あらすじ
〈お金が〉“足りない”よりも“ありすぎる”方が人は壊れる!
裕福で幸せそうに見える家族ほど、闇が深い。
お金があれば幸せになれる――そう信じる人は多い。
だが、本当にそうだろうか。
加害者家族支援の第一人者である著者が見てきたのは、むしろ「お金によって壊れていく家族」だった。
家族間の支配、きょうだいの断絶、配偶者の性犯罪、子どもの引きこもり等々、「お金は魔物」という言葉は決して比喩ではない。
社会的地位も財産もあるのに、なぜ人は不幸になるのか?
お金が人を駄目にし、家族の歯車を狂わせる瞬間を描きながら「幸福とは何か」を根底から問い直す衝撃の一冊。
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Posted by ブクログ
金持ち社会で起きた事例を物語として描き、マウント取り合い、金持ちヒエラルキー、金持ち故の引きこもりや不倫まで、金持ち社会の闇を短編で描いている。金持ちの社会を描いていることから、物語のバックグラウンドとして、お受験や社交等が舞台となっているが、特別に金持ちであるから不幸になるというものではなく、本事例の場合は当人の資質の問題なのではないかと思える。親のバックボーンに支えられた引きこもりや結婚での両家の格差など金持ちでないと成立しない話しもあるが、ことさらに金持ちに対する偏向バイアスに基づいて書かれているように思えた。ノンフィクションであるにしても、各短編自体は胸クソの話しばかりで、あまり深みを感じる話しではないが、善悪はっきりとした読みやすい文体であった。