素直に受け止めることができた。

    自分だってどちらかと言えば高学歴な部類に入り、上手くいかなかったらこうなっていたかもしれないのだ、と思うと、今の幸せ...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    家族が重大な事件を起こしたら、
    その家族も罰せられるべきなのか?
    この問いにYESかNOかという単純な答えは出せない。

    そんなことを考えさせれた本

    加害者家族の苦悩やその後の人生は壮絶だ
    賠償、贖罪、被害者家族に謝罪ができればいいが全てを拒絶される絶望、そして世間からのバッシングと差別
    あらゆる...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    これまで読んできた本の中で一番読むのが辛く、また読み切らなければという強い使命感を感じた。

    家族の中での少しの歪みが、回り回って犯罪に結びついてしまう実例を何件も読んですごく心が痛んだ。

    自分がどこまで影響を与えられるか分からないけど、world open heartにはこれから定期的に寄付をし...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    犯罪の加害者は罰せられるべきだ。それに異論はない。よくあるのはセンセーショナルな殺人事件の犯人の家族が自殺したという報道。それって当然の報いなのか。犯罪者の家族を守る必要はないのか。

    例として登場する加害者家族の多くは住居も仕事も人間関係も捨てて、正体がバレないよう息を潜めて生活している。やがて、...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    ■加害者支援とは何か
    ・加害者支援を提唱するにあたって,「支援」を「応援」や「保護」と区別して,「加害者家族が抱える問題に介入すること」と定義している。
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    とても考えさせられる本である。加害者が非難されるのは、当然であるが、本来、その家族は関係ないが、この本を読むと残された家族の過酷さがわかる。欧米諸国の例も取り上げてあるが、いかに日本が加害者家族に対する対応が遅れていることがわかる。社会的なレベルの低さが、現れている。
  • 家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ
    事例と意見的なものがごっちゃになっててちょっと分かりにくい感じはした。でも、身に染みるというか、恐ろしい。いつ自分が被害者になるかもしれず、加害者家族になることもあるのだ。性犯罪の事例が多く、それも恐ろしかった。ほんと、それでも夫婦関係を維持する人の気が知れないけど、まぁ人のことをどうこう言う必要は...続きを読む
  • 家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ
    文章は平易でとても分かりやすくて読みやすいのだけれど、なにせ書かれていることがしんどくて.前半は胃を痛めながら読みました…でも読んでよかった。本当にいつ誰が加害者の家族になってもおかしくないんだなって…

    差別とは「個人の否定」という言葉が出てきて、多様性を認める、ということはもしかしたら差別の根絶...続きを読む
  • 高学歴難民
    職業柄、学歴に直結する大学とその中で難民となった方々の事例はまとめて読めるという点を含めよいケーススタディとなった。

    受験合格がゴールでないことが如実にわかる一冊。
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    読み応えガッツリあるノンフィクション。犯罪加害者の家族になるなんて、日本では人生の罰ゲームだ。筆者の文章上手のためか、加害者家族に共感し、恐怖で眠れなくなる。当たり前の日常を、大切にしていこうと思わせてくれる一冊だった。
  • 家族が誰かを殺しても
    「加害者家族も被害者である」本書の中に出てくる言葉にそのとおりと頷くものの、今の日本ではそれはほぼ通用しないのが現実なのは確かだと思われます。著者の本にこれまでも興味はあったけれどもこの度初めて手に取り。

    この人はどうして加害者家族支援という活動をしているのだろうか、という疑問も本書でわかった。支...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    著者は殺人、傷害、詐欺、痴漢などさまざまな事件の加害者の家族を支援している。たしかに、センセーショナルな事件が起きた時、マスコミが犯人の自宅周辺にどっと押しかけ、近所の人に話を聞くという場面はよく見る。しかし加害者の家族がここまで人生を、生活をめちゃくちゃにされているとは驚きだった。
    加害者の家族へ...続きを読む
  • 加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々
    加害者家族とメディア報道についての基準が曖昧で、何のために報道されるのかその目的を明確にしたものはあるのか調べてみたい。
    被害者支援も最近になってようやく制度の見直しが始まっているが、加害者家族支援は網の目からこぼれている。加害者家族には精神的支援はもちろんのこと、法的責任がともなっており、支援の仕...続きを読む
  • 家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ
    全体を通して、単純にケースを紹介しているようにも感じたが、最後のまとめ、筆者の経験から裏打ちされた持論が良かった。

    男性の方が、犯罪者が多い。しかし、抑圧された末の爆発が精神的な病巣となっている例がよく見られることから、心の内を明かせない、弱さを見せられないといった、男性本位なマッチョな精神構造社...続きを読む
  • 家族間殺人
    加害者家族の支援活動に携わる著者ならではの視点が新鮮。野田市児童虐待死事件についても詳しくレポート。犯人はなぜ家族に暴力を振るってはならないか、何が虐待か理解できないまま裁判、判決に至ったことが残念で、それでは再犯、または逮捕に至らないまでも類似の暴力を出所後起こす可能性が高いので、プログラムが必要...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    人は他人に対して、自分が受けてきたような対応しかできないのではないだろうか。

    これは私の中では真実に近い言葉でした。
    死刑囚の生育歴を読んだことがあるのですが、被害者の事を忘れてしまう程可哀想だと感じてしまいました。
    そうしてこちらを見れば、苦しむ加害者家族の姿がありました。因果応報という言葉と、...続きを読む
  • 加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々
    故意の犯罪でなく交通事故などでも、ある日突然加害者家族になってしまうことがある。
    故意の犯罪でも家族は気づかないことが多く、普通に暮らしていたのにある日それが突然崩壊する。
    被疑者となった家族とは面会はできても事件のことについて話すことは許されず、家族は原因がわからないまま世間にさらされる。
    そして...続きを読む
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実
    加害者家族に対して、厳しい発言をしてしまうのはどうしても仕方がないことだと思う。
    特に近所に住んでいたり、職場が近いとなおさらのこと。
    ただ、加害者家族にもこれからの人生があるわけで、それを支援しようとする著者の取り組みが素晴らしいと思った。
    加害者家族がどういう思いを持っているのか。
    なかなか歩み...続きを読む