前川修満のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
公認会計士の著者が最近話題となった東芝や大塚家具のような企業の財務諸表からニュースとなった話題を分析した一冊。
会計の知識がなくても、わかりやすく解説されており、非常に勉強になりました。
ニュースではわからないことも財務諸表から読み取れることが多くあることは本書を読んで一番感じたことですし、キーエンスのように名前をあまり知られていない優良企業も財務諸表からわかることには驚きでした。
数字は嘘をつかないとよく言いますが、本書では随所にそのことを感じました。かつ、日本の企業活動の今後、そして経営において大切なものは何かについても考えさせられる一冊でした。
ただ、本書は本の上部がアンカット仕様になっており、初め驚きました。内容がいいだけにその点は少し残念に感じました。 -
Posted by ブクログ
スイスイと読みやすいレベル感で、2-3時間くらいで読み切れる内容です。上手く纏まっています。
経理・財務系の新人が入門書として初めに読む本としては良いと思いますが、経験のある方にとっては簡単すぎる内容かもしれません。
なお、分析に使っているデータは古い(2015年時点)ものとなっていますが、取り上げられている会社の歩みと変遷を執筆時点までは振り返ることが出来るので、この本の内容に加えて自分で最新のデータまで調べて見ていけば、効率よく情報をアップデート出来るのかなと思います。財務諸表の見方もこの本を一読しておけば、簡単な箇所はわかるようになっていると思います。 -
Posted by ブクログ
前川さんの遺作。
世間を騒がせた企業について、財務面からその問題点を語ってみよう、というおなじみの切り口に加え、日本企業全般の傾向を取り出して、経営者はこういう財務政策をとるべきだ、そうすれば株価もあがる、そうすれば年金を通してみんなが豊かになる、といった言わば著者からの日本経済への提言といった趣の内容も。
結果として、対象としている読者層が、財務分析を勉強したい人なのか、株価が上がりそうな企業を探したい投資家なのか、上場企業の経営者なのか、よくわからずに拡散してしまったきらいがある。
ただ、もしかしたら著者は死期が近いことを自分でわかっていて、言いたいことを全部この本に詰め込んだのかもしれず、あまりそこを責める気は起きない。
今後、企業の経済ニュースを決算書から切り込む著者の文章を読めないと思うと残念。
ソフトバンクの営業キャッシュフローは相変わらず横ばいですよ、と天国の著者に報告したい。