岡田英弘のレビュー一覧

  • チンギス・ハーンとその子孫

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    チンギス・ハーン、フビライ・ハーン。モンゴル民族
    の歴史。あまりに凝縮されてかいてあるので
    展開が早くて読みづらいところもありますが、
    それなりに興味深く読めました。中央アジア・中東・
    トルコ・東欧・中国・朝鮮・ロシアにおける
    モンゴル民族の歴史、それらの地域や国家に色濃く残る
    モンゴル帝国の末裔であるという痕跡。
    モンゴル民族の偉大さがよくわかります。
    日本も言語の系統や、朝鮮とモンゴルの関係、
    さらにその日本との関係などからして、
    モンゴル民族となんらかのかかわりが、必ずあるのではと思います。

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    2016年02月13日
  • 歴史とはなにか

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    東アジアで誕生日の観念が発生したのは記録にある限りでは唐の玄宗皇帝が729年、自分誕生日祝って千秋節と呼んだのが初めて。748年には天長節とかいしょうした。それ以前には誕生日を意識することは全くなかったらしい。

    ムハンマドは最初はカーバではなくエルサレムの神殿 い向かって礼拝していた

    アメリカ本屋で、歴史コーナーにあるのは西洋やローマギリシャ。アジアやアフリカは地域研究コーナー。
    アメリカに歴史はないので、交渉とかではアメリカは過去を済んだこととみなしがち。でも日本とかが過去の歴史でhsといってもらちがあかない。

    劉備は蜀の皇帝と称したのではなき、漢の皇帝と称したが、漢は魏が継いだのでそ

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    2016年01月02日
  • 歴史とはなにか

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    世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。
    「歴史とは、人間の住む政界、時間と空間の両方の軸に沿って、それも一個人が直接体験できる範囲を超えた尺度で、把握し、解約し、理解し、説明し、叙述する営みのことである。インド文明は「歴史のない文明」。輪廻・転生という思想だから。イスラム文明も、基本的に「歴史のない文明」。神の意志が第一義。「歴史のない文明」アメリカは、現在と未来にしか関心がない。
    「日本文明」の成立事情。国民国家とはなにか。

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    2014年08月17日
  • 歴史とはなにか

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    東アジア史の泰斗による「誤った歴史の捉え方」を切る一冊。
    その根底には、多くの歴史学者すら陥っている様々な誤りに対する、著者のやるかたない憤懣があるようだ。

    例えば、中国文明の歴史は「現王朝の正統性」を証立てるために書かれたものであるという大前提を見落としているがゆえに、説明不能の事態をこじつけで解釈するような羽目になっている。
    その対抗文明である日本文明も、歴史書は天皇家の「正統性」を証立てるために書かれたものだった。古事記もそのように多分に政治色の強い「神話」だった。これを見落として歴史の事実と捉えてしまう愚を指摘する。
    あるいは唯物史観にどっぷり浸ってしまったものの見方だったり、「国民

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    2014年07月31日
  • 歴史とはなにか

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    アメリカには歴史がない。子供は親の遺産を使わず頑張る。
    君主制は"人格"の踏襲。
    中国は日本型の国民国家を目指し、それが少数民族の弾圧に繋がり、漢族だけにしようとしている。

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    2014年04月21日
  • 中国文明の歴史

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    古本で購入。
    中国史復習企画第1弾。

    結論から言うと、あとがきを読めばほぼ事足りる。
    それプラス全8章の内の序章・第1章前半・第2章を読めば充分かと。

    下に引用したテーマのせいか著者の専門のせいか、通史としては偏りまくってます。
    元~清にかなりの紙幅が費やされてる割に、唐なんて5ページかそこらで滅亡しちゃうし。
    ということで、中国史の入門書としてはオススメしない。

    中身はと言うと、
    「近代的な中華民族とか漢族とかいう観念の形成される以前の時代を中心に、現在の中国に相当する地域に生きたいろいろな種族と、彼らの生きた環境について論じる」
    というのが大きなテーマ。

    著者は秦

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    2013年07月22日
  • 中国文明の歴史

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    そもそも中国とは何か?から、説き起こす。中国には漢民族という単一民族はいない。漢字を使う多民族の集合体。儒教国家のように思われるが、実は道教の方が根深く中国社会を規定している、朱子学は朱熹がそれを儒教の言葉で捉え直したもの。夏王朝はベトナムの方から来た東夷が作った。それ以降も西戎や北狄が入れ替わり中原を支配して王朝を作ったのが、中国の歴史。清王朝の滅亡以降は、中国文明が終わり、日本で漢字化された日本式西洋文明になるという歴史観は驚いた。

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    2013年03月08日
  • 歴史とはなにか

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    中国で最初に書かれた歴史は司馬遷が紀元前2世紀末から紀元前1世紀初めに書いた「史記」で、天命を受けた天子が天下を統治する権利を証明するためにつくられた。その後、その天命を引き継ぐ形で書かれる「正史」の枠組みが固定された。

    地中海世界で歴史をつくったのは紀元前5世紀のヘロドトスで、その題名ヒストリアイは研究調査という意味だった。内容はギリシアとペルシアの戦いで、2つの勢力が対立して、最後に一方が勝って対立が解決し、歴史が完結するという歴史観が生まれた。

    ローマ時代に、光明が暗黒に勝って、救世主が降誕して最後の審判が行われるというゾロアスター教が入ってきた。ユダヤ人はその救世主をマーシーアハ(

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    2018年10月31日
  • 紫禁城の栄光 明・清全史

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     タイトルに「紫禁城」が入っているので、北京にある正面に天安門が聳える「紫禁城」について詳細が記されているものと期待して購入したら、だいぶ趣が違った。

     サブタイトルにもあるように、「明・清全史」であり、しかもかなり詳細に各王朝の成立過程から性格、滅亡まで書かれているのだ。筆者は明・清の歴史を「シナから中国へ」の歴史であると言っている。

     他民族国家である中国を、概念的な区分として、
    チベット・新疆・モンゴル・満洲・北シナ・南シナ
    に分け、明朝は北シナ、南シナの国、清朝はこれらの地域すべてを包括的に取り込んで、現在の中国とほぼ同じような領域に勢力を拡大した王朝であるとしている。

     多くの

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    2012年03月24日
  • 歴史とはなにか

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    歴史を読む・書く姿勢について、言及した本。
    最近、歴史解釈が政治問題に発展するニュースを見るにつけ、非常に不快な思いをすることがある。
    歴史が、イデオロギーや政治的解決、合理的とらえかたなど、歴史に対する冒涜があたりまえのように行われているからだ。
    この本では、歴史に対峙するときの心得を、様々な歴史記述例を基に、説明している。
    日本の歴史書(古事記・日本書紀)にも非常に辛辣なのは、残念。
    もっと勉強しろってことだな、たぶん。

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    2012年01月17日
  • 歴史とはなにか

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     facebookでの知り合いの方からの推薦で読んでみた本です。
     はるか昔に読んだE.H.カーを思い出すタイトルですね。とても抽象的なだけに、かえってどんな内容だろうかと興味がわきます。著者の岡田英弘氏は、東京外国語大学名誉教授、中国・日本古代史の専門家です。
     本書での著者の主張はかなり刺激的です。マルクスの唯物史観からの発展論的思考の否定は他にもみられる論ですが、それ以外にも日本の天皇制の起源・歴史の時代区分・「国民」「民族」の発生過程等々、種々のテーマに関する興味深い論考が目白押しです。

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    2012年01月14日
  • 歴史とはなにか

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    「歴史」というものについて考えさせらる一冊。
    牽強付会的な部分も感じられるが、新しい歴史認識を与えてくれる。

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    2011年05月07日
  • 歴史とはなにか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。
    日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。
    世界は一定の方向に発展しているのではない。
    筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。
    「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない…などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭くついた歴史の見方・捉え方。
    目からウロコの落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。

    [ 目次 ]
    第1部 歴史のある文明、歴史のない文明(歴史の定義 歴史のない文明の例 中国文明とはなにか 地中海文明とはなにか 日本文明の成立事情)
    第2

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    2011年04月16日
  • 中国文明の歴史

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    [ 内容 ]
    序章 民族の成立と中国の歴史
    第1章 中国以前の時代―諸種族の接触と商業都市文明の成立
    第2章 中国人の誕生
    第3章 中国世界の拡大と文化変容
    第4章 新しい漢族の時代―中国史の第二期
    第5章 華夷統合の時代
    第6章 世界帝国―中国史の第三期前期
    第7章 大清帝国―中国史の第三期後期
    第8章 中国以後の時代―日本の影響

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った

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    2010年12月14日
  • だれが中国をつくったか 負け惜しみの歴史観

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    中華思想とそれに基づく中国人の歴史観について述べた本。中国人の考え方の根本に触れることが出来て面白い。

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    2009年10月04日
  • 歴史とはなにか

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    作られる歴史の姿について書かれた本です。
    まさに記録されていく「歴史とはなにか」について考察する本。

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    2009年10月04日
  • 紫禁城の栄光 明・清全史

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    夏王朝から始まる中国古代史はかなり読み込んだが、元民清の近代史については敬して遠ざけて来た
    この時代の抗争もなかなかのものだ
    現代の中共習近平など到底及ばない

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    2026年01月29日
  • 中国文明の歴史

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    文明の観点からの中国史。ユニークで面白い部分もあるが、なぜなのか不明だったり、うなづけない話も多い。
    -夏は東夷の建てた王朝であり、漢字は東南方で発明された。それが夏人によって落葉盆地に持ち込まれ、次の殷で甲骨文字に発展した。根拠不明。
    -三国時代の始めに中国の人口は450万人以下となった、はそうなのだろうが、それでなぜ漢族の絶滅なのか。
    -南朝は正統だが、隋から正統は北に移る。全国統一したのだから北へ、という意味が不明。
    ー「江蘇省の南京」は単なる誤植か。

    初めて知るが、うなづける話もある。
    -遼河地方が山東軍の配下だったことから清の成立とともに、山東方言が北京方言となっっていった。
    -清

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    2024年05月12日
  • 歴史とはなにか

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    歴史とは何か。

    歴史を少しでも専門的に学習した人間であれば一度は考えた事があると思う。

    有名な著作にE.H.カーの著作があるが、その本とは一線画している。

    しかし、個人的な感想だが、歴史とは何かの答えにはなっていないと感じる。

    何が?と言われれば、それは言葉にできないのだが。

    逆を言えば、その難しさ、奥の深さが歴史の楽しさなのかもしれない。

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    2021年09月04日
  • 歴史とはなにか

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    歴史の史料は、作者や作者の属している社会の好みの筋書きによって整理されている。その史料を手掛かりに歴史家の解釈でつくられているものが、我々が知らされている歴史

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    2019年10月27日