【感想・ネタバレ】お金持ちはなぜ不幸になるのかのレビュー

あらすじ

〈お金が〉“足りない”よりも“ありすぎる”方が人は壊れる!


裕福で幸せそうに見える家族ほど、闇が深い。

お金があれば幸せになれる――そう信じる人は多い。
だが、本当にそうだろうか。
加害者家族支援の第一人者である著者が見てきたのは、むしろ「お金によって壊れていく家族」だった。
家族間の支配、きょうだいの断絶、配偶者の性犯罪、子どもの引きこもり等々、「お金は魔物」という言葉は決して比喩ではない。
社会的地位も財産もあるのに、なぜ人は不幸になるのか?
お金が人を駄目にし、家族の歯車を狂わせる瞬間を描きながら「幸福とは何か」を根底から問い直す衝撃の一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今だけ、金だけ、自分だけと考える人が増えているとも聞く中で、本書のタイトルはショッキングだ。著者は、2008年から全国の犯罪加害者家族を対象に支援活動を行い、数多くの事例を通じてたどり着いたお金と幸せに関する本書を執筆した。犯罪家族と言えば、貧困層をイメージするかもしれないが、必ずしもそうとも言えない。お金が運んでくるものは、必ずしも幸せとは限らない。豊かに生きることは、お金持ちになることだろうか。箱入り三姉妹の確執と生涯、家事手伝いという生き方の末路。富裕層の子どもの引きこもりと働かない男が生きる道。田舎の名士に嫁いだ女性と夫の性犯罪。貧乏な恋人を捨て、金持ちと結婚した女の略奪愛の顛末と後悔。夫を経済的に支配する妻の代償。資産家の家庭内性暴力の悪夢。アフルエンザ(金満病)は、お金で人を支配することを幼い頃から覚え、感覚が麻痺したまま成人する。良かれと思って、子どもの意思を無視して受験勉強を強いる教育虐待と子どもたちの軋轢。親の過干渉が子どもたち生きる気力を奪っている実態。日本人の妬み僻みと世間体、因習と家族の葛藤を通じて「幸せとは何か」。昔みた映画の世界。そう横溝正史原作、市川崑監督の金田一耕助シリーズだ。見立て殺人としても超一級の「犬神家の一族(3種の家宝)」、「獄門島(3種の俳句)」、「悪魔の手まり歌(3番まで続く手まり歌)」を観ているような書籍でもあった。

0
2026年04月24日

Posted by ブクログ

知らない世界がフィクションみたいに読めて面白い
お金持ちの子が引きこもり働かなくなる理由が興味深い
やはり早く家は金がないと自立に突き落とすのが正解なのだ

0
2026年04月26日

Posted by ブクログ

 金持ち社会で起きた事例を物語として描き、マウント取り合い、金持ちヒエラルキー、金持ち故の引きこもりや不倫まで、金持ち社会の闇を短編で描いている。金持ちの社会を描いていることから、物語のバックグラウンドとして、お受験や社交等が舞台となっているが、特別に金持ちであるから不幸になるというものではなく、本事例の場合は当人の資質の問題なのではないかと思える。親のバックボーンに支えられた引きこもりや結婚での両家の格差など金持ちでないと成立しない話しもあるが、ことさらに金持ちに対する偏向バイアスに基づいて書かれているように思えた。ノンフィクションであるにしても、各短編自体は胸クソの話しばかりで、あまり深みを感じる話しではないが、善悪はっきりとした読みやすい文体であった。

0
2026年02月20日

Posted by ブクログ

想像していた内容と若干違って、非常に生々しい内容の本でした。それは作者の方が直接現場から入手された情報だと思いますが、こんな世界があるのかなということで、新たな発見ができました。
最後のまとめのところは大変勉強になりました。

0
2026年02月10日

「ビジネス・経済」ランキング