前川修満のレビュー一覧
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購入済み
ここだけを読め。
ほんまにタイトル通り、そこだけ読めば良いというポイントとその理由が分かりやすく書いてます。
忙しいビジネスパーソンで概要だけを掴みたい人や就活の人が興味を持った会社の決算書をさらっと読むやり方は参考になると思いました。 -
Posted by ブクログ
これは素晴らしかった。決算書の本もいくつか読んだけど、現時点ではこれが最高かも。そうそう、それを仕事にするのでなければ、読めさえすれば、別に自分で作れなくても良いんだよね。当たり前のようで、ちょっと目からウロコ。というわけで本書は、徹頭徹尾、最低限抑えるべきを説く。些末なことにはこだわるな、と。色んな場所で経験されることだけど、飛ばしても良い箇所がわかると、途端に問題解決が近くなる。本書はその典型。そして、本書で挙げられているそれぞれの注目事項とは、すなわち四季報に盛り込まれた内容に該当するってことが判明し、じゃあ決算書は無くても四季報でいいじゃん、って思えてしまえたのでした。
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Posted by ブクログ
企業分析ができるようになるために、決算書を読む勉強を始めており、何冊か関連書籍を読む中でこの本に手に取った。
本書は、話題の企業(2015年当時)の内情を決算書から分析していくというのが主な内容。
我々が持っている対象企業に対するイメージとは異なる本来の企業形態や、ニュースなどで日々流れる情報からは得られない企業の戦略や失敗を決算書を通して解説されている。
本書を通して、これまでイメージできていなかった、決算書を読んでいく中で注目すべきポイントを押さえることができたと同時に、改めて企業状況を分析していく上で決算書を読み込むことの重要性を理解できたと思う。
内容はそこまで難しくないが財務三 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は、これまで貸借対照表と損益計算書については理解していたが、キャッシュフロー計算書については深く理解できていなかった。
本書ではまず、なぜキャッシュフロー計算書が必要なのかを説明している。必要な理由としては、デフレの時代はものの値段が下がり、お金の価値が上がる(インフレの場合は、ものの価値が上がりお金の価値が下がる)ことから、会社が営業活動でどの程度お金を稼ぐことができ、事業を継続・維持する上でどの程度お金を使っているのかを知ることが重要だからである。いわゆる黒字倒産等も、キャッシュフロー計算書を読めばわかる。
損益計算書とキャッシュフロー計算書がどう違うかというと、損益計算書は資産とお金の -
Posted by ブクログ
知識を付けたくなるキッカケを与えてくれた素晴らしい本。
決算報告書なんてただの紙切れ、もしくは別世界の人が目にするものと思っていた。
しかし、自分でも見れて、経営者の考えを読み取れると言うことを教えてくれた。
この本の解説は、久しぶりに目からウロコが出た。
それからと言うものの、通勤時間もヒマな時間も有価証券報告書を見てしまう。
数字を見ながら、あーだこーだ考えている。何なら、自分の会社の分析もしてしまう。
いやー。面白い。
そんな事を気付かせてくれたこの本は、自分の行動や思考を変えてくれた意味で素晴らしい出会いだったと思う。
ぜひ手元に置いておきたい。
なので、星5つつける。 -
購入済み
話題になる前に
前巻に引き続き、各社が話題になる前に、分析がされているようで、楽しく読めました。まだ、話題になっていない会社の話をもっと見てみたい気もします。
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Posted by ブクログ
公認会計士である著者がヤマト運輸やZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイやソフトバンクなどの有名企業が行ってきた事業をもとに決算書を用いてその事業の舞台裏を会計知識の乏しい人でもわかりやすく解説した一冊。
著者の作品は本書以外にも読んだことがあるのですが、本書でも順を追って説明されており非常にわかりやすくてスラスラと読むことができて理解が進み、決算書から筆者が唱える日本経済の未来において重要なことが伝わってきました。
資本の回転速度と利幅という経営において大事な2つの点をもとにヤマト運輸やイオンといった有名企業の実際の決算数値をもとに分析されているのですが、行動の裏側を理解したうえで解説 -
Posted by ブクログ
ソニーや東芝、スカイマークなど最近のニュースによく登場する日本企業の決算書を分析する。特別な取材をすることなく、ネット上で誰でも見ることができる決算だけで、その企業の特徴や問題点をつかんでしまう。改めて決算書が万能であり、その完成度を知る。
まずはここ数年、不振企業の代表例として真っ先に話題にのぼるソニー。しかし、意外にも2014年の経常利益は黒字なのだ。が、その利益を上回る法人税が発生して、最終利益は赤字。儲けた以上のカネを税金として支払うという、信じられないことが、決算の世界にはあるらしい。
そして、親子喧嘩で有名になった大塚家具。経営者が父の時代と娘の時代で、その決算書は対照的。決算