【感想・ネタバレ】決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編のレビュー

あらすじ

経営に一番大切なこと、それは「資金繰り」です。その資金繰りや、どのような投資活動を行っているかなどのお金の流れをあらわしているのが、キャッシュ・フロー計算書。この書類を読み解くことで、企業の経営状態はもちろん、経営陣がどのような戦略をもっているのかもみえてきます。本書では、決算書を「読む」立場に徹した解説を行い、企業の経済状況を素早く、正確に知る方法をわかりやすく伝授します!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私は、これまで貸借対照表と損益計算書については理解していたが、キャッシュフロー計算書については深く理解できていなかった。
本書ではまず、なぜキャッシュフロー計算書が必要なのかを説明している。必要な理由としては、デフレの時代はものの値段が下がり、お金の価値が上がる(インフレの場合は、ものの価値が上がりお金の価値が下がる)ことから、会社が営業活動でどの程度お金を稼ぐことができ、事業を継続・維持する上でどの程度お金を使っているのかを知ることが重要だからである。いわゆる黒字倒産等も、キャッシュフロー計算書を読めばわかる。
損益計算書とキャッシュフロー計算書がどう違うかというと、損益計算書は資産とお金の合計を示しており、純粋なお金を示したものがキャッシュフロー計算書である。

キャッシュフロー計算書を読む上で必要なのは、
・営業CF→営業活動でいくらお金稼いだか
・投資CF→事業を維持していく上でいくらお金を使用したか
・財務CF→借金返済額はいくら程度か
の主に3点である。

特に会社の健全性を確認する上では、
営業CFと投資CFの合計であるフリーキャッシュフローがプラスであれば、稼ぐ力がある会社だということがかわる。

基本的に損益計算書とキャッシュフロー計算書に乖離がある会社についてはキャッシュフロー計算書を詳細に調べた方が良い。

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2019年08月27日

Posted by ブクログ

キャッシュ・フロー計算書にテーマを絞って書かれているため、
前作(黄本)と比べても格段に読みやすく、かつ実用性も高い。
あとはたくさんの会社の計算書を読んで、慣れるしかない。

本の後半、借金経営から会社のピンチを救った「餃子の王将」
大東社長の話が出てくるが、2013年に射殺されており、
著者も嘆いていた貸付金の貸付先に問題があったことが推察される。
ついつい一橋文哉の本が読みたくなってしまった。

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2018年04月20日

Posted by ブクログ

投資関連本。
キャッシュフローについて知りたい時期だったので、良かった。


●2024年5月11日、追記。

著者情報を書いておきます。

公認会計士・税理士・日本証券アナリスト協会検定会員
1960年石川県金沢市生まれ。同志社大学商学部卒業。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

キャッシュ・フロー計算書の最も大切なポイントのみを解説。これが非常に分かりやすくしかも実務にスグ役立つ。読者の興味をそそりながら、さらなる深奥に迫る展開。まるで小説を読んでいるような興奮を覚えた。サンプルとして出てくるJR東海、東芝、餃子の王将とお馴染みの企業ばかり。餃子の王将などはちょっとした感動秘話といったおまけつき。あっという間に読み終えてしまった。無味乾燥な実学の書をここまで楽しく読ませ学ばせるテクニックにただただ感動。

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2012年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さらっと読んだだけだけど、
キャッシュフロー決算書の重要さと
みかたはなんとなく分かりました♪

とても分かり易い。

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2012年01月14日

Posted by ブクログ

キャッシュフロー計算書の読み方を解説している本。基本的には営業キャッシュフローと財務キャッシュフロー、それから計算されるフリーキャッシュフローの三点に注目すれば良いことが分かりやすい実例を挙げて述べられている。大変読みやすい文章で一気に読むことが出来た。ここで得た知識をぜひ生かしたいと思う。

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2010年09月15日

Posted by ブクログ

キャッシュフロー計算書は、貸借対照表と損益計算書に並ぶくらい重要な財務諸表であると知り、慌てて読みました。

非常に分かりやすく、キャッシュフロー計算書を見る上での基礎はついたかなと思う。今後この本で学んだことを生かして、自分なりにいろんな企業のキャッシュフロー計算書を見ていくことでこの本を読んだ価値が上がっていく。それが実現できた際に、星を一つ増やそう。

粋なレビューしてもた

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2020年04月16日

Posted by ブクログ

日本では軽視されがちキャッシュフロー計算書。粉飾や現金の流れ、企業の資金繰りの状況の読み方がかなり要点を絞って説明されている。BS.PLしか読めなかったので入門として良書だった。餃子の大将、JR東海など事例が豊富で、実際に財務諸表にどう数字として現れるかがわかる。

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2013年03月07日

Posted by ブクログ

実際に存在する会社のキャッシュフローを例に、損益計算書との違いに触れ、読み方のポイントが簡潔にまとめられており読みやすかったです。

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2012年11月25日

Posted by ブクログ

最近ではPLよりCFの方が重要視されているが、その理由やCF計算書の見方について解説されている。東芝や王将など、実例に基づく説明がわかりやすい。CF計算書が日本で作成されるようになってからまだ20年程度とのことであり、今後CF分析はより重要視されるだろうと感じた

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

基本的な決算書の読み方は分かる。
そこからステップアップして、重要な点を効率よくピックアップして読み込んでいくにはどうすればよいかという人に向いている。
内容はシンプルだが重要な説明が多い。

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2020年02月16日

Posted by ブクログ

採点辛いが微妙。フリーキャッシュフローを営業CF+投資CFとしてるところが‥。入門編だから仕方がないのかな。あと142ページの「なぜ倒産しそうな会社に銀行は金を貸したか?」という部分、ちと違うとおもう。

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2015年04月18日

Posted by ブクログ

読みやすいのと、内容と話のポイントをコンパクトにまとめてある感じがしました。詳しい人には物足りないかもしれないですが、出来るだけ単純にしてあるところがいいと思いました。

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2010年10月12日

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