阿部恭子のレビュー一覧

  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    タイトルからして、衝撃的でしたが、「近親性交」の事例を読むと、言葉を失いますね。加害者支援をやってらっしゃる阿部さんの存在は、なくてはならない支援者ですが、ただ頭が下がる想いでした。

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    2025年09月21日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    こういう書籍が、大手出版社から出版される日が来て嬉しく思う。
    近親での性的干渉は、タブー、有り得ない、友人いわく「人間ではない」とそんな風にとらわれていたけど、社会病理や日本での家という牢獄、毒家族、世間体を気にして言わないけれど、結構当たり前にあって隠されているだけなのかもしれない。
    近年、勇気ある人が毒親系の体験記を世に出したから、毒親・それまどとは違った形の虐待も問題視されるようになった。 これからも、時代と共に今まで隠されてきた人間の闇や暗部が浮き彫りになり周知されていくと思う。

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    2025年06月17日
  • 高学歴難民

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    ★★★★★ポスドク、法科、留学などによる高学歴と言われる人達も、その後が順風満帆なわけではない。たくさんの事例紹介の後、なぜ今まで高学歴難民が支援の対象になっていなかったか考察されている。学ぶことが嫌いではなく得意なのは長所なので、自分の適職に出会うフォローや仕組みがあれば本人も家族も救われるだろうにと思った。

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    2025年05月06日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    加害者家族への鋭い分析さは、大変参考になりました。たぶんに加害者家族の支援を行なう困難を乗り越えて、ご活動されていることに敬意を表したく思います。

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    2025年04月11日
  • 家族が誰かを殺しても

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    自分の家族が加害者になったらどうなるのだろう?
    そんな気持ちで手に取りました。加害者家族の苦悩や世間との隔たりなど、普段のメディアでは知り得ない情報が多く圧倒されながら読み進めました。

    ある家族の一例を通して、どうすれば良かったのか?今後どうしたら良いのか?を考えるきっかけになりました。

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    2025年03月02日
  • 高学歴難民

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    平均評価はかなり低いように思うが、視点の提供、内容の分かりやすさからも、ノンフィクションとして非常に面白かった。

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    2024年05月26日
  • 家族が誰かを殺しても

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    みんなに一度は読んで欲しい本。加害者家族とされた途端に、全ての人権と過去から積み上げた名誉が失われる。日本は平和で暮らしやすい国だけれど、加害者家族になってしまったら、地獄になる国。

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    2024年01月17日
  • 高学歴難民

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    末は博士か大臣か…難民?!

    オイラ自身は何とか逃げ切れるかな、ってところまで来たけど、子どもこれから受験生…いろいろツラい。知っとくに越したことないけど。

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    2023年11月21日
  • 高学歴難民

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    タイトル通り、高学歴で、でも上手くいかない人たちの事例集だ。
    テーマも言いたいこともシンプルで、下手に飾ったような書き方でも分析じみた書き方でもなく、素直に受け止めることができた。

    自分だってどちらかと言えば高学歴な部類に入り、上手くいかなかったらこうなっていたかもしれないのだ、と思うと、今の幸せと周りの人を大事にしなければいけないなぁと思う。
    もちろん私も人間だから、好きになれない人もいるけれど、そういう人を馬鹿にしたり下に見たりしてはいけない、と自分を戒めてしまった。

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    2023年11月13日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    家族が重大な事件を起こしたら、
    その家族も罰せられるべきなのか?
    この問いにYESかNOかという単純な答えは出せない。

    そんなことを考えさせれた本

    加害者家族の苦悩やその後の人生は壮絶だ
    賠償、贖罪、被害者家族に謝罪ができればいいが全てを拒絶される絶望、そして世間からのバッシングと差別
    あらゆるものを背負って生きていかなければならない。

    この本はそんな加害者家族の苦悩を綴っている。
    それはドラマではなくひたすら残酷な事実
    犯罪は誰もを不幸に陥れる

    加害者家族に対し
    「身内が犯罪を犯したのだから家族も罪人」
    「家族が悪かったから身内が犯行を犯した」
    などと考える人も多く
    ネットなどでの誹

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    2022年09月26日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    これまで読んできた本の中で一番読むのが辛く、また読み切らなければという強い使命感を感じた。

    家族の中での少しの歪みが、回り回って犯罪に結びついてしまう実例を何件も読んですごく心が痛んだ。

    自分がどこまで影響を与えられるか分からないけど、world open heartにはこれから定期的に寄付をしていこうと思うし、少なくとも家族には感謝と愛情を今まで以上に伝えていきたい。

    この文章を読んだ方のうち数人でも本書を手に取ってくださることを願います。

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    2020年01月26日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    犯罪の加害者は罰せられるべきだ。それに異論はない。よくあるのはセンセーショナルな殺人事件の犯人の家族が自殺したという報道。それって当然の報いなのか。犯罪者の家族を守る必要はないのか。

    例として登場する加害者家族の多くは住居も仕事も人間関係も捨てて、正体がバレないよう息を潜めて生活している。やがて、彼らは犯罪者本人を家族と思わず、憎悪を向けるか、最初からいなかった者とみなすようになる。それは犯罪被害者を増やすに過ぎない。

    犯罪加害者の家族を守ることは、被害者への賠償責任につながるし、将来の加害者の自立や再犯防止の助けにもなる。加害者家族を守ることは社会的な利点があるのだ。なにより、彼らには直

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    2019年10月05日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    ■加害者支援とは何か
    ・加害者支援を提唱するにあたって,「支援」を「応援」や「保護」と区別して,「加害者家族が抱える問題に介入すること」と定義している。

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    2018年02月10日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    とても考えさせられる本である。加害者が非難されるのは、当然であるが、本来、その家族は関係ないが、この本を読むと残された家族の過酷さがわかる。欧米諸国の例も取り上げてあるが、いかに日本が加害者家族に対する対応が遅れていることがわかる。社会的なレベルの低さが、現れている。

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    2017年12月27日
  • 家族間殺人

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    ネタバレ

    様々な事例を知ることができて、勉強になった。
    著者が加害者家族支援に携わるきっかけとなるエピソードもあり、興味深かった。

    理想の家族像に縛られて苦しい人が読んだほうがいいのだろうけれど、そういう人たちに届ける方法が無いことが悩ましいと思った。
    情報を自分で取りに行くことの出来る人は、そもそも問題にならないと思うし。
    そういう能力のない人が他者に支配されたり、騙されたり、狭い世界に閉じ籠もってしまうのかなと思う。
    なので、同じ著者の前に読んだ本にあった、関わり続け、支援者がいることをわかってもらうことが大事という点にとても共感した。
    それでも、第一歩は相手からアプローチしてもらわないと、存在を

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    2025年10月11日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

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    自分の知らない事件や人生がたくさんありすぎて。たくさんの例をさらっと紹介してるけど、どの事件ももっと知りたくなる内容ばかりだった。
    どこか他人事でエンタメ的に読んでしまった。

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    2025年10月04日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    ネタバレ

    実際に、関わっている著者だからこそ、説得力があり、勉強になった。
    他の家族の内情はどうしたって知ることができないからこそ、自分の家族がおかしいということに気付けないのかと思った。
    理想の家族を求めるあまり、虐待に至ってしまったケースもあり、家族を築くことは本当に難しいと思った。
    そもそも、自分の家族関係が歪つということを認識していないと、周りからの支援を受け入れることもできないし、必要性が感じないと思っている相手に、どうやって支援の必要性を理解してもらうかが難しいと思った。
    いつでも相談できるように関係を続けていくということが大事ということに共感した。

    家族といったって、所詮は他人だし。

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    2025年09月21日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    近親性交はAVにしかない世界、そう思っていた。しかし、著者の阿部氏は加害者支援をきっかけに、そのような事例を複数目の当たりにしてきた。半分怖いもの見たさで読み始めたが、実際は鳥肌が立つ内容であった。その貴重な内容を、わかりやすく示してくれたことは賞賛に値する。読み終えた後、「近親性交が間違っている」とは断言できないでいる。

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    2025年08月20日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

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    加害者家族を支援する団体の筆者が家族のタブーに触れていく。いろいろなケースがあり、どれも家族内に問題がある。
    家族というのは非常に秘密性が高く、そこで行われる犯罪は世間体の悪さから明るみに出づらい。考えさせられました。

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    2025年08月03日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

    購入済み

    出版の意図を知りたい!

    被害者ではなく加害者の家族を支援する団体の存在を私は初めて知った。行政やNPO団体などの支援は被害者や社会的弱者に向けられるものと、当然のように思っていた私には、この著者の支援内容は大変尊いものである、と敬服した。しかしながら、そのような著者がなぜこのようなタブー・禁忌を公開しようと思われたのか、そこに私は一種の倫理的空白を感じる。優れた著作は、優れた読者に与えられるべきである。優れた著作が、歪んだ興味・関心をもつ者の前に晒された時に、新たな予断と偏見が生まれることを忘れてはならない。

    #切ない #怖い

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    2025年07月14日