阿部恭子のレビュー一覧

  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    人は他人に対して、自分が受けてきたような対応しかできないのではないだろうか。

    これは私の中では真実に近い言葉でした。
    死刑囚の生育歴を読んだことがあるのですが、被害者の事を忘れてしまう程可哀想だと感じてしまいました。
    そうしてこちらを見れば、苦しむ加害者家族の姿がありました。因果応報という言葉と、とばっちりという言葉が両方思い浮かびました。

    一番印象的なのは、第六章の家族のために父を殺したお兄さんでしょうか。私にもアルコール依存症の似たような父親がいるので、気持ちがわかるような気がします。
    殺人は犯罪なので褒められたものではありませんが、家族を守りたかったのですね。辛かったなぁ、と声をかけ

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    2021年10月13日
  • 加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々

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    故意の犯罪でなく交通事故などでも、ある日突然加害者家族になってしまうことがある。
    故意の犯罪でも家族は気づかないことが多く、普通に暮らしていたのにある日それが突然崩壊する。
    被疑者となった家族とは面会はできても事件のことについて話すことは許されず、家族は原因がわからないまま世間にさらされる。
    そしてその度合いはマスコミの報道によって変わってしまう。
    被害者やその家族が守られるのは当然のことだ。しかしその中で取り残されてしまう加害者家族。
    「誰も守ってくれない」「望み」など映画の題材となることも多い。
    正直自分がその立場になったら、または周りの人がそうなってしまったらどうするのかはわからない。

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    2021年03月28日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者家族に対して、厳しい発言をしてしまうのはどうしても仕方がないことだと思う。
    特に近所に住んでいたり、職場が近いとなおさらのこと。
    ただ、加害者家族にもこれからの人生があるわけで、それを支援しようとする著者の取り組みが素晴らしいと思った。
    加害者家族がどういう思いを持っているのか。
    なかなか歩み寄ることは難しい部分。
    人の気持ちは他人にはわからない中で、寄り添おうとする支援団体に敬意を持った。

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    2020年10月23日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者家族を支援するための組織を主宰する著者が、その実態を紹介した本。

    加害者自身に比べて、その家族は何か守られるものはない。特に大きな事件になると報道やネットによってさらされることになり、通常の生活が営めなくなり、引っ越しや転職を余儀なくされることもあるという。何かの事件が起きたときに、同じような事件で自分が加害者家族の立場に立たされる可能性を考えたことはあるだろうか。被害者家族の方であれば心情的にも寄り添えるのかもしれないが。

    著者は、日本でも例のない加害者家族に対する支援というものにとまどい、ときに焦りを感じ、悩んでいることを隠さない。そして、支援を支援してくれる人への感謝を忘れない

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    2018年08月19日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者家族の受けている苦しみと支援を知ることができました。

    今のメディアは被害者や被害者家族はもちろん加害者と家族に対してもこれでもかというほど追いかけまわします。
    世間は被害者とその家族には同情するのに被害者家族にはむしろ背中を押す傾向にあります。
    私もそうでした。

    この本を読んで加害者も苦しんでいるんだということがわかりました。
    確かに家族を加害者にしたかったわけでもなりたかったわけでもないんですよね・・・。

    それでも私はもやもやしたものを抱えてしまいます。
    犯罪者の中には親のしつけが行き過ぎていたりして家族との関係がよくない場合があります。
    同情するわけではありませんがその批判を受

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    2018年06月16日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者に人権などない。
    罪を犯したものは、その罪を一生償え、死を持って償え、同じ苦しみを味わえ!
    家族だって同罪だ、だってそんな奴を作り出したのだから。

    そう思う人も一定数はいる。
    凄惨な事件であれば、幼子が死ねば、その怒りの炎は鎮まらない。

    しかし、だ。
    家族、親族が同罪だ、というのはあまりに行き過ぎではないか。
    それらは短絡的思考に他ならない。
    自分だって、いつ、その立場になるか。
    そもそも連座制を持ち出すなんて現在の法体系を否定するものだ。
    村八分、非国民、そうやって私たちは誤った考えで大きな過ちを犯してきたではないか。
    もちろん、中には家族そのもののあり方に大きな問題があることもあ

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    2018年06月10日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    最近高齢者の交通加害事故の報道がある度に、『家族も出てきて謝れ』とか心ない反応を目にすることが多く、違和感を感じていた。家族は関係ないだろう、と。この本を手に取ったのもそんな違和感がベースにある。
    予想通り加害者家族の壮絶な体験が綴られていて、日本社会の未熟さに改めて絶望的になった。唯一の救いは、こうした正義感の強い人が支援の手を差しのべてくれていることだ。特に交通加害については全く他人事ではないから、頭が下がる。
    前半は脈絡もオチもない話が淡々と語られ、それが逆に妙なリアリズムを感じさせる。後半は加害者家族支援の背景とビジョンについて著者の迷いや決意がよく伝わってきた。

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    2018年06月09日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    書名にギョッとされた向きもあるかもしれません。
    息子さんがいる親御さんなら、「何を縁起でもない」と眉を顰められた方もいるでしょう。
    ただ、犯罪者は、一般に想像されるように崩壊した家庭からのみ生まれるのではありません。
    むしろ、どこにでもあるような平凡な家庭から生まれるようです。
    本書は、加害者家族支援に長年携わってきた著者による問題提起の書。
    書店で何の気なく手に取って読み始めたところ、知らないことばかりで読み耽りました。
    本書には、加害者家族の実例がいくつも載っています。
    ある日突然、警察が自宅にやって来ます。
    「息子さんのことで話があります」
    親はそこで初めて、息子が殺人事件の犯人であるこ

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    2018年05月20日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    なかなか読んだことがない。認識したことがあまりない
    視点でした。
    きれいごとと思われる部分はあるかと
    思いますが、逆にきれいごとで何が問題なのか?
    加害者の子供が夜中の誰もいない小学校で
    走ってお別れを言うっていうところは単に感傷的になる
    だけではなく、心が痛む話でした。
    自分の息子が犯罪者になる。自分が犯罪者になる。
    となった場合に自分がどうなるのか?
    自分は大丈夫なのか?自分の家族は大丈夫なのか?
    ということに完全に自信を持てないところがあるのは
    しょうがないかもしれませんが、そういうところから
    考えることが意味があるのだと思いました。

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    2018年01月20日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    家族が犯罪の加害者になった際に受ける差別や社会的制裁などの事例を通じて、新たな被害者となっていくことを止めていこうとする支援を行っている筆者からのメッセージ。
    一方、私は被害者支援の活動を学んでいますが、この活動が身近にあったらと思うだけに、加害/被害にとらわれない支援が必要だと思います。

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    2017年12月08日
  • 高学歴難民

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    タイトルが、ネットカフェ難民・ランチ難民・医療難民・情報難民みたいなことかと思って、高学歴になりたくてもなれなかった人たちの事かと思って読んでみた本。読んでみたら他の「難民」の使い方とやや違って高学歴なんだけど就職やその後の人生で拗らせてるとか社会不適合とか困難を抱える人を指す言葉と知った。難民というよりワーキングプアの話かな?詐欺罪で3回結婚した人の話は特殊性が強すぎて難民?なんだか他のエピソードも強烈なパーソナリティの人ばかり選んだのか日曜日の昼にフジテレビでやってるドキュメンタリーみたいと思った。そして以前読んだ『中年童貞』という本に共通するものがあるなと思った。何だろう?

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    2026年04月11日
  • 加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々

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    まぁ、世間に中指を立てるか、胸を張って「私の親族は国家に牙を剥いてでもそれ(犯罪行為)をしなければならないからしたのだ」と言えるようになるか速攻で対象者をパージするかすればよいのでは?それはそれとして、この世に生きる人はみんな人を殺す可能性を内包しながら生きていると思って生きるが吉。

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    2026年03月21日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    加害者とその家族を支援してる人もいるんだな。
    そりゃ、そうか。
    自分が加害者家族になった時、受け入れてもらえるか。あるいは、そのような家族と付き合えるか。一種の自己陶酔なのか。
    最後は好き嫌いで付き合うのかもしれんな。

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    2026年03月17日
  • お金持ちはなぜ不幸になるのか

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     金持ち社会で起きた事例を物語として描き、マウント取り合い、金持ちヒエラルキー、金持ち故の引きこもりや不倫まで、金持ち社会の闇を短編で描いている。金持ちの社会を描いていることから、物語のバックグラウンドとして、お受験や社交等が舞台となっているが、特別に金持ちであるから不幸になるというものではなく、本事例の場合は当人の資質の問題なのではないかと思える。親のバックボーンに支えられた引きこもりや結婚での両家の格差など金持ちでないと成立しない話しもあるが、ことさらに金持ちに対する偏向バイアスに基づいて書かれているように思えた。ノンフィクションであるにしても、各短編自体は胸クソの話しばかりで、あまり深み

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    2026年02月20日
  • お金持ちはなぜ不幸になるのか

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    想像していた内容と若干違って、非常に生々しい内容の本でした。それは作者の方が直接現場から入手された情報だと思いますが、こんな世界があるのかなということで、新たな発見ができました。
    最後のまとめのところは大変勉強になりました。

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    2026年02月10日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    タイトルからしてショッキングだったけど実体がよく分かった。
    でもここに載せられているのは氷山の一角であって意外と身近なところでも似たような行為は行われているんだろうな。
    今に限らず昔から。

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    2026年01月07日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    家族のタブーについて取材したノンフィクション。ほぼ 性暴力の話。身内のタブーについては、一般的に世の中で語られることはないが、事件が起きると表面化する。この本では、事件の加害者家族の保護活動の中で相談を受けた内容を紹介している。
    家庭内の性暴力は、家族を支配したがる父親が家族にストレスを与えることに起因することが多い。レポートの事例を見ると、世の中で信じられないようなことが起きており、家族との関係について色々考えさせられることが多かった。

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    2026年01月03日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    加害者家族支援団体を立ち上げた著者。具体例もどうしてそういう考えに至るのかわからなかったが、誰にも相談できないだろうと想像はつく。が、登場人物は相談したいと思っている様子もなさそうで、そこにも疑問を抱いた。でも存在している訳で、年が離れた兄弟は息子の子を母が出産しているパターンだったり…衝撃。

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    2026年01月02日
  • 家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ

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    加害者家族遠フォローするという筆者のスタンスには、頭が下がる。
    どうしても、加害者家族を非難してしまう感情を抑えるのは難しい。

    この本の中で紹介されている「反省させると犯罪者になります。」という本は、驚きだ。
    反省の言葉を繰り返させることは罪を改めることにはつながらないという。
    表面的な反省の言葉を求めるのでは無く、罪を犯した人がそうしなければならなかった状況や感情に焦点を当てて、否定的な感情を受け入れていくことこそが、更生につながるという。

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    2025年10月15日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    近親性交 阿部恭子 小学館 
    語られざる家族の闇
    「販売たちまち重版」と宣伝されているが
    この本は本当に問題提起なのか?
    著者は1977年生まれ
    特定非営利活動法人の理事長とある
    ノンフィクションは兎も角
    何を目的としたのかも曖昧だし
    ここまでリアリティを持たせる必要があるだろうか?
    著者の大きな写真を表紙の帯に載せた意味はどこにあるのだろうか?
    読んだ結果
    どう見ても福祉の切り口を装うセンセイショナルな読み物であり
    売名行為に見えてしまう
    もう少し現象面をおさえた表現であっても良かったのではないだろうか〜
    日本社会のタブーだと言うがとんでもない
    家族だけの問題でもなし
    宗教や学校や合宿や軍隊

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    2025年10月24日