阿部恭子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本というより記録集といったイメージ。
これまた知らない世界だった。被害者家族に注目することはよくあるが、加害者家族というのは新しい見解だった。確かに自分の子どもや配偶者が罪を犯してしまうとその家族に全責任があるように考えてしまうが、実際はそう一筋縄にはいかないようである。あとから見れば犯罪を予防できたかもしれないように見えるが、それが自分だったらと考えれば全ての原因追求を家族にするのは違うのではないかと思う。特に加害者の子どもについては作中にもあったが、この子が親のようになるとは限らないわけで、親が罪を犯したからといってその子どもの可能性まで潰してしまうのは一番あってはならないことだと思った。 -
ネタバレ
現場をもっと見てください
本作では、経済的・精神的被害に遭われ、報道被害や野次馬の攻撃への対応に追われる人たちを第6話にてNPO担当職員が「低レベルな人たち」と切って捨てています。事実が元になっている作品なら尚更、断じて許し難い軽率な発言だと思います。
本作の第一章のような加害者家族をとりまく社会的リスクはもちろんのこと、セキュリティの脆弱性による情報漏洩、バイトテロによるSNS炎上や責任者や社員の不祥事、大震災や洪水といった自然災害やパンデミックといった様々な脅威に対してクライシスマネジメントが追いつかず、職場の業務がショートする瞬間を、この原作者と作画の方は社会人になって見たことがないのでしょうか?
緊急時でな