岡田英弘のレビュー一覧

  • 歴史とはなにか

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    ★過去を現在の視点から見てはいけない★歴史のストーリーを描くのではなく、歴史とは誰がどんな狙いで書かれたのかを記す。歴史は政治権力の中心で書かれるもので、権力の正当化が歴史の使命。著者の主張の是非を判断する材料はまったく持ち合わせないが、シンプルに面白い。

    ・歴史を成立させるには直進する時間の観念が必要で、輪廻転生するインド文明や一瞬一瞬がアッラーの創造にかかるイスラム文明では成立しない。

    ・自前の歴史があるのは中国文明(正統という観念を記すためで、そのため現実をゆがめて変化のない世界を記す)と、地中海文明(争いがあって最後は正義が勝つ)だけ。それぞれ歴史の書き方が決まっていて、それに対抗

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    2025年04月06日
  • 歴史とはなにか

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    一般的に知る事になる歴史において前提になっている事を疑って素直に見直した画期的な歴史観だと思う。
    確かにそうであるならば、そう言えますね。
    と思うし、厳密に言えばそうかという感じ。
    無理に神話と融合しない見方を内外通してやってみせる。
    なるほど実在が危ういのもこれを読めば納得しやすいし、その性格を素直に考えるなら思ったよりも資料はいい加減だよなそりゃという感じ。
    とても面白かった。

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    2024年04月25日
  • 歴史とはなにか

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    【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★★・
    【気付き】
     ★★★★★

    歴史とは、時間軸、空間軸を持って一個人が直接体験できる範囲を超えたもの。

    歴史は、自己の正当化の武器になる。

    インド文明、イスラム文明は、もともと歴史を持っていなかった。
    憲法によって作られた国家アメリカでは、歴史は重要視されていない。

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    2023年09月09日
  • 歴史とはなにか

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    歴史とは昔に起こった出来事のように考えていたがそうではないと言う、歴史は人間の住む世界の説明である。歴史を間させるには必要な要素がある。 忘れがちな要素としてためになったのは、歴史書を書いた人にはその人の立場や思想がありそれが反映されていると言うこと、もう一つは現代の国民国家のあり方民主主義が当たり前の私たちにとってこの携帯の政治がずっと続いていたかのように考えてしまうこと、今の枠組みで考えてしまうと言うことだ。 いろんなことについて考えさせられる良書である

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    2023年02月28日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    満洲について日本による建国から、その終わりまでや、その時代の日本の立場、世論について知る機会はなかなか無いですよね。
    「書けない」「語れない」という戦後の環境もあったのだと思います。
     読みやすく、著者の分析も理解をサポートしてくれ、100年前、私の祖父たち世代のことが感じられました。

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    2020年06月27日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    満州と言う国の成り立ちから、そこに居を構えた人々にまつわる話がとても簡潔にまとめられています。文明は川を中心にしますが、戦争や社会情勢気候が満州を作って行きました。満州は日本人が奪った地域と思っていましたが、ある意味では沢山の人の夢が作り上げた国ではないかと思いました。夢の続きがあったら良かったですね。

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    2018年08月15日
  • 歴史とはなにか

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    次のような史観が新鮮かつ納得。一度読むべき良書。

    中国で作られた歴史・地中海で作られた歴史の2つがあるという。(それ以外に近代まで歴史はなかった)しかも違う性質の歴史。
    そして、国民国家の時代に「誰が所有するか」をめぐって大量の概念が作られた。国の歴史もその1つ。新しく作られたものでしかない。
    だから歴史は各国の都合に応じたものになっている。新に普遍的な歴史は批判を受けるはずのもの。そして、そんな普遍性を作れる歴史家は個性を追求した人になるはず。

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    2014年05月01日
  • 紫禁城の栄光 明・清全史

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    古本で購入。

    副題に「明・清全史」とあるとおり、元の分解後の明による統一から清に衰退の兆しが現れる19世紀初頭までを概説する。
    本書の特徴は、まえがきにもあるが、黄河・長江流域を中心とした「シナ」と満洲・モンゴル・チベット・新彊をも包含する「中国」を明確に分けていること。
    その前提に立って、明清時代の歴史を「シナから中国へ」の歴史とする。

    シナにおける南北の関係、つまりほとんど常に北シナが南シナに対して政治的優位を保ち支配してきたことについての考察がおもしろい。
    北シナではモンゴル高原の遊牧民族と平野部の農耕民族との間に貿易があり、市が開かれていた。
    定期的だった市が常設の市場になり、その

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    2013年08月16日
  • 歴史とはなにか

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    納得します。全てを突き放した感じで論が進められているのに すがすがしさと気持ちよさを感じた。歴史というものを第三者的に見るなら やっぱりこうあってほしいな なんて。私はまるめこまれているだけなのかもしれないがww 一読に値します、お勧めします。同情じゃない意味でアジア(日本含む)が哀れで仕方なくて、涙出そうでした。

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    2011年07月23日
  • 歴史とはなにか

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    おもしろい、いろいろ目からうろこ

    歴史は、常に”誰か”の目的に沿って記述される。
    そのため、都合のよいことが書かれる。
    そこから、事実を抜き出そうとすると、落とし穴にはまる。

    日本書紀は、天智天皇、天武天皇の時代に作られた。それ以前の、歴史は創作の可能性が高い。
    古事記も、同じ、日本書紀後の内容。
    中国に対抗するために作られたと考えるのが妥当。
    中国の歴史書も含めて、東洋の歴史は正当性を主張することが目的。
    韓国の歴史も同様(700年ごろに出来た?)

    西洋の歴史は変化を書き留めることが目的

    世界史といえるものは、モンゴル帝国以後。
    国民国家が近代の重要なテーマ。国民国家は、軍事的なメリ

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    2021年06月24日
  • 歴史とはなにか

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    歴史に関する深い考察。
    歴史=人間の住む世界を時間と空間の両方の軸に沿って、それも一個人が直接体験できる範囲を超えた尺度で、把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである。

    歴史の成立する前提条件は①直進する時間の概念、②時間を管理する技術、③文字で記録を作る技術、④ものごとの因果関係の思想
    の四つが揃うことである。

    隣国との関係で歴史を共有することは難しい。なぜなら権力の正当化が歴史の本来の使命であるからだ。

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    2010年03月11日
  • 歴史とはなにか

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    負け惜しみの「中華思想」とは名言ではないでしょうか。国民国家の説明がまた分かりやすかったです。これから歴史がもっと楽しめそう。

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    2009年10月07日
  • 歴史とはなにか

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    そもそも歴史ってなによ?
    ということが簡単な文章でつづられている。

    「人は歴史にファンタジーを求めている。」

    という指摘にギクリ。

    いいじゃん・・・夢見たって。

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    2009年10月04日
  • 紫禁城の栄光 明・清全史

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    元末民初から清末期までを簡潔に書かれています。
    読みやすく必要なエピソードも漏らさず載っているので歴史好きなら興味深く読めるはず。
    シナと中国という考えかたは非常に面白かった。
    こういう学術書でこれだけ面白い本はそうないね。

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    2009年10月04日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    満洲国について、東アジア史研究家の宮脇淳子が書いた一冊。

    今ではタブー視されている満洲国について知ることができた。

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    2025年06月21日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    久しぶりの新書です。
    宮脇淳子さんという人は、はっきりとモノを言う人で、加藤陽子さんの著書は間違いだとか、あらゆる歴史家のことを否定している。
    満洲のことが知りたくて読んでみたが、日本人はもっと誇るべきであり、最近の外交は大丈夫だろうかと考えさせられた。
    他の著書も読んでみたい。

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    2024年05月27日
  • 中国文明の歴史

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    ネタバレ

    後半は歴史的事実を事細かに書き並べるだけで味気ないが、前半(古代~南宋・五代十国時代)は面白い。
    古代から洛陽盆地は、黄河の性質とあいまって、水陸両方において交通の要衝として栄えていた。それより上流になると流れが急すぎ、下流だと氾濫に悩まされる。
    夏は東夷の王朝で、龍(水神)を祀るのは東南アジアとの繋がりもある(続く殷、周ではこの風習は見られない)
    殷は東北の狩猟民の王朝。
    周、秦は西方の遊牧民の王朝。
    また、漢字はもともと商人が使っていたする点も興味深い。
    各民族それぞれの読みで読んでいたのを次第に一つの漢字に一つの読みへと整理された人工的な言語だった。
    孔子などの各教団のそれぞれ独自のテキ

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    2022年04月14日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    前書きと序章だけけで、十分価値があるくらい。

    ファクトに基づく、素直な筆致。
    過去の日本の歴史を振り返る中で、満洲国というのはぜったに避けて通れない。

    ほんま、マジで、少なくとも、大日本帝国とは何だったのか、何が間違ってたのか、少なくとも其の末裔たる我々だけは、価値観に基づかない歴史のファクトを冷徹に継承していく責務があると考える。

    大日本帝国が存続していけた世界であれば、少なくとも、今の世の中より数倍マシに生きていけた気はする。

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    2021年05月12日
  • 日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献

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    面白いけれども、出典をちゃんと書いてほしい。ただしタイトルにも表れているように満州事変だけでなく満洲国を書くということで、緒方貞子氏の「満州事変」や臼井勝美氏の「満州事変」などは事変後すぐのところで著述が終わってるのに対し、その後の満洲国消滅まではともかく、大陸で抑留されていた日本人の帰還のころまで書いているのは本書の良い点。

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    2020年12月23日
  • 歴史とはなにか

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    歴史とは何かというのを定義した一冊。

    宮脇淳子の『日本人が教えたい新しい世界史』と被る箇所も多かったが、勉強になった。

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    2018年05月08日