見城徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言葉に、人生が宿る――極限まで生きた者だけが放てる“熱狂の哲学”。
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前作から続けて読み返した『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』。二度目の読書でも、やはり前作と同じくらいの刺激と厚みがありました。
ライトノベルのように長いタイトルも、実は見城さんの繊細さとこだわりが詰まっていて、そこに“言葉に命を宿す編集者”らしい美学を感じます。
見城徹さんの語彙の鋭さ、言葉の選び方の精度は、まさに編集者として生きてきた人ならでは。ひとつの表現に込められた切実さが、そのまま読み手の胸にすっと刺さってきます。そして藤田晋さんの言葉は、冷静さの中に情熱が潜み、リアルな経験が裏打ちされているから -
Posted by ブクログ
憂鬱こそ、前に進むためのエンジン――心を揺さぶる35の仕事論。
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仕事の転機で気持ちが沈んでいたなか、久しぶりに読み返した『憂鬱でなければ、仕事じゃない』。初めて読んだときから十年以上経ちますが、今読んでもまったく色あせず、むしろ当時より深く響く言葉が多い一冊でした。
見城徹さんの“正面突破”のスタイルは、読んでいるだけで姿勢が正されるような圧があります。器用さに逃げそうになるとき、この人の本に戻りたくなる気持ちも強く共感できます。藤田晋さんの語りは熱量がありながら、クールな視点も持ち合わせていて、成功者の人間らしい弱さが垣間見える部分にも引き込まれます。
創業社長というのは皆どこか -
Posted by ブクログ
大手出版社角川のトップ編集者を経て、幻冬舎を立ち上げた見城徹氏の語録というかエッセイというか。SNS上での一般ユーザーとのやり取りをまとめたものだそう。
松下幸之助や本田宗一郎らの正統派の語録とは一線を画す、万人受けしない感じで、筆者の独特な味が出ています。
少年期より本にのめり込んだ筆者が、天職とする出版界で成功するために、寝食も忘れ、身を削って仕事に打ち込むことに「熱狂」という語を当てて熱く語っているのが印象的。
とにかく、仕事に対する「熱」が尋常ではないです。身体の芯から昭和的なので、個人的には同感できる部分が多いですが、昨今では賛同者が少ないかもしれません。
成功の要因的なものと -
Posted by ブクログ
たった一人の熱狂
著者: 見城徹
**あらすじ:**
すべての新しい達成には、まず人知れず燃え上がる孤独な熱狂がある。出版界の革命児・見城徹が、圧倒的な成果を出すための55の金言を収録。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラーカードをつかめ」など、常識にとらわれず突き進んできた見城氏の思想が詰まった一冊。圧倒的努力と覚悟の背後にある哲学を語る、ビジネスパーソン必読の文庫完全版。
**感想:**
ビジネス書や自己啓発書からしばらく離れていた私ですが、自分に喝を入れるためにこの本を手に取りました。見城徹さんのことは、過去にテレビ番組で幻冬舎の買収劇を追ったドキュメンタリーを -
Posted by ブクログ
こういう人が世の中を変えていくんだなー、と感心しかできない自分がただただ情けなくなる本です。
とはいえ「ヒンシュクは金を出してでも買え!」とか、痛快で読んでいて面白いです。
私も努力すべきところはとことん努力して、キラーカードを貯めていきたいです。
・現状維持している限り「昨日と違う明日」はやってこない。
・自分がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても行きたかった大切な明日だ。
・GNO(義理・人情・恩返し)こそが、仕事においても人生においても大事。
・小さいことを大切にできない人間に、大きな仕事ができるわけがない。