岡田英弘のレビュー一覧
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東アジアで誕生日の観念が発生したのは記録にある限りでは唐の玄宗皇帝が729年、自分誕生日祝って千秋節と呼んだのが初めて。748年には天長節とかいしょうした。それ以前には誕生日を意識することは全くなかったらしい。
ムハンマドは最初はカーバではなくエルサレムの神殿 い向かって礼拝していた
アメリカ本屋で、歴史コーナーにあるのは西洋やローマギリシャ。アジアやアフリカは地域研究コーナー。
アメリカに歴史はないので、交渉とかではアメリカは過去を済んだこととみなしがち。でも日本とかが過去の歴史でhsといってもらちがあかない。
劉備は蜀の皇帝と称したのではなき、漢の皇帝と称したが、漢は魏が継いだのでそ -
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東アジア史の泰斗による「誤った歴史の捉え方」を切る一冊。
その根底には、多くの歴史学者すら陥っている様々な誤りに対する、著者のやるかたない憤懣があるようだ。
例えば、中国文明の歴史は「現王朝の正統性」を証立てるために書かれたものであるという大前提を見落としているがゆえに、説明不能の事態をこじつけで解釈するような羽目になっている。
その対抗文明である日本文明も、歴史書は天皇家の「正統性」を証立てるために書かれたものだった。古事記もそのように多分に政治色の強い「神話」だった。これを見落として歴史の事実と捉えてしまう愚を指摘する。
あるいは唯物史観にどっぷり浸ってしまったものの見方だったり、「国民 -
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古本で購入。
中国史復習企画第1弾。
結論から言うと、あとがきを読めばほぼ事足りる。
それプラス全8章の内の序章・第1章前半・第2章を読めば充分かと。
下に引用したテーマのせいか著者の専門のせいか、通史としては偏りまくってます。
元~清にかなりの紙幅が費やされてる割に、唐なんて5ページかそこらで滅亡しちゃうし。
ということで、中国史の入門書としてはオススメしない。
中身はと言うと、
「近代的な中華民族とか漢族とかいう観念の形成される以前の時代を中心に、現在の中国に相当する地域に生きたいろいろな種族と、彼らの生きた環境について論じる」
というのが大きなテーマ。
著者は秦 -
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中国で最初に書かれた歴史は司馬遷が紀元前2世紀末から紀元前1世紀初めに書いた「史記」で、天命を受けた天子が天下を統治する権利を証明するためにつくられた。その後、その天命を引き継ぐ形で書かれる「正史」の枠組みが固定された。
地中海世界で歴史をつくったのは紀元前5世紀のヘロドトスで、その題名ヒストリアイは研究調査という意味だった。内容はギリシアとペルシアの戦いで、2つの勢力が対立して、最後に一方が勝って対立が解決し、歴史が完結するという歴史観が生まれた。
ローマ時代に、光明が暗黒に勝って、救世主が降誕して最後の審判が行われるというゾロアスター教が入ってきた。ユダヤ人はその救世主をマーシーアハ( -
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タイトルに「紫禁城」が入っているので、北京にある正面に天安門が聳える「紫禁城」について詳細が記されているものと期待して購入したら、だいぶ趣が違った。
サブタイトルにもあるように、「明・清全史」であり、しかもかなり詳細に各王朝の成立過程から性格、滅亡まで書かれているのだ。筆者は明・清の歴史を「シナから中国へ」の歴史であると言っている。
他民族国家である中国を、概念的な区分として、
チベット・新疆・モンゴル・満洲・北シナ・南シナ
に分け、明朝は北シナ、南シナの国、清朝はこれらの地域すべてを包括的に取り込んで、現在の中国とほぼ同じような領域に勢力を拡大した王朝であるとしている。
多くの -
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ネタバレ[ 内容 ]
世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。
日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。
世界は一定の方向に発展しているのではない。
筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。
「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない…などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭くついた歴史の見方・捉え方。
目からウロコの落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。
[ 目次 ]
第1部 歴史のある文明、歴史のない文明(歴史の定義 歴史のない文明の例 中国文明とはなにか 地中海文明とはなにか 日本文明の成立事情)
第2 -
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[ 内容 ]
序章 民族の成立と中国の歴史
第1章 中国以前の時代―諸種族の接触と商業都市文明の成立
第2章 中国人の誕生
第3章 中国世界の拡大と文化変容
第4章 新しい漢族の時代―中国史の第二期
第5章 華夷統合の時代
第6章 世界帝国―中国史の第三期前期
第7章 大清帝国―中国史の第三期後期
第8章 中国以後の時代―日本の影響
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った -
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文明の観点からの中国史。ユニークで面白い部分もあるが、なぜなのか不明だったり、うなづけない話も多い。
-夏は東夷の建てた王朝であり、漢字は東南方で発明された。それが夏人によって落葉盆地に持ち込まれ、次の殷で甲骨文字に発展した。根拠不明。
-三国時代の始めに中国の人口は450万人以下となった、はそうなのだろうが、それでなぜ漢族の絶滅なのか。
-南朝は正統だが、隋から正統は北に移る。全国統一したのだから北へ、という意味が不明。
ー「江蘇省の南京」は単なる誤植か。
初めて知るが、うなづける話もある。
-遼河地方が山東軍の配下だったことから清の成立とともに、山東方言が北京方言となっっていった。
-清