坪内祐三のレビュー一覧
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どこまで参考にすりゃあいいのかわからんくらい、舌鋒鋭いお二方の酒飲み談義、じゃない時事談義か。飽きることなく最後まで読み切れた。時事ねたよりも、グルメねたの方が数倍面白いのも面白い。Posted by ブクログ
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坪内氏と私は同い歳、一浪して早大に入学したのも同じ(氏は文学部、私は商学部)。地方から出てきた私は4年間東京で生活したが、東京の雰囲気に馴染めずそそくさと故郷に舞い戻ってきてしまった。早大商学部から文学部へ行くには道路を渡って行った記憶があるのだが、ひょっとすると学生時代に氏とすれ違っていたかも知れ...続きを読むPosted by ブクログ
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作者の知識量の多さと、文章力の高さゆえか、延々読んでいても苦にならなかった。面白かった。
丁度良い所で切れたので、続編があるのかな……と思ったら、これで終わりとのこと。もうちょっと読んでいたかった。残念。Posted by ブクログ -
現在の世田谷線の松原駅とその界隈のことを回想するエッセイ。
現在の勤め先が近いので、とても興味深く読めた。
「オオゼキ」の1号店があそこだったなんて新発見。Posted by ブクログ -
2009年から2015年までに連載されたコラム。
このくらいの古さだと、大きな出来事は忘れていないし、実はそういうことだったのかという新たな発見もあって、面白かった。
3.11の時、私も小沢一郎は何をしているんだろうと確かに思ったんだよね。
今こそ政治家として地元のために汗を流すときじゃないの?...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和32年生まれの僕たちは、団塊の世代のお兄さんを憧れの愛でずっと見てきた。フォークソングやivyファッション。そして、政治の世界も菅、鳩山の民主党の首相が生まれ、彼らの時代だと期待したが、結局、時代は後退し、元の自民党政治に戻ってしまった。
カウンターとしての力しかないのか。初めて、自分たちの唄を...続きを読むPosted by ブクログ -
この二人の対談集、久しぶりに買って読んだ。グルメ、ハイカルチャーとサブカルチャーに関する雑学、手に取るべき本などの、様々な領域に関するガイドとして読みました。しかし福田和也、痩せたなあ。Posted by ブクログ
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前半の六全協に関する部分はおぼろげに記憶がある感じだったが、中盤の記述は私の世代でも有り、興味を持って読めた.だた出てくる人物が東京地方ばかりに偏っていることが不満だ、地方にもそれなりの人物は存在したはずだ.新人類が出てくる後半は馴染みのない部分が多かった.昭和と行ってもいろいろな側面が在ることを再...続きを読むPosted by ブクログ
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昭和は長い。そうだ、明治と大正を足したより長いもんな。
坪内さんが語る主に精神史から見た昭和の世代論。
世代論と言えば、西暦でも元号でもおよそ10年おきに括って論じるが特定の年代にとっては一年の差が大きく影響している年がある。
旧制中学から新生への移行時期に何年生だったか、日本共産党が180度の方針...続きを読むPosted by ブクログ -
全てお酒に関する短編私小説です。家族が困ろうと、お金が無くても、お店の女性に何度冷たくされても毎晩宿酔する様は情けないを通り越して、変に感心しました。この時代の作家には味が有ります。Posted by ブクログ
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表紙でおおと思った。そうそう、松原駅。話からするとわりと後の方の絵。自分の知っていた町の話。牧場の後のあたりからは記憶にある。猫の集会を除きに行く話とか、風景が区画整理前で泣きたくなった。
坪内祐三さんなくなられていたのを知らなかった。Posted by ブクログ