阿部恭子のレビュー一覧

  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    ずいぶん前から、加害者家族について知りたいと思っていた。『少年A この子を生んで』を読んだのも、その思いからだった。
    家族が加害者になったという事実だけで大きな傷を負い、徹底的に、「世間」からの容赦ないバッシングと排除を受ける。報道がそれを加速させる。
    多くの事例を知ることができた。また、アメリカとの違いも興味深かった。

    ただ、具体的にどのような支援がなされるべきなのかについては、まだ手探り状態なのだなと思った。
    少なくとも、加害者家族は多くのことを諦め、息を潜め、細々と人生を歩んでいかなければならないことに変わりはない。

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    2020年08月19日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    「手紙」など加害者家族に焦点を当てた作品はいくつか読んだことがあったけれど、フィクションではなく実際に存在する加害者家族の生の体験がたくさんリアルに書かれていて、改めて罪がない加害者家族が辛い思いをしているという現実が突きつけられた。かといって、どんな事件の加害者であっても家族とかに関する情報全て加害者側の人権として守るために報道規制するべきなんかと言われれば簡単に答えは出せない難しい問題。むずかしい。

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    2020年08月29日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者家族が犯罪に責任を背負わされるのは辛い。
    しかし、「『あなたのため』という名の虐待」など、犯罪の背景に家族の病理がある例があるのも確かだろう。
    探偵を雇って息子を監視していた母親の話は、ゾッとした。
    第8・9章からは、加害者家族を支援する側の葛藤がうかがい知れた。

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    2018年12月29日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    家族が突然犯人として連行され、共犯を疑われ、報道陣やネットに追い回され、記録に残る。家族病理もあるが、社会的制裁による被害甚大。家族を追いつめることは犯罪抑止どころか、連鎖にもつながる。犯罪が少ない国でこの傾向が高い。

    個人ではなく、家族は一体・任として見る。家族に責任負わせすぎの一端ではあるのだろうけれど、それが家族離れ・少子化に至るわけで。でもそれだから犯罪率が低いと指摘されると…その組み合わせしかないのだろうか。

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    2018年10月13日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    本というより記録集といったイメージ。
    これまた知らない世界だった。被害者家族に注目することはよくあるが、加害者家族というのは新しい見解だった。確かに自分の子どもや配偶者が罪を犯してしまうとその家族に全責任があるように考えてしまうが、実際はそう一筋縄にはいかないようである。あとから見れば犯罪を予防できたかもしれないように見えるが、それが自分だったらと考えれば全ての原因追求を家族にするのは違うのではないかと思う。特に加害者の子どもについては作中にもあったが、この子が親のようになるとは限らないわけで、親が罪を犯したからといってその子どもの可能性まで潰してしまうのは一番あってはならないことだと思った。

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    2018年10月10日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    連日のように耳にする殺人事件。当然ながら犯人には家族がいる。突然地獄に突き落とされた加害者家族は、その後どのような人生を送るのか? 日本で初めて加害者家族支援のNPOを立ち上げた著者が、その実態を赤裸々に語る。

    本のタイトルは煽情的だけど中身はいたって真面目。ただ語られている加害者家族の数多のエピソードが薄味に感じるのは、やはり制約が多いためか。「愛を感じたことがない人が、大切な人を失った人間の痛みや悲しみを理解することはできない」というが、それは確かに加害者の一面かもしれない。
    (Ⅽ)

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    2018年06月24日
  • 加害者家族の真実(話売り) #1

    ネタバレ

    現場をもっと見てください

    本作では、経済的・精神的被害に遭われ、報道被害や野次馬の攻撃への対応に追われる人たちを第6話にてNPO担当職員が「低レベルな人たち」と切って捨てています。事実が元になっている作品なら尚更、断じて許し難い軽率な発言だと思います。

    
本作の第一章のような加害者家族をとりまく社会的リスクはもちろんのこと、セキュリティの脆弱性による情報漏洩、バイトテロによるSNS炎上や責任者や社員の不祥事、大震災や洪水といった自然災害やパンデミックといった様々な脅威に対してクライシスマネジメントが追いつかず、職場の業務がショートする瞬間を、この原作者と作画の方は社会人になって見たことがないのでしょうか?
    緊急時でな

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    2025年12月01日