歴史とはなにか

歴史とはなにか

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

応神以前の天皇は実在しない、中世なんて時代区分は不要、十九世紀まで「中国人」はいなかった。この一冊で歴史の見方が変わる!

◎インド文明は「歴史のない文明」だ。
◎「中世」なんて時代は不要。あるのは現代と古代だけ。
◎隋も唐も遊牧民の征服王朝だった。
◎資本主義経済はモンゴル帝国が広めた。
◎フランス語は人工的に創り出された言葉。
◎「古事記」は日本最古の歴史書ではない……。

世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。世界は一定の方向に発展しているのではない。筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない……などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭く突いた歴史の見方・捉え方。目からウロコが落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。

目次
第一部 歴史のある文明、歴史のない文明
歴史の定義/歴史のない文明の例/中国文明とはなにか/地中海文明とはなにか/日本文明の成立事情
第二部 日本史はどう作られたか
神話をどう扱うべきか/「魏志倭人伝」の古代と現代/隣国と歴史を共有するむずかしさ
第三部 現代史のとらえかた
時代区分は二つ/古代史のなかの区切り/国民国家とはなにか
結語 だれが歴史を書くか

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春新書
  • タイトル
    :
    歴史とはなにか
  • タイトルID
    :
    1193624
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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歴史とはなにか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一般的に知る事になる歴史において前提になっている事を疑って素直に見直した画期的な歴史観だと思う。
    確かにそうであるならば、そう言えますね。
    と思うし、厳密に言えばそうかという感じ。
    無理に神話と融合しない見方を内外通してやってみせる。
    なるほど実在が危ういのもこれを読めば納得しやすいし、その性格を素直に考えるなら思ったよりも資料はいい加減だよなそりゃという感じ。
    とても面白かった。

    1
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★★・
    【気付き】
     ★★★★★

    歴史とは、時間軸、空間軸を持って一個人が直接体験できる範囲を超えたもの。

    歴史は、自己の正当化の武器になる。

    インド文明、イスラム文明は、もともと歴史を持っていなかった。
    憲法によって作られた国家アメリカでは、歴史は重要視されていない。

    1
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    負け惜しみの「中華思想」とは名言ではないでしょうか。国民国家の説明がまた分かりやすかったです。これから歴史がもっと楽しめそう。

    1
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ★過去を現在の視点から見てはいけない★歴史のストーリーを描くのではなく、歴史とは誰がどんな狙いで書いたのかを記す。歴史は政治権力の中心で書かれるもので、権力の正当化が歴史の使命。著者の主張の是非を判断する材料はまったく持ち合わせないが、シンプルに面白い。

    ・歴史を成立させるには直進する時間の観念が必要で、輪廻転生するインド文明や一瞬一瞬がアッラーの創造にかかるイスラム文明では成立しない。

    ・自前の歴史があるのは中国文明(正統という観念を記すためで、そのため現実をゆがめて変化のない世界を記す)と、地中海文明(争いがあって最後は正義が勝つ)だけ。それぞれ歴史の書き方が決まっていて、それに対抗してほかの文明が生まれる。

    ・日本人が好きな3世紀の魏志倭人伝は、中国の歴史の外伝の隅に書かれた内容で、あくまで彼らの都合によるもの。邪馬台国の距離の表記もそもそも適当という。

    ・8世紀の日本書紀も、当時の皇室の祖先がどういう系譜を持っていたかを語っているだけなのに、後世の人が日本民族の由来を語るものと曲解する。

    ・18世紀末までは君主の位・権利・財産であり、国家はない。いま振り返るから君主の財産が国家だったかのように見えるだけ。国家という枠組みや国語は後からつくった。

    ・国民国家ができたのは、君主の傭兵より国民軍が強いから。スタートはナポレオン。君主制を残したまま国民国家に衣替えしたのが立憲君主制という政治形態。

    ・王家が長く続くのは、権力ではなく人格が世襲される(天皇も一例)。共和制の大統領は一貫した個性を持てない。

    ・自明のように感じる国家や国民はたかだか200年の歴史しかなく、18世紀以前の歴史をその視点から叙述するのはナンセンス。

    ・現代の中国の歴史は19世紀に入って皇帝の歴史を国民国家にすり替えたもの。清帝国は満州人の皇帝が満州人、モンゴル人、中国人、チベット人、イスラム教徒と均衡を保っていただけだが、国民国家としての中国の視点からは国境の内側の住民はすべて漢人であるべきとなり、少数民族の弾圧に。

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    歴史とは昔に起こった出来事のように考えていたがそうではないと言う、歴史は人間の住む世界の説明である。歴史を間させるには必要な要素がある。 忘れがちな要素としてためになったのは、歴史書を書いた人にはその人の立場や思想がありそれが反映されていると言うこと、もう一つは現代の国民国家のあり方民主主義が当たり前の私たちにとってこの携帯の政治がずっと続いていたかのように考えてしまうこと、今の枠組みで考えてしまうと言うことだ。 いろんなことについて考えさせられる良書である

    0
    2023年02月28日

    Posted by ブクログ

    次のような史観が新鮮かつ納得。一度読むべき良書。

    中国で作られた歴史・地中海で作られた歴史の2つがあるという。(それ以外に近代まで歴史はなかった)しかも違う性質の歴史。
    そして、国民国家の時代に「誰が所有するか」をめぐって大量の概念が作られた。国の歴史もその1つ。新しく作られたものでしかない。
    だから歴史は各国の都合に応じたものになっている。新に普遍的な歴史は批判を受けるはずのもの。そして、そんな普遍性を作れる歴史家は個性を追求した人になるはず。

    0
    2014年05月01日

    Posted by ブクログ

    納得します。全てを突き放した感じで論が進められているのに すがすがしさと気持ちよさを感じた。歴史というものを第三者的に見るなら やっぱりこうあってほしいな なんて。私はまるめこまれているだけなのかもしれないがww 一読に値します、お勧めします。同情じゃない意味でアジア(日本含む)が哀れで仕方なくて、涙出そうでした。

    0
    2011年07月23日

    Posted by ブクログ

    おもしろい、いろいろ目からうろこ

    歴史は、常に”誰か”の目的に沿って記述される。
    そのため、都合のよいことが書かれる。
    そこから、事実を抜き出そうとすると、落とし穴にはまる。

    日本書紀は、天智天皇、天武天皇の時代に作られた。それ以前の、歴史は創作の可能性が高い。
    古事記も、同じ、日本書紀後の内容。
    中国に対抗するために作られたと考えるのが妥当。
    中国の歴史書も含めて、東洋の歴史は正当性を主張することが目的。
    韓国の歴史も同様(700年ごろに出来た?)

    西洋の歴史は変化を書き留めることが目的

    世界史といえるものは、モンゴル帝国以後。
    国民国家が近代の重要なテーマ。国民国家は、軍事的なメリットがあり広まった。
    せいぜい、200年前の話。それ以前は、国民も国も明確ではなかった。国王ではなく君主がいた
    現代の概念で過去を考えるのはナンセンス。

    国民国家自体も、賞味期限が切れかけている?

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    歴史に関する深い考察。
    歴史=人間の住む世界を時間と空間の両方の軸に沿って、それも一個人が直接体験できる範囲を超えた尺度で、把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである。

    歴史の成立する前提条件は①直進する時間の概念、②時間を管理する技術、③文字で記録を作る技術、④ものごとの因果関係の思想
    の四つが揃うことである。

    隣国との関係で歴史を共有することは難しい。なぜなら権力の正当化が歴史の本来の使命であるからだ。

    0
    2010年03月11日

    Posted by ブクログ

    そもそも歴史ってなによ?
    ということが簡単な文章でつづられている。

    「人は歴史にファンタジーを求めている。」

    という指摘にギクリ。

    いいじゃん・・・夢見たって。

    0
    2009年10月04日

歴史とはなにか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春新書
  • タイトル
    :
    歴史とはなにか
  • タイトルID
    :
    1193624
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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